
6歳の時父親に将棋を教えて貰って
父親と将棋をするようになったけど
全然勝つ事が出来ずハンデを貰っても
全く勝負にならなかった
(;д;)グスン
そこで友達に相談すると山崩しと言う
将棋の駒を山にして駒を崩さない様に
1つ1つ駒を取る将棋を教えて貰って
これなら勝てるとお墨付きを貰った!
そして家に帰り父親と早速山崩しで
勝負しようと誘い俺は教わった通り
箱から駒を出さずそのまま将棋盤の
上にひっくり返しそっと箱を上げる
すると駒が山になってセットされて
この状態から山を崩さずそっと取って
山を崩すか最後の1個を取った方が
勝者になるルール
実際に父親とやってみると父親は結構
不器用みたいですぐ山を崩してしまい
俺は父親より不器用じゃなかったので
ほとんど負ける事が無かった
なので楽しくなって何度も山崩しをし
普通の将棋じゃ勝てないけどこれなら
父親に勝つ事ができるからこの瞬間
俺の本当の将棋の才能が目覚める!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
でも父親は「これ本当の将棋じゃなく
ただのお遊びだぞ」と言い俺の将棋の
才能がこんな形で開花して「これで
本当に良いのか?」と言う顔をしてた
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ある日の日曜日俺は昼間暇になって
父親と普通の将棋をしようと思い立ち
リビングに行くとぐっすり昼寝してて
起こしてやろうと思った
そして俺は父親の体を揺すり「将棋を
一緒にやろう!」と言うが全然起きず
何度も揺らし続けるとやっと目覚めて
目をこすりとても眠そうだった
(´ぅω・`)ネムイ
しかし俺はそんな事お構いなく父親に
「将棋しよう!」と言い将棋盤を出し
父親も仕方ない顔をして駒を並べ始め
無理やり将棋を始めてしまう
俺は父親が眠そうに将棋をしてるから
「もしかしたら今なら勝てるかも!」
と思ったけどやっぱり全然歯が立たず
「少しは手を抜けよ」と思った
なので次は夕食後父親が晩酌するから
それで酔払ってる時なら勝てると思い
お酒を飲んで上機嫌の時を狙い将棋の
勝負をしようと言ってみた
すると父親はOKしてくれて早速始め
なんと!序盤俺が優勢になる事が出来
「これなら勝てる!」と勝利を確信し
だんだん嬉しくなってきてしまった!
でも後半父親が圧倒的に不利なのに
どんどん俺の駒を取って行ってしまい
あっという間に逆転されて俺はまた
ボロ負けてして泣いてしまった
ヽ(`Д´)ノウワァァァァァン
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とある日の日曜日テレビを見てたら
将棋の対局番組が放送してて数分だけ
見続けたら音楽もなく棋士は無言だし
つまらない番組に感じた
しかし途中で大きな将棋盤を使った
解説の場面が映りここは説明しながら
棋士のプレイを再現してくれて思わず
解説を聞きながら見入ってしまった
でも結局解説者が何を言ってるのか
全然解らずまた場面が切り替わって
棋士が駒を置くパチン!と言う音だけ
テレビから聞こえてくる
なので将棋は知ってるけど難しい事は
全然理解できないず将棋の対局番組を
見るのをやめてしまい将棋の難しさも
思い知ってしまった
この事を父親に話すと「本物の棋士は
何千通りの勝ちパターンを暗記してて
素人じゃ全く歯が立たないんだよ」
と言って将棋の奥深さを痛感した
そしてまた将棋の対局番組を見ると
やっぱり何を言ってるのか理解できず
ただ解説者のお姉さんが美人さんで
それだけはとても良いと思う
この事で将棋があまりにも難しすぎて
勝つのが不可能な世界で諦めてしまい
山崩しなら誰にも負けない気がして
俺は山崩しを極める事にした!