6歳の時
三郷団地の7‐11‐603に住んでいて
1階に「タジマショッピング」と言う
大きなスーパーがあった。
俺は
このスーパーの中にあるおもちゃに
よく1人で行っていた。
ランラン♪((ヽ(*'ェ'*)ノ))♪
そのおもちゃ屋に行くと
まるで夢の王国みたいに
玩具がたくさん並んでて
その場にいると幸せな気持ちになれた。
そこには
おもちゃのサンプル品で遊べる
小さな広場があった。
当時の三郷団地は
第2次ベビーブーム真っ最中で
子供達がそこら中にあふれてる
今じゃ想像つかない町並みだった。
そのせいもあってか
おもちゃ屋も広いスペースがあり
子供が遊べる小さな広場が作られていた。
当時の小さい子達は
母親が買い物をしている最中
そこで遊んで待つ事が出来た。
ヾ(*´∀`*)ノ
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このおもちゃ屋の広場には
「ミクロマン」「ロボダッチ」
「ミニカーの立体駐車場」等
たくさんの玩具が置いてある。
その中でも俺は
ミニカーの立体駐車場が好きで
住んでいる団地の1階だから
よく1人で遊びに行っていた。
でも
そこに遊びに行くと
たまに立体駐車場が既に取られてて
ミニカーで遊ぶ事が出来なかった。
そんな時
他の玩具で遊べばよかったのだけど
ミクロマンもロボダッチも好きじゃなく
スグに家に帰ってしまった。
そして
家にある大量のミニカーで
立体駐車場無しの遊びをした。
サミシイ(*´゚д゚`*)
このとき俺は
「こんなにミニカーがあるのだから
猛烈に立体駐車場が欲しい!」と
遊ぶ時いつも感じてた。
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ミニカーは
父親が会社帰りによく買ってくるので
かなりたくさんあった。
更に
父親の友達の柴沼さんが遊びに来る時
いつもお土産で買って来てくれてた。
でも
立体駐車場だけがなく
ミニカーで遊ぶ時なんか寂しい。
(´・ω・`)ショボーン
でも
この立体駐車場が
ついに手に入る時が来た!
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
俺の誕生日
お婆ちゃんが家に遊びに来てくれた。
そしたら
「誕生日だから
好きなおもちゃを買ってあげる」
そう言ってくれた。
この時すでに俺は
立体駐車場が欲しいと決まってたので
真っ先に立体駐車場を指名した!
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そして俺が
ミニカーの立体駐車場を欲しいと言ったら
値段を見た途端驚いていた。
(;゚Д゚)ワォ
いくらか解らないが
結構高いものだったらしい。
でも俺は
これが欲しいと駄々をこねたら
立体駐車場を買ってくれる事になった!
ヤタ───ヽ(・∀・)ノ───!!
そして
買ってもらった帰り道
凄く嬉しくなって
歌を歌いながら家に帰った。
家に到着したら
スグ立体駐車場の箱を開けて
ミニカーで遊びだした。
その立体駐車場は
6階建ての立体駐車場で
ミニカーを30台も駐車出来た!
しかも
ミニカーのエレベーターは
天井部分にくるくる回すつまみがあり
それを回すとエレベーターが上がる!
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俺は
超絶ワクワクしながら
エレベーターにミニカーをのせて
ミニカーを駐車できる階に上げてみた。
そこで
エレベータのスイッチを押すと
駐車場までの道が少し下ってて
ミニカーが自動で発信する。
そして
自動に駐車場に収まり
ストッパーで停車する。
ミニカーを出す時は
ストッパーを外すスイッチを押すと
駐車台の後ろが持ち上がり
坂になってる道を自動で下る!
この当時の玩具としては
もの凄い最新テクノロジー満載の
高性能おもちゃだった。
(ノ・ω・)ノオオオォォォ-
俺は
この立体駐車場に凄く感動して
朝から晩まで全く飽きずに遊んでた。
(ΦωΦ)ふふふ・・・・
しかし
ずっと家で遊んでいると
母親に「お外で遊びなさい!」
そう言われて外に出されてしまう。
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外に出されると俺は
団地の真下の公園か
おもちゃ屋に遊びに行った。
おもちゃ屋に行ったある日の事
新しいおもちゃが
入荷してるのに気が付いた!
そのおもちゃは
木製の「宇宙戦艦ヤマト」だった!
しかも
値段が20000円もして
全長1m位ある超巨大ヤマト!
( ゚Д゚)オォォォォ
当然そんなもの買う事なんて
到底できない。
なので
せめて中身だけでも見たいと思い
箱を開けてみる事にした。
その箱を手に取ると
ずっしりしてて凄く重たく
「さすが木製ヤマト」と言う感じだった。
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木製ヤマトの箱を開けると
いくつかのパーツに分かれていて
どうやらプラモデルみたいな
組み立て式だった。
しかし胴体部分は
組み立てる必要がなく
丸々無垢の木製ヤマトが入ってた。
どうやら
完全な無垢の木からの削り出しみたいだ。
俺は
その宇宙戦艦ヤマトを見て
「絶対これ欲しい!いつか買う!」
そう決意した。
しかし
よく考えると2万円なんて
今の俺にとって天文学単位の金額。
・゚・(*ノДノ)・゚・ムリダ
当然こんな物かってくれるはずもなく
完全に諦めてしまった。
ショボ──(´・ω・`)──ン
しかし
それでも諦めきれない俺は
おもちゃ屋に行くたび売り切れてないか
必ず確かめていた。