17歳の時
生れて初めてスキーをする事になり
半強制的に連れていかれた。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
スキーに行こうと誘ってきたのは
友達の山本君と言う人で
スキーに完全にはまってしまい
行きたくてしょうがないらしい。
この誘いに俺は
正直スキーに行きたいと思わず
誘われたとき断ってた。
(´;д;`)ヤダ
その訳は
初心者だと最初あのかっこ悪い
足を内側に曲げて滑る
ボーゲンから始めないとならない。
自分がボーゲンの格好をして
コースを滑ってる事を想像すると
あまりにカッコ悪くて
全然女性にモテる気がしない。
当時の俺は
女の子にモテたくて一生懸命で
原宿のミルクボーイに行き
最先端お洒落でカッコつけてた。
しかし山本君がスキーの
滑り方講習のビデオを用意して
俺に熱くスキーの良さを語り
女子にモテると説得してくる。
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そして山本君の強引な押しに負けて
結局行く羽目になってしまい
スキー用具を準備する事にした。
ε-(・д・`;)フゥ…
でもスキー用品は
どれも凄く高くて手が出ず
山本君の提案で
用具一式をレンタルする事にした。
しかしレンタルのスキーウェアーは
レンタル物が凄くカッコ悪いから
ウェアーだけ買って行った。
(´∀`*)ウフフ
俺はこの時
当時1番ナウいと思われる
黒に青のラインが入った
ウェアーを購入する。
山本君は
修学旅行でスキーに行ったので
既にスキー用具一式があり
何も買うものが無かった。
そしてスキー場は
金沢の「白山セイモアスキー場」
ここに2泊3日の予定で
すべりに行こうと決めた。
そして我々は
スキー用具を持っていくのが大変で
クロネコのスキー場配達便を使い
用具一式を旅館に送ってもらった。
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当日我々は
電車で金沢に行く事になり
片道4時間かけて向かって行き
移動だけで疲れてしまった。
そして旅館に到着したら
山本君が「スグに滑りに行こう」と
疲れた俺に元気ハツラツで言うので
休む間もなく行く事にした。
スキー場は
すぐ裏の山に入り口があり
歩いて5分位の所でとても楽ちん。
*゚。+(n´v`n)+。゚* ワーィ♪
スキー場についた俺は
早くボーゲンを卒業したいから
山本君にすべり方を教えてもらい
速攻初心者コースに向かった。
しかし
初めてスキーを滑る俺にとっては
ボーゲンすら難しく
ヨタヨタ初心者コースを下ってた。
途中で止まって
この初心者コースを見渡すと
小さな子供ばかりで
その子達にすら追い抜かされてる。
スキーに来る前に映画の
「私をスキーにつれてって」を見て
すべり方を勉強し憧れて来たのに
ダサすぎる今の姿に悲しくなった。
(ノД`)・゜・。
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ボーゲンを練習し始め
3時間位たった頃
幼稚園児も追い抜かせる様になり
完全に極める事が出来た!
。+⌒Y⌒ヽ( *'ω')ノヒャッホ-ィ
なので1人で中級者コースにいる
山本君を呼び
足を揃えて滑る「パラレル」を
教わる事にした。
すべり方のコツは
体重をかかとにかけて
お尻をプリプリして方向転換し
上手くこぶを避けて行くらしい。
そして早速俺は
お尻プリプリした時
実が出るのが心配だったけど
初心者コースで練習し始めた。
しかしパラレルが結構難しくて
お尻で方向転換すると
横滑りして転げ落ち
なかなかコツが掴めない。
そしてまた立ち止まり
初心者コースを見渡すと
小さい子達も何人かパラレルで
上手に滑ってるのが見えた。
それを見た俺は
自分が全然カッコよく滑れなくて
女子にモテる事夢見て来たのに
悲しくなった。
(´;ω;`)シクシク
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その後俺は
かっこよく滑ってる自分の
理想の姿を思い浮かべ
必死にパラレルを練習した。
パラレルを練習し始め
2時間位たった頃
小学生も追い抜かせる様になり
完全に極める事が出来た!
_/\○_ヒャッ ε=\__○ノホーウ!!
しかしこの時
スキー場が閉まる時間が迫ってて
あと数回しか滑る事が出来ない。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
なので残り数回は
中級者コースに行って滑り
更にうまく滑る事を目指した。
そして中級者コースに行き
意気揚々と滑り始めたら
いきなりこぶがあり
豪快にひっくり返ってしまった!
そんな俺の真横を
小学生が勢いよく滑って行き
雪をバサーとかけられ
「邪魔どけ」と言われた気がした。
そして俺は
その小学生を唖然として見てたら
凄く上手に滑っててムカついたので
必ずパラレルを極めると誓った!