9歳の時のクリスマス
母親がクリスマスプレゼントとして
玩具1個買ってくれる事になった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
この頃の俺は
毎日のように玩具屋に行き
玩具をずっと長時間眺めて
買いたい欲を抑えてた。
欲しいおもちゃを眺めてると
その玩具で遊んでる妄想が膨らみ
少しだけ物欲を我慢でき
いつか買おうと目標が出来た。
なので俺は
クリスマスに買ってくれる物は
もう既に決まってて
母親にその玩具の値段を教えた。
その玩具は
3500円のロボットのプラモデル
「ダイオージャ」だった!
(´∀`*)ウフフ
ダイオージャは
プラモデルなのに全長50㎝もあり
中に豆電球を仕込むと
各箇所が光るようになってる。
これは
当時最大のプラモデルで
最新技術を投入した
まさに最強ロボダイオージャだ!
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当時住んでた三郷団地には
商店街の玩具屋と
2件あるスーパーの玩具屋の
合計3か所あった。
その中でも商店街の玩具屋は
クリスマス用と伝えて玩具を買うと
ここの従業員がのサンタの格好で
各家庭に玩具を配達してくれる。
しかも凄くド派手な装飾を付けた
商用のワーゲンビートルを使い
各家庭に配達してくれるから
車を見るだけでも気分が楽しい。
なので俺は
どうしてもプレゼントを
サンタに持ってきて欲しかったので
商店街の玩具屋で買う事にした。
このクリスマス用配達の受付は
12月15日からだったので
これを母親に伝え15日が過ぎたら
お金をもらって買おうと計画した。
それまでの間
毎日おもちゃ屋に行って
ダイオージャを長々見つめ
欲しい気持ちを膨らませてた。
そんなある時
ダイオージャの箱を開けて
説明書を見てみると
なんと!豆電球が別売りだった!
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どうしても俺は
ダイオージャを光らせたいので
豆電球を先に買い揃えて
準備万端にする事にした。
そして説明書に書いてあった数の
豆電球と電池ボックスを買い
もう後ダイオージャが来れば
超かっこよく光らせる事が出来る!
その後また玩具屋に眺めに行くと
玩具屋の店員に「毎日来てるけど
欲しい物があるの?」と聞かれた。
( *゚ェ゚))フムフム
どうやら俺は
毎日来てるからさすがに覚えられ
店員に玩具買って貰えない子と
見られてしまってたようだ。
この返答に俺は
「欲しい物あるから
いつか必ず買うよ」と答えて
また玩具を眺めてた。
この時の俺は
玩具を眺めてると凄く幸せで
妄想が膨らんでワクワクし
その玩具で遊んでる気になれる。
そしてニヤニヤしてる俺を見て
玩具屋の店員が変な人に感じ
声をかけて来たに違いない。
(ΦωΦ)フフフ…
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当時の俺のお小遣いは
1月たったの500円しかもらえず
いつもガンダムカードと
300円のプラモデルで消えてた。
なので高い買い物が出来る時は
誕生日とクリスマスと
お正月にお年玉をもらった時で
その時以外ずっと貧乏だった。
そして12月15日になり俺は
母親からお金をもらって
クリスマスプレゼントを買いに
スキップして玩具屋に行った。
そこで買ったのは
もちろんダイオージャを買い
クリスマスに配達してもらう
手続きをした。
そしてこのとき玩具屋が俺に
「配達料金500円かかるけど
大丈夫そう?」と聞いてきた。
(;゚Д゚)
しかし俺は
ダイオージャの本体の料金しかなく
配達料の500円を用意して無い。
仕方ないので俺は
配達料の500円が無い事を
玩具屋に伝えた。
(ノД`)・゜・。
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配送料が無い事を伝えると
玩具屋が「それじゃ配達できんよ」
と当り前のことを言って来た。
その事を聞いた俺は
家に戻って母親から
配達料をもらいたかったけど
きっともらえないと解ってた。
俺の母親は
玩具を持ち帰って来れるのに
わざわざ配達してもらう為の
料金なんてくれる訳がない。
しかしどうしても
サンタに持ってきて欲しかった俺は
試しに店員に配送料もらえない事を
素直に話してみた。
するとおもちゃの人が
「なら特別に配達料の500円
おまけしてあげるよ」と
大サービスをしてくれた!
そしておもちゃ屋が
「毎日おもちゃを眺めに来てて
凄く欲しそうにしてたから
今回だけ特別ね」と言ってくれた!
でも母親に毎日玩具を買わず
長時間眺めに来てるから
配達料無料になったなんて言うと
きっと怒られる気がし秘密にした。