6歳の時に小学校の入学式があり
翌日俺のクラスの1年1組に行くと
これから学校で使うものリストを貰い
文房具屋で購入するよう書いてあった
その中には算数セットや絵具セットや
机の引き出など準備する必要があり
この事を父親に伝えると引き出しは
自分が作ると言い出した
そして休みの日に作ってくれたが
初心者の日曜大工で作ったから下手で
木のつなぎ目をくぎで打ったが弱くて
ガムテープで補強されてる
でもそれしか用意してくれなかたので
仕方なくその引き出しを持って行き
みんな市販のカッコ良い引き出しの中
俺だけぼろくてダサい引き出しだった
(ノД`)・゜・。
俺の引き出しを見たクラスの子達に
オンボロと馬鹿にされてしまったが
それを聞いてた先生が「手作りの
引き出は素敵よ」と誉めてくれた
その後皆からバカにされる事が無く
無事に何も気にせず使える様になって
そこに教科書やノートや筆箱を入れ
こっそりおやつのパンも入れてしまう
ウフフ♪(。-艸・。)
翌日から授業が始まり当時の時間割は
月曜から金曜日まで4時間授業で
土曜日は3時間目までの授業で終わり
今とは違い土曜は半ドンだった
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手作りの机は補強されてると言え
ガムテープでぐるぐる巻きだから
使っていく内にガムテープが剝がれて
だんだん弱々しくなっていった
そして1ヶ月も使ってるとグラグラし
だんだん木のつなぎ目が開いてしまい
引き出すたび机のどこかに引っかかり
更に壊れていってしまった
それを父親に話すと「やっぱダメか」
そう言って失敗作だったことを認め
今度の休みにもっと丈夫な物を
作り直すと約束してくれる
しかし日曜大工初心者の父親じゃ
何だか心配になってしまい俺は
「丈夫なの作れる?」と聞くと父親が
「大丈夫任せろ!」と豪語してた
ミα(゚Д゚ )マカセロ!!
次の休日父親は早速銭湯から貰った
木材を切り始め今度は机のつなぎ目を
凸凹の形にして本物の大工の様に組み
何だかプロっぽい事を始めた
机の制作を見てた俺はその作り方に
凄く感心してしまい「凄いじゃん!」
そう言うと父親は「この方法は
知り合いから教わったんだ」と言う
どうやら友達に大工が得意な人がいて
その人から家具製作の基礎を教えて貰い
今作ってる机は凄く良い物が出来そうで
安心してワクワクしながら完成を待った
+ (o゚・∀・) + ワクワク+
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机はこの日中に完成させられず
翌日も休日だったから父親は続きをし
母親が夕飯の準備をし始めた頃やっと
俺の机を完成させてくれた!
完成した机はガムテープの補強が無く
木のつなぎ目を凸凹にして組んであり
更にくぎを打ち込んで頑丈さが増して
やっと家具らしい作りになってた
これで俺が乱暴に使っても壊れず
ずっと使い続けられる気がして
授業中こっそり菓子パンを食べる時の
連続した開け閉めにも耐えられそう
(∩´∀`)∩ワーイ
その後何も問題なく使い続けてたが
ある日授業中俺がこっそりあんパンを
小さくちぎって食べてた瞬間!
後ろの席の女子に見られてしまった!
その場で女子が大声で「先生!
この子あんパン食べてる!」と叫ばれ
俺はパンを没収され叱られると感じ
恐怖で冷汗が出てしまった
そして先生が来て強制に引き出しを
「ガバ!」と開き何も言わずに俺の
あんパンを没収されて先生が戻り際
俺のあんパンで頭を叩いて行った
その後何事も無く授業が再開したけど
俺は他にもお菓子を引き出しに隠し
こっそり食べてる子を知ってたけど
その子達に睨まれてて言えなかった
(乂`ェ´*)イウナヨ