日本企業の「SkyDrive」社は、空飛ぶ車を開発しました。
この車は、どう見てもドローンですが、車だそうです。
これの最大の特徴は、バッテリー駆動と、プロペラ式です。
今までの空飛ぶ車は、ガソリンエンジンと、翼が付いていました。
しかしSkyDriveは、省スペースをコンセプトにしています。
その為、電気駆動式にし、翼を無くし、垂直離陸を可能にしてます。
これにより、自動車2台分のスペースで、駐車できます。
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SkyDriveは、まだ試作品しか完成していません。
大きさは「高さ2m」「幅4m」「長さ4m」で収まるように完成。
2020年8月25日、SkyDriveの試作品が披露されて、実際に飛んでみました。
飛行時間は4分間でしたが、最大で10分飛べるそうです。
でも、飛行時間たった10分じゃ、実用的ではありません。
しかもプロペラには、ガードが無く、危険です。
その為、まだまだ改善していく予定だそうです。
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SkyDriveは、4か所プロペラがあり、1か所につき2個プロペラが付いてる。
その為、合計8個のモーターが使われています。
つまり、プロペラ1か所に対して、2個のモーターが付いています。
なので、1個のモーターが壊れても、もう1個のモーターで飛行できます。
この様に、1か所に2個プロペラを付けて、安全性を確保しています。
飛行安定性は、AIがしてくれる為、人は方向操作のみで平気です。
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デザインにもこだわりがあり「空飛ぶ白い白鳥」が、コンセプトです。
でも、流線型のボディーに、仕立ててあります。
白鳥とは、程遠いいですが、本当に白鳥の形だったら変ですよね。
このデザインは「夢とカリスマを盛り込んだ空飛ぶクーペ」です。
メインカラーを、パールホワイトにし、空飛ぶ雲をイメージしています。
この様に、一般販売を目指した、デザインになっています。
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SkyDriveは、2023年に完成予定。
このベンチャー企業は、15億円の資金集めに成功しました。
富士通、NEC、パナソニック、ソニーを含む100社がスポンサーです。
この時、技術力を示す為に「cargo drawn」と言う物を、開発しました。
これは、人は乗れませんが、30㎞の荷物を運べるドローンです。
「飛行速度40㎞」「飛行時間15分」「機体重量25Kg」と、小型です。
小型ですが、30㎏の荷物を、15分間も運び続けられるなんて驚異的です。
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SkyDriveは、まだ試作段階ですが、完成形が既に決まっています。
「全長4m」
「全幅3,5m」
「高さ1,5m」
「搭乗人数2名」
「重さ500㎏」
「飛行速度100㎞」
「飛行時間20~30分」
「飛行高度500m」
完成した暁には、この性能が実現します。
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完成形は「SD-XX」と名付けられています。
「SD-XX」は、タイヤが付いていて、道路も走行もできます。
「走行速度60㎞」「走行距離20~30㎞」
自動車と比べたら、実用性が低いですね。
でもこれは、あくまで初期型の完成型であり、今後更に進化させます。
その為には、バッテリー性能の進化が、大きなカギになります。
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今回開発された、SkyDriveの詳細技術仕様は、公開されていません。
まだまだ試作段階と言う事です。
運転席は、カバーが無く、雨、雪、ヒョウ、落雷に、無防備です。
ボディーもまだ、防水ではなく、中の部品に浸水します。
バッテリー性能も、まだまだ低く、性能強化の為の研究が必要です。
運転席のカバーや、ボディーの防水は、スグに何とかできそうです。
でも、バッテリー性能は、結構難問かもしれません。
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SkyDriveは、まだ飛行時間も短く、車としての実用性はありません。
でも、これを完成させ、空飛ぶ車を世界で最初に販売する事が目標です。
低性能でもとにかく販売する事は、凄く大きな実績と、意味を持ちます。
もし日本で許可を取り、量産販売を開始すれば、歴史に刻まれます。
世界で最初の「空飛ぶ車」として。
その意味があり、実用性が低くても、販売にこぎつけるようとしています。
この性能の低さで、販売を急ぐ意味は、きっとそこにあるのでしょう。
そうすれば、今後の資金調達も楽になります。