



6歳のとき父親の将棋の駒を盤に置く
「パチン!」という音が凄く良い音で
その音が癖になり父親からその音の
出し方を教わった
その代わり父親は俺に将棋を覚えて
一緒に将棋する事を約束されてしまい
仕方なく俺は興味が無いけど将棋を
とりあえず一通り教わって覚えた
しかし最初の頃は父親が手を抜いても
勝負するたび大敗北が続き悔しくなり
泣いてしまてってどんなに頑張っても
全然勝てない
この頃は学校でも将棋が流行り始めて
クラスの子と将棋をよくやったけど
ここでも俺はすぐ負けてメソメソし
将棋を全然得意になれず苦手だった
(;д;)グスン
ある日猛暑で熱いから友達と廊下で
将棋を始めたけど結局また負けそうで
涙目になってきたが偶然通りかかった
上級生が俺の顔を見て声をかけた
上級生は泣きそうな俺に「どうした」
と声をかけてくれたが俺は強がって
「何でもない」と言うと一緒に将棋を
してた友達が訳を話してしまう!
その友達が言った訳は「こいつ将棋で
負けそうになるといつもべそかくんだ」
と本当の事を言ってしまい俺はこの時
恥ずかしくなって何も言えなくなった
(〃ノωノ)ハズカチィ

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
すると上級生が俺に「交代しよう」
そう言うので交代し俺の代わりに
もう負け寸前の所から将棋を始めて
勝とうと頑張ってくれた
すると見る見るうちに逆転していき
最後は大手を取る所まで行ったけど
最初俺が負けすぎてあと一歩の所で
上級生は勝つ事が出来なかった
(´・д・`)ショボーン
でもその勝負を見たら負けそうでも
頑張れば勝つ方法がある事が解り
上級生と良い勝負をした友達も凄い
実力がある事を知った
その後家に帰り父親が帰宅すると
将棋を夕食後一緒にやる事を約束し
負けそうになって万事休になっても
勝てる事を確かめたかった
そして食後父親と将棋の勝負すると
負けそうだと気付く前にあっさり
王を取られてしまい全く話にならず
またメソメソし始めてしまった
そんな俺を見た父親は「ハンデを付け
勝負してやるよ」と言ってくれたから
ハンデを聞くと主力の「飛」と「角」
と言う駒を無しで勝負すると言う
この駒は将棋の駒の中で1番強い物で
これが無いと絶対勝てないし更にその
「飛」と「角」を俺にくれると言い
凄く良いハンデを貰う事が出来た!
(∩´∀`)∩ワーイ

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
でもこんな凄く良いハンデを貰っても
結局勝てず泣き始め父親は仕方なく
更に良いハンデをくれてそれは将棋の
1番弱い駒の「歩」3個でやると言う
そこに取られたら負けの「王」を置き
いくらなんでもこれなら勝てると思い
気楽に勝負すると何故かこれでも負け
とうとう俺は大泣きし始めてしまった
すると母親が来て抱っこしてくれて
父親に「本気でやったら勝てないから
可哀そうでしょ」と言い慰めてくれて
やっと泣き止む事が出来る
翌日学校に行って将棋が得意な友達に
「父親に将棋が勝てない」と話すと
「直感じゃ勝てないよ」と言われて
戦術の勉強が必要な事を理解した
でも俺は勉強が嫌いだし今すぐ簡単に
父親に勝つ方法を知りたくて友達に
何か良い方法を聞いてみたら「なら
山崩しと言うのがあるよ」と言う
やり方は駒を箱から出さず将棋盤に
ひっくり返しそっと箱を取ると駒が
山になるからその山の駒を崩ずさず
1個づつ取って行くらしい
実際に今友達とやってみると簡単で
この直感と運動神経で出来る山崩は
友達に圧勝する事が出来この瞬間
俺は将棋の才能を開花させた!











