6歳の時
三郷団地の「3‐5‐303」に
住んでた事がある。
この団地の裏側には
大きな公園があり
いつもここで遊んでた。
ヾ(*´∀`*)ノ
この公園は
かなり広い公園で
1周すると400mくらいあり
大勢の子供達が遊べた。
しかも
団地のすぐ裏側だから
ベランダに出れば
俺が遊んでる姿が見える。
親達にとっては
いつでも子供が確認出来て
安心できる場所だった。
( ´ー`)フゥー...
そして
夕飯の支度が出来れば
ベランダから俺を呼び
帰ってくるように言われてた。
他の子達も
夕飯近くの時間になると
みんな親に帰るよう叫ばれて
家に戻って行った。
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公園で遊んでると
たまにベランダから
子供の泣き声が聞こえる。
。゚(゚´Д`゚)゚。ウワァ─ン
この頃の団地は
子供が泣き止まないと
その子が泣き止むまで
ベランダに出す。
そして泣き止まないと
公園の子達に声が聞こえてしまい
恥ずかしい思いをする。
メソメソ…(。pω-。)
その事に
泣いてる子供が気が付くと
泣き止むのをやめて
部屋に入れてもらえた。
しかし毎日のようにみんな
順番にベランダに出されてて
もう泣き声が聞こえても
誰も何とも思わなくなってた。
この頃は
この光景が日常で
俺も泣き止まない時は
よくベランダに出され泣いてた。
でも
もう大声出して泣いても
日常の事だったから
全然恥ずかしさが無くなってた。
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ある日父親が
公園で花火をしようと言い出し
玩具屋に花火を買いに行った。
(´∀`*)ウフフ
玩具屋には
花火コーナーがあり
たくさんの花火が並んでて
より取り見取りでワクワクした。
その花火には
文字と絵が描かれてて
どんな効果が出るのか
一目でわかる。
そして俺は
全部の花火の効果が見たくて
色々な花火を選んて
買ってもらう事にした。
この時
俺が選んだ花火以外にも
父親がよく解らない
不思議な花火を選んでた。
しかし俺は
そんな事なんて気にせず
自分が好きな花火を選び
嬉しさが止まらない。
おかげで会計時は
買い物かごいっぱいになるまで
花火を買い占めてしまってた。
((o(*´∀`*)o))ワクワク♪
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そして夕方
まだ日が沈む前の空が薄暗い時
父親と一緒に花火を持たずに
公園に向かった。
公園に到着すると
父親が大声を出し
「みんな集まってー!」と言い
子供達を集めた。
そこで父親は
「今日の夕飯後に
みんなで花火をしよう!」と
みんなに声をかけた。
この時俺は
「確かにあれだけの量の花火は
父親と俺だけじゃ消化できないな」
そう感じた。
そして我々は
1度家に戻り夕食を済ませ
夜8時ごろに花火を持って
公園に向かって行った。
この頃の俺は
毎日夜8:30に寝てしまうのだけど
花火をやる嬉しさで
全然眠くない。
我々が公園に行くと
子供たちがゾロゾロ家から出てきて
みんな我々の前に集まってきた。
+ (o゚・∀・) + ワクワクテカテカ +
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そして父親は
集まってきた子供達の前に
花火の袋を出して広げてくれた。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
その中から
みんな好きな花火を取って
自分で点火して遊ぶ事になる。
この時父親は
花火の点火用として
飲み屋でもらって来た
大量のブックマッチを配ってた。
この頃の子供達は
みんなマッチの使い方を
親からきちんと教えられ
安全に使う事が出来てた。
そして
みんな花火を点火し始め
花火大会が始まった。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
男子は
みんな最初に手筒花火と言う
火花が噴射する花火を手に持って
追いかけっこしながら遊んでる。
女子は
線香花火が大人気で
激しい花火が好まれなかった。
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しばらくすると男子が
大量のロケット花火を発見し
みんな空に向かって
ロケットに点火しまくってた。
しかしロケット花火は
真上に打ち上げても
どの方向に飛んでいくか解らない。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
たまに手が引っかって
地面に埋めたロケットが倒れて
真横に飛んでくる時もあった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
でも誰かに当たっても
「いて!」という声がするだけで
特にケガするほどの
ダメージを受ける事が無かった。
更に
真上に打ちあがったロケットも
どこに落下するか予想が付かず
たまに誰かに当たってた。
そして俺は
「あんな小さな物に当たるなんて
凄い低確率じゃない?」と感じて
人に当たる事が不思議でならない。
しかし公園を見渡すと
ロケット花火の所に子供が密集し
あれだけいれば誰かに当たるのも
不思議じゃない気がして納得した。