6歳の時に小学校の入学式の後
俺のクラスが1年1組になってて
1が2個も付いてるから1番の中の
1番だと感じとても嬉しくなった
この時クラスは全部で7組もあり
1クラスの人数が42に人もいて
凄く大量の子供が入学してきてしまい
学校の許容人数を越えてしまってた
なので5年生6年生は仮設のプレハブで
授業をする事になってしまってて
俺も上級生になるとあんな寒くて暑い
地獄の様な場所に行くのかと恐怖する
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
そして担任の先生が教室に来て
自己紹介した時に幼稚園の先生と違い
初めての担任を任される緊張からか
全然笑顔がなくて怖い印象を抱いた
その先生は「高野幸子」先生と言い
若くて美人の先生だったけどこの事で
俺は怖い印象を植え付けられてしまい
関わるのが怖くなってしまった
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
そして先生が各自で用意する物を
プリントで配ってくれてその中には
雑巾や絵具セットや算数セットや
机の引き出しなどがある
俺はこの時三郷団地に住んでて
立花小学校に通う事になったけど
学校側はなにも準備してくれなくて
各自商店街に行き買う事になってた
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学校で必要な物を商店街で買う事で
地元の街が儲かる仕組みになってて
商店街も三郷市から用意する教材を
事前に知らされ入荷して準備してた
なので各自で用意しても全員同じ物を
学校に持って来る結果になったけど
クラスの中で1人位は買う場所が違い
違う物を持ってきて羨ましかった
準備する物の中に机の引き出しもあり
これもみんな商店街の家具屋で買い
同じ形の物を色違いで用意してきて
特に珍しがられる引き出しはない
しかし俺の家は机の引き出しだけは
父親が日曜大工で作ると言い張って
買う選択をせず銭湯から廃材を貰い
手作りすると宣言した!
∑(゚Д゚; )ギクッ
最近父親が日曜大工にハマってて
下手くそな物を色々作り始めてしまい
完成品を母親からガラクタと言われ
ベランダの隅に放置されてしまってた
そんな父親の大工の腕で作った机は
俺もとても心配に感じてしまい
クラスで俺だけダサい引き出しを
用意されるのかと心配になる
┏(;゚益゚;)ゞ シンパイ
そして翌日会社の帰宅後部屋の中で
銭湯からもらってきた廃材を切り始め
どんどん平たい木の板を作って行き
机のパーツを用意していった
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部品を切り終えた次の土曜日
父親は会社を半ドンで帰宅してきて
昼食後将棋をする約束だったけど
俺が昼寝してしまい机作りを始めた
その後ベランダから爆音が聞こえて
俺は昼寝してたのに目覚めてしまい
何事かと見に行くと父親が木材に
トンカチで釘を打ってる音だった
(´ぅω・`)ネムイ
俺は「何作ってるの⁈」と聞くと
父親は「今お前の机の引き出しが
もうちょっとで完成するからな」
そう言ってとても嬉しそうにしてる
日も暮れて母親が夕飯の支度を始め
その頃になってやっと机が完成し
早速俺の所に来て見せてくれて
父親は机の出来にご満悦だった
しかしよく見ると部品のつなぎ目が
隙間だらけになってて何か弱々しく
俺は父親に「壊れそう」と言うと
母親が「見せて」と言い見せてみた
すると母親も「壊れそう」と言って
一生懸命作ってくれたのは良いけど
俺は持って行くのを躊躇してしまい
嫌な顔をしてしまう
すると父親がガムテープを取り出し
引き出しにグルグル巻きにしていき
「これで大丈夫!」と言って渡され
確かめると凄く頑丈で安心できた!
ε-(・д・`;)フゥ…