8歳の時
ローラースケートが大流行した。
この頃の
クラスの男子全員は
ローラースケートが出来る状況だった。
学校が終わると
クラスの子たち全員
ローラースケートを履き
外に飛び出して遊んでた。
でも俺は
ローラースケートを買ってもらえず
みんなと遊ぶ事が出来ない。
(;д;)グスン
しかし
親に買ってと言ってねだっても
どうせダメと言われるだけだから
何も言わずに我慢してた。
友達がローラースケートを履き
俺が徒歩の状態で遊びに行くと
いつも友達に追いつけず
離れてしまい家に帰る。
そんな状況が
何か月か続いてた。
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そしてある時
父親が会社の帰りに
お土産を買って来てくれた!
それは
なんと!ローラースケートだった!
ケチな俺の親が
ローラースケートを買ってくれるなんて
まるで奇跡のだった!
オォォー!!w(*゚ロ゚*)w
そのローラースケートの箱に
値札が貼られてたので見てみると
「11000円」と書いてあり
もの凄い高い物だと解った!
でも
このローラースケートは
靴と一体型でなく
既存の靴にくっつけて履くタイプ。
しかし
これでも十分嬉しい!
(((o(*゚▽゚*)o)))
そして次の日学校で
ローラースケートを買った事を
友達の「星正弘」君に伝え
走り方を教えてもらう事にした。
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そして学校から帰り
早速ローラースケートの初歩の
履き方から教わった。
このローラースケートは
靴のサイズに調整できるように
前後に伸縮させられるタイプ。
これで自分の靴のサイズに調整して
つま先をと足首をベルトで抑え
これで装着完了する。
( ´ー`)フゥー...
そして立ち上がってみると
スグバランスを崩して
尻餅ついてしまった。
それを見た星君が
「どちらかのつま先のブレーキを
地面につけて立つんだよ」
そう言われてやってみた。
そしたら
全く問題なくたつ事が出来た!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
この時俺は
「星君ってローラースケートの
本物の天才なんだ!」
そう思い神の様な気がした!
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そして俺は
星君の指導の下
走る練習をし始めた。
最初星君が
「自分の走り方を見てて!」
そう言うので観察しみてた。
星君は
凄く上手にスイスイ走り
まるで地面を滑っているようだ。
それを見ていた俺は
自分も走りたくて
星君の真似をしてみた。
( *゚Д゚))フムフム
しかし俺は
最初何も解らず
その場でタイヤを前後に動かすだけで
全然前に進めない。
この状況を星君に伝えると
「つま先のブレーキで
地面をけって走るんだよ」
そう言われたのでやってみた。
そしたら
まだ全然下手くそだけど
前に進む事が出来た!
ヾ(*´∀`*)ノ
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このとき俺は
ローラースケートで初めて走れて
凄く興奮してた!
そして
星君みたいに速く走りたくて
つま先のブレーキで
思いっきり地面をけってみた!
そしたら
前のめりに吹っ飛んでしまい
空中を走って転んでしまった!
ギャー!ε=ε=(*ノ>Д<)ノ
でも俺は
転ぶ事など関係なく
とにかく地面をけりまくり
バランスを取って走る練習をした。
しばらくすると俺は
何とか走れるようになって
ようやく形になってきった。
( ´ー`)フゥー...
しかし星君は
俺の練習中退屈だったみたいで
「団地1週の競争しよう!」と
話を持ち掛けてきた。
俺は
ここまで走れるようになった自分が
天才だとのぼせ上って
負ける気がせず快く競争を承諾した!
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そして俺は
星君とローラースケートの
団地一周の競争を始めた!
そうすると
あっという間に星君が離れて
気が付いたら見えなくなり
完全に完敗してしまった。
俺は
自分の走り方が悪すぎて
全然スピードが出なかったのだ。
(´;ω;`)シクシク
星君の走り方を思い出すと
片足ずつ綺麗に前後させ
凄くスマートに走る。
ヾ(⌒(ノ゚∀゚)ノオォォォ♪
それを見た俺は
ブレーキで地面を蹴ってない様に見え
「上手いとあんな走り方が出来るんだ!」
そう思い感動してしまった!
しかし実際に
ブレーキで地面をけらない走をしてみると
全く前に進まず
その場で足が前後するだけだった。
俺は
しばらくの間それに気が付かず
足を前後に動かし必死に練習して
足が筋肉痛になってやっと無理だと解る。