7歳の時のひな祭り
母親とスーパーに買い物に行くと
ひな祭りフェアーが開催されてて
ひな祭り用商品が売ってた。
その中にひな祭り寿司とか
ひな祭りおせちとか
ひな祭りお菓子セットがあり
すごく美味しそうでたまらない。
それを見た俺は
どうしてもほしくなってしまい
母親に「買って!」と駄々をこねて
どれか1つでも食べたかった。
(ヽ゚д゚)クレ
しかしケチな母親は
「女の子のお祭りだから
男の子のあんたに関係ないでしょ」
そう言って買ってくれない。
でも男の子の日のお節句でも
どうせ何も買ってくれないんだから
女の子の日だろうと関係ないじゃん
そう思って理不尽に感じた。
そして結局何も買ってくれず
そのまま買い物が終わってしまい
またいつものパターンかと
完全に美味しい料理を諦める。
その日の夕ご飯の時
なんと!ひな祭りだという事で
我が家で手巻き寿司が出てきて
少しだけひな祭り気分になれた!
(*´-∀-)フフフッ
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学校に行ったとき友達の唐沢君に
以前テレビくんと言う雑誌の懸賞で
豪華雛段が当たる懸賞に応募し
結局当たらずショックだと話した。
すると唐沢君も俺と同じく
テレビくんの懸賞に応募したようで
結局当たらずショックが大きく
凄く残念がってる。
しかし俺は
唐沢君に姉がいる事を思い出し
「お姉さんがいるなら
雛壇もあるでしょ」と聞いてみた。
でも唐沢君は
「あれお姉ちゃんの雛壇だから
自分の雛壇が欲しいんだ」と言い
俺と全く同じ思いだった。
俺もあの豪華で綺麗な雛壇を見て
女の子用だろうが欲しくなり
職人技で作られた人形を
マジマジと眺めたかった。
そこで俺は
唐沢君に「お姉さんの雛壇見せて」
そう頼むと「姉ちゃんのだから
触るとぶたれる」と言ってた。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
なので俺は
「なら触らなければ平気ジャン」
と唐沢君に言うと「見るだけなら」
そう言って了解してくれた。
(∩´∀`)∩ワーイ
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この日の放課後
唐沢君の家に遊びに行くと
お茶の間にデカデカと7段飾りの
豪華な雛壇が飾ってある!
それを見た俺は
「スゲー!」と驚き感動して
思わず手に取って触ろうとすると
唐沢君に「ダメ!」と言われた。
そして唐沢君が
「この雛壇100万円するから
触って壊したら弁償させられる」
そう言ってとても恐怖してた。
100万円という値段を聞いた俺も
一気に触りたい気持ちが吹っ飛び
少し離れてみる事にし
もう全く手が届かない宝石に見える
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
そうしてるとお姉さんが帰ってきて
雛壇に見とれてる我々を発見し
「この雛壇に凄く見とれてるなら
もっと綺麗に見せてあげる」と言う
なのでどうするのか待ってると
カーテンを閉めて部屋を暗くして
雛壇の下にあるスイッチを入ると
ぼんぼりとガラスの桜が光った!
その雛壇が物凄く豪華で神秘的で
クリスマスツリーみたいに綺麗で
唐沢君と一緒に涙を流して感動し
もうニヤけてよだれが出てきた!
(・∀・)ニヤニヤ