我々家族は
チケットも持たずに
サーカスを見に行く事になった。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
チケットは
前売りチケットが売り切れて
事前に購入できなかった。
仕方ないので
とりあえず現地に行き
キャンセルチケットを買おうとしたが
それすら購入できなかった。
そして最終手段として
ばた屋からチケットを購入し
入場する事となる。
こうして我々4人家族は
無事にサーカス会場に入場していった。
我々は
買ったチケットに書いてあった
指定された席に向かって行った。
しかし
俺が座るはずの席に
母親とその子供らしき人が座ってる。
(○´・c_・`○)オヤオヤ??
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
母親は
俺の席に誰かが座ってるのに気が付き
「そこ我々の席なんだけど~」
そう言ってどいてもらおうとした。
そうすると
そこに座っていた母親らしき人が
「すいません1人分しか買えなくて~」
(´;ω;`)シクシク
そう言って来たが
俺が座る事が出来なかったので
とりあえずどいてもらった。
しかし
子供1人残し会場を出る訳にもいかないようで
「ひじ掛けに座らせもらっても良い?」
そう俺に言ってくる。
俺は
当時体が小さく特に邪魔にならないと感じ
「良いよ~」と返事をした。
(・∀・)イイヨイイヨー
それを聞いていた母親は
何か文句を言いたそうな顔をして
「本当にそれで得良いの?!」
そう俺に言ってくる。
しかし俺は
1人分しかチケットを買えなかった親子が
何だか可哀そうになってしまい
ひじ掛けに座る事に我慢した。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
そしてサーカスが始まり
凄くワクワクしてきた。
((o(*´∀`*)o))わくわく♪
サーカス団の演技は
とても人間が出来る演技じゃなく
まるで魔法を使っている様な事をしていた。
火のついたバトンを回し
ありえない高さの空中ブランコで回転し
トランポリンで10m位の高さまで飛ぶ。
俺は
この生れて初めて見るサーカスに
大興奮していた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
でも次第に
俺のひざ掛けに座っているおばさんが
邪魔に感じてきてしまった。
それは
おばさん側の端の方が
だんだん見えずらくなってきた。
しかし俺が
良いよと言った手前どいてもらう事も出来ず
我慢するしかなかった。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
そして
30分位過ぎたころ俺は
ふとある事に気が付く。
それは
「ひじ掛けにずっと座り続けて
よくお尻痛くならないな~」
そう感じてきた。
そこで俺は
「ひじ掛けに座っててお尻痛くないの?」
そう聞いてみた。
( ゚Д゚)ダイジョウブ?
そうすると
そのひじ掛けに座ってた母親が
「うん良いの」と答えた。
でも俺は
「絶対お尻痛いだろ!」と感じた。
(>_<)イタソウ
そして俺は
その母親にある提案をしてみた。
それは
「椅子に座っている子供を
自分の膝の上にのせて座りなよ」
そう言ってみた。
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そうしたら
ひじ掛けに座っていた母親が子供に
「膝の上に座って見よう」
そう言ってくれた。
でもその子供は
「絶対やだ!」と駄々をこねる。
でも母親は
その子供を説得してみるが
膝の上に座って見る事を完全拒否してる。
ヾ(≧Д≦)ノヤダヤダ
それを聞いていた後ろの席の人が
「俺もひじ掛けに座られると見えにくいから
何とか子供と椅子に座れないかい?」
そう言ってきた。
そしてひじ掛けの母親は
再度子供を説得するが
その子は「イヤイヤイヤ!」と
超絶頑固に抵抗してくる。
それを聞いてしまった
俺と後ろの席の人は
もう諦めるしかなかった。
俺の母親もその会話を聞いていて
何も言う事が出来なかったようだ。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
俺は
仕方なくこのまま
会場の端が見えにくい状態で
サーカスを観戦し続けるしかなかった。
このとき俺は
なんで椅子に座ってるこの子は
母親の膝の上をこんなに拒否するのか
非常に不思議だった。
そして
ひじ掛けに座り続けている母親も
さすがに疲れて来たのか
地面にしゃがんだりして休憩している。
でも
地面にしゃがむとサーカスが見えない為
スグに俺のひじ掛けに座る。
そんな風にしてその母親は
ひじ掛けに座り続けサーカスを見ていた。
( ゚Д゚)ダイジョウブ?
俺は
そこまでして子供為にひじ掛けに座り
お尻が痛いのを我慢するなんて
「凄い母親だな」と感心した。
そんな姿を見せられたら
もう見えにくいのを
我慢して見るしかなかった。
(*´゚д゚`*)ムムム
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そして
サーカスの公演が終わり
我々も会場の外に出た。
正直俺は
ずっと見えにくくて完全に楽しめてない。
(*´益`*)アァ~
でも子供の為に
永遠俺のひじ掛けに座り続けた母親に対し
称賛する気持ちの方が大きい。
このサーカスは
非常に見にくかったけど
特に悔いが無かった。
でも俺の母親は
まだブツブツ文句を言っていいる。
(# ゚Д゚)プンスコ
このとき俺は
「俺とひじ掛けに座っていた母親の
2人の問題なんだから気にするな」
そう思っていた。
その後
母親がビニール袋に入った
仮面ライダーの綿あめを買ってくれて
弟と顔中綿あめだらけになりながら食べた。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
そして車の中で父親が
「あのひじ掛けに座っていた母親立派だったな」
そう言っていた。
( *゚ェ゚))フムフム
それを聞いた俺は
俺と同じ気持ちを感じた事に対し
「男にしか解らない事なんだな」
そう思った。
でも母親は
車の中でもずっと父親に向かって
俺のひじ掛けに座っていた母親の
文句を永遠ぶつくさ言っている。
俺は
とりあえずサーカスを見られたから
もう良いよと思い
そのまま寝てしまった。
そして
目が覚めたらそこは
我が家じゃなく焼肉屋だった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°オォォォ
「何でここ?」と俺が聞いたら
父親が耳元で
「ママ機嫌悪いからパパのおごりで約肉食べよう」
そう言ってきた。
このときの俺は
理由なんてどうでも良く
夕飯が焼肉になった事でもの凄く喜んだ!