6歳の時
三品孝之君と言う友達がいた。
この子とは
毎日一緒に下校して
寄り道をして帰るほどの仲良しだった。
ランラン♪((ヽ(*'ェ'*)ノ))
俺と三品君は
メンコやサイクリングをして
よく遊んでいた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
ある日俺と三品君は
「自転車で団地1週競争をしよう!」
そう言って勝負する事になった。
この時乗ってた俺の自転車は
「仮面ライダーアマゾン」の自転車。
この自転車は
ハンドルの真ん中に
アマゾンの顔が付いていて
ボタンを押すと目が光りブザーが鳴った。
でも三品君の自転車は
ごく普通の緑色の自転車だった。
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俺は
三品君より良い自転車に乗ってたので
いつも三品君に自転車のブザーを押させ
目が光らせる嬉しさを味あわせた。
そしていつも三品君に対し
「俺の自転車の方が高級で良いでしょう」
そう言って自慢してた。
ウフフ♪(。-艸・。)
そしたら三品君が
「速さなら僕の自転車の方が速いもん!」
そう言って来た!
なので
「なら団地1週回して速さ勝負しよう!」
そう言う事になった。
そして我々は
自転車をスタート位置に付けて
「よーいドン!」と三品君の掛け声で
スタートした!
そしたら
三品君の自転車が
俺からどんどん離れてく!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
俺は
三品君の自転車の速さに全然追いつけず
凄く焦った。
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そして結果
三品君が圧勝してしまった!
俺は
三品君に対して仮面ライダーの自転車で
マウントを取ってた事もあり
負けた事が悔しくてたまらない。
そこで
「もう1度勝負しよう!」
そう言って再選してもらう事になった。
ヽ(# `Д´)ノムキー!!
そして我々は
またスタートラインにつき
「よーいドン!」と三品君の掛け声で
スタートした!
結果
また三品君の圧勝で
全く歯が立たなかった。
(;д;)グスン
それもそのはず俺の自転車は
子供用の自転車で
あまりスピードが出せない。
しかし三品君の自転車は
ママチャリタイプの
きちんとした普通の自転車だった。
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この後俺は
三品君と立場が逆転してしまい
俺の仮面ライダーアマゾン自転車で
全くマウントを取れなくなった。
そしてこの日
家に帰って母親と父親に
「もっとすごい自転車欲しい!」
そう言ってねだってみた。
しかしそのおねだりは
「お金ないからダメ!」と
却下されてしまう。
(´・д・`)ショボーン
そして
次の日学校に行くと
三品君の顔があきらかに曇ってた。
俺は
「昨日俺にスピード勝負で買ったのに
何でいじけてるんだ?」
そう感じて話しかけてみた。
その理由は
「もうあの緑色の自転車乗れなくなった」
そういう理由だった。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
俺は
昨日あんなに調子良く走ってた自転車が
なんで急に乗れなくなったのか
不思議に思い理由を聞いてみた。
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三品君の自転車が乗れなくなった理由は
「お父さんが自転車に亀裂が入っていて
乗ると危険だからダメだって」
そう言われたらしい。
そして三品君は
「今度新しい自転車買うから
それまで我慢しなさいと言われた」
その理由でいじけてしまってたのだ。
俺は
昨日あんなに元気に走ってた自転車が
なんで急に亀裂が入ったのか
全く解らなかった。
そこで
学校終わったら三品君の自転車を
どんな状態なのか見に行く事にした。
そして学校が終わり
三品君の家に遊びに行き
自転車を見せてもらった。
( *゚ェ゚))ドレドレ?
そうしたら
亀裂がある場所なんて全く解らない。
((「゚д゚o)キョロキョロ( 「゚д゚))
なので俺は
「亀裂がある場所どこ?」
そう聞いてみた。
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三品君の返答は
「サドルの前の鉄の棒に亀裂がある」
そう答えたので俺は
その場所をよく確認してみた。
しかし
亀裂なんて全然見えない。
キョロ(「・ω・ )キョロ( 「・ω・)キョロ
そして俺は
「亀裂が見えないから大丈夫だよ」
そう伝えてみた。
(*´゚д゚`*)ヘイキヘイキ
しかし三品君は
「ここに亀裂があると言われたから
もうこの自転車に乗らない!」
そう言われ完全拒否されてしまった。
仕方ないので俺は
しばらくの間三品君とは
サイクリング以外の遊びをした。
そして数日後俺は
サイクリングがしたくなり
三品君に自転車で遊ぼうとねだった。
しかし三品君は
「自転車乗ると壊れるから乗れない!」
そう言われまた断られてしまった。
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しかし俺は
サイクリングがしたくて
「亀裂が見えないから平気だよ!」
そう言って自分の意見を通してみた。
そしたら三品君が
「なら少しだけなら乗ってみるよ…」
そう言ってくれた!
そして学校が終わったら
三品君の家に行き
一緒に自転車に乗って走ってみた。
そしたら三品君の自転車が
突然「バキ!」と言う音を立て
真ん中からボッキリ折れてしまった!
思わず俺は
「アーーー!」と叫び
急いで三品君の所に行った。
そしたら三品君は
凄く怖い顔で「やっぱ壊れたじゃん!」
そう俺に言って来て怒られてしまった。
ヽ(゚д゚; )スッ、スマソ
そのご機嫌が悪くなったて三品君は
家に帰ってしまった。
|ω・`)ショボーン
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そして俺は
「わがまま言って悪い事しなたぁ」と
責任を感じてしまった。
それと同時に
「全く亀裂が見えず大丈夫かと感じたけど
これを壊れると判断できたことが凄いな」
そう思い三品君の父親に感心してしまった。
そして次の日俺は
自転車の事を謝ろうとして
三品君の所に行ったら
なぜか超ご機嫌でびっくりした。
でも一応俺は
昨日の事を謝ったら
「良いよ良いよ全然平気!(*'▽')」
そう言って超ご機嫌だ。
昨日の事があったのに不思議に思い
一体なんでそんなご機嫌なのか聞いてみたら
「仮面ライダーストロンガー自転車を
父親が買って来てくれたんだ(*ノ∀`*)ウフフ♪」
そういう理由で
三品君がもの凄くご機嫌になってた。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
この時俺は
「昨日の申し訳ない気持ちになった
辛い気持ちと時間をを返せ!」
そう思ってしまった。