ファックスもネットもない1930年代
既に写真を現地から遠くの場所に
電波の通信で送る事が出来る技術が
確立されてました。
メールもSNSもない当時
新聞に掲載する写真は現地で撮影し
人間の脚で運ぶ必要があり
とても時間がかかりました。
しかしこの時代すでに
電話線が主要都市に通ってたので
その電話線を使った通信技術で
映像を通信で送る方があったのです
仕組みがまず写真をその場で
現像できるように必要な道具と
現像室を兼ね備えた特殊車両を
準備するのです。
その車で現地に赴き記者が写真を取り
写真をすぐにその場でネガにして
金属の筒の回りに張り付け
電波で通信する機械にセットします
そして機械のについてる電球をつけ
光をレンズを通し細い光にして
筒にセットしたネガに点として当て
その光の点を別のレンズに通します
別のレンズを通った光は
点として当てられた光をまた広げて
先にある光の明るさに応じて大小の
電気が発生する金属に当たるのです
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
写真の黒の所の光りが弱く弱電になり
白い部分が光りが強いので強電になり
当時の写真が白黒だった事もあって
これで十分写真と同じ画を作れました
光の強弱で作られた電気も同じように
写真の色と同じ強弱の電気に変換され
その強弱の電気が電話線を通り
受け側の会社の機械に送られます。
受け側の機械が受信した強弱の電気は
電球の光の強弱に反映しその光を
レンズに通して細くし点の光にされて
感熱紙に当てられるのです。
光が当たった感熱紙は
弱い光の部分の色がうすくなって
強い光の部分の色が濃くなって反応し
白黒写真と同じ画を作り出します
その後写真を撮った現地の人は
その場で正式な写真に現像して
受け側の場所に車や電車や船を使い
長時間かけて持って行きます。
当時これを紹介した当時の記者は
「科学と工学のあらゆる発展が
読者に最短で記事を届けるために
利用されてきました」
「そしていま電信で写真を送信する
ニュース制作という最新の奇跡が
新聞史の新時代の幕を開けました」
と語っています。