5歳の時
三郷団地の「天使幼稚園」に
通ってた。
ここの幼稚園は
終わると校庭に出て
親が迎えに来るまで待たされる。
しかも待ってる時は
立ったまま列を作り
手を2回たたいて
その後両腕を前に伸ばす事をやる。
これを
親が迎えに来るまでやらされるので
非常に嫌な時間だった。
ヤダ((ヾ(*>_<*)ノ))ヤダ
これをやる理由は
未だによく解らないけど
園児の我慢と運動の為だろうか?
ε-(・д・`;)フゥ…
俺は
迎えが来るまで
どれほど砂場やブロックで
遊んで待っていたかったことか。
しかも当時俺の母親は
仕事をしていて
迎えの時間に毎回遅れてた。
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その結果
毎日15分位腕の運動をさせられ
ずっと待たされてしまってた。
( ´Д`)=3 フゥ
いつも母親は
後ろに大きなカゴが付いた
3輪の自転車で迎えに来る。
そして
このかごに俺を乗せて
2歳の弟が通う保育園に向かう。
弟の通う保育園は
天使幼稚園のすぐ隣にあり
そこで弟が毎回寝て待ってた。
いつもそんな弟を見て俺は
凄くうらやましくて仕方ない。
(*´゚д゚`*)イイナァ~
弟は
母親が迎えに来ると
ようやく目を覚まして
帰る支度をする。
そして
俺と一緒に自転車のかごに乗り
2人ですし詰めになって帰った。
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そんなある日
土曜日なので幼稚園が昼に終わり
母親が昼頃迎えに来てくれた。
この後いつも
弟の保育園に迎えに行くのだけど
何故か迎えに行かなかった。
(*´゚д゚`*)オヤオヤ?
母親に俺は
「何で保育園に行かないの?」
そう聞いてみた。
すると母親は
「保育園で近くの公園に
みんなで遊びに行ってるからなの」
そう言ってた。
そして俺は
「なら弟が保育園に戻ったら
またこなきゃ」と話す。
しかし母親は
「迎えに行けるかどうか解らないの」
そう返事した。
その事に俺は
「何で?」と聞くと
母親が「道がふさがっちゃって
保育園に園児が戻れないの」と言う。
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三郷団地は
北側と南側に分かれてて
その中間を行き来するには
橋を渡らないとならない。
その橋には
団地全体に供給する飲み水の
大きな水道管が外にむき出しで
橋の中央に設置されてた。
俺が通う幼稚園は
団地の南側にあり
住んでる場所は
北側の団地だった。
その為
水道管がむき出しになってる橋を
渡って行かないとならなかった。
そして俺は
母親の自転車に乗って
その橋の方に向かって行くと
何やら橋から水柱が立ってる!
橋にだんだん近づきよく見ると
なんと!水道管が破裂して
橋の上に急流が出来ていた!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
しかしこの橋を渡らないと
我が家に帰る事が出来ない!
オロオロ((;д;`≡´;д;))オロオロ
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橋がこの状況なのに母親は
自転車を降りて濁流の中を
自転車を押し始めた。
その勢いが結構強いらしく
橋の上で母親がよろめく。
ヽ(д`ヽ≡アタフタ≡ノ´д)ノ
しかし母親は
力押しで自転車を押して渡り切り
何とか難関突破した!
そして母親は
疲れ切ってしまったみたいで
ヨタヨタしてお風呂に入ってた。
( ´ー`)フゥー...
その後
俺と母親でカップラーメンを食べ
一緒に昼寝をしてしまった。
その後1時間位したら
電話が来て目が覚めて
電話が終わると
「弟を迎えに行くよ」と言う。
やっぱり弟は
橋を渡れないので
保育園に戻る事が出来ず
現地の公園に迎えに行くらしい。
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そして俺も
母親と一緒に弟を迎えに行く為
支度をして自転車に乗り込んだ。
弟が遊びに行ってる公園は
北側にある「お山の公園」と言う所で
水柱が上がってる橋を渡らないで済む。
逆にこの橋を渡らないと
南側にある保育園に帰れなかった。
アタフタヽ(Д´; )ノ≡ヽ( ;`Д)ノアタフタ
そして俺と母親は
公園で遊んでる園児たちを見つけ
その中に弟がいた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
その後母親は
先生にあいさつして弟をつれ
俺と一緒に家に向かって行った。
その帰り道
水道管が破裂してる橋の前を通ると
たくさんの子供達が水遊びしてた!
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
この光景を見た母親は
「危険だからここで遊んじゃダメ!」
そう言っていたが猛烈に遊びたくなり
この後絶対来ようと誓うのだった!