人工的に
乳児の脳を作る事が出来ました。
とうとう人間が
神の領域に手を出し始めました。
今まで
人工的に脳を作ろうとしてましたが。
胎児期である10か月間分までしか
脳を成長させられませんでした。
それは
何故だか理由が解りませんが
胎児期まで人工的に脳を成長させると
成長がピタッと止まってしまっていました。
そして
それ以上成長せず
人の脳を人工的に作れずにいました。
しかし今回
人が成長する10か月以上の2倍である
20ヶ月間培養し続けました。
そしたら
ある日突然に胎児期から乳児期の脳に
成長し始めたのです。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
初めに1本だけの遺伝子を持った
「レトロウイルス」と言う
人工ウィルスを用意します。
この人工的に作る
「レトロウィルス」の作り方は
以下のようになります。
遺伝子は
通常2本の螺旋状ですが
その片側だけの1本の遺伝子に
脳を作り出す情報を入れます。
その遺伝子を
人工ウィルスに入れた物が
「レトロウィルス」という物です。
1本だけの遺伝子は
2本の螺旋状遺伝子と
同化しようとします。
この時1本だけの遺伝子は
同化する為に移動しないとなりません。
その移動に使われる足が
ウィルスなのです。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
次に
体のどの部分からでも良いので
細胞を取り出します。
その細胞に
レトロウィルスを入れます。
そうすると
レトロウィルスの1本の遺伝子が
細胞の2本の遺伝子と同化します。
こうする事により
脳を作り出す遺伝子情報を持った
人工細胞が出来ます。
この細胞には
ウィルスが入っているので
無限に永遠に増殖し続けてくれます。
これが
「IPS」細胞という物です。
ちなみに小保方さんがあると言っていたのは
細胞に遺伝子を入れずに人体を作れる
「STAP細胞」という物です。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
こうして人工培養された脳を
「脳オルガノイド」と
名前が付けられました。
今まで脳オルガノイドは
細胞が活性化してるのに
生後10ヶ月の胎児期の脳のまま
なぜかピタッと成長が止まっていました。
しかし今回
人の体が作られる期間の10ヶ月を超え
20ヶ月間培養し続けてみました。
そすると
神経伝達に必要な細胞の「受容体」が
脳オルガノイドに出現しました。
この受容体は「NMDA受容体」と言いう
記憶を行う神経を作るタンパク質です。
このの受容体が完成したという事は
学べば暗記していく事が出来ます。
つまり
生まれたての赤ちゃんの脳まで
人工的に作れたという事です。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
この研究を行っているのは
カリフォルニア大学の研究チーム。
今回IPS細胞は
たまたま脳を作る事に使われました。
しかし他にも
皮膚や骨や内臓や目や鼻や口
人間を構成するすべての部分を
人工的に作る事が出来ます。
しかも
IPS細胞で使う元となる細胞は
その人の細胞から取り出して作ります。
その為
作り出した人体を移植しても
拒絶反応が起こりにくいと言う
大きなメリットがあります。
でも
IPS細胞で作り出した人体部品は
まだ完全な形まで作り出せてなく
人に移植しても完全な機能を果たしません。
しかし
今回の脳が乳児期まで作れたことにより
他の人体部品もきちんと機能する状態まで
作り出せるきっかけになるかもしれません。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
今回
乳児期の脳まで作る事が出来た事により
実験する為の被検体としては
より人に近い結果を出せる物になりました。
今後の実験として
この幼児期の脳を使い
医薬品の効果を実験したりできます。
特に
将来認知症になる可能性がある
認知症の症状は
生まれたての赤ちゃんにしか現れません。
この認知症の症状を
完治させる効果がある医薬品の開発を
今後進める事が出来ます。
研究チームは
この治療方法を見つける為に
この幼児脳に難病の変異遺伝子を組み込んで
脳の変化を観察するとの事です。
そして
難病になる脳のメカニズムを
直接脳を見ながら理解できるという事です。
このおかげで
今まで不治の病だった治療方法を
あっという間に発見できるかもしれません。