8歳の時
朝から台風が来て
雨が降っていなかったけど
凄く風が強かった。
こんな日は
必ず学級閉鎖になるクラスがある。
学級閉鎖が無くても
どこのクラスも出席人数が少ない。
俺は
きっとどこかのクラスが
「学級閉鎖で休みになるだろうな」
そう感じていた。
正直学級閉鎖になると
学校が休みになってうらやましい。
(。・Д・。)イナァ
俺のクラスも
「学級閉鎖になれば良いのに」
そう思いながら学校に向かった。
外に出ると風が強く
歩くだけでも大変な日だった。
ε-(・д・`;)フゥ…
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
学校の校門に到着すると
いつもの登校人数より
明らかに少ない事が解った。
俺は
クラスに向かい教室に入ると
やはり登校してる人が少なかった。
そして教室に入ったとたん
「あぁ~なんで来るんだよ~」と
バッシングを受けてしまった。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
このままクラスの子が来なければ
学級閉鎖の人数になる。
でも
俺が来たから学級閉鎖になる人数が
あと5人来ると閉鎖にならない。
出席している子達は
学級閉鎖になる事を期待して
「頼むからみんな休んでくれ~」
そう願っていた。
しかし
空気を読まない子が
1人また1人と登校してくる。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
そして
後1人登校すると
通常授業になる人数まで集まった!
我々は
崖っぷちに立たされた気持ちで
もう誰も登校してこない事を
本気で願い続けていた。
このままの人数なら
学級閉鎖決定だからだった。
しかし!
学級閉鎖にならない人数目の1人が
登校してきてしまった!
この時クラスの子達は
「何で来るんだよー!」と
最後に来た子に
猛烈なバッシングを浴びせた。
その子は
元気に休まず登校したのに
みんなに非難され酷い目にあった。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
そうしたら「出井さとし」君が
突然「学級閉鎖になる方法あるよ」
そう言いだした!
Σヾ(・Д・´●)ノわぉ!!
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
その学級閉鎖になる方法は
「誰か早退しろ」
そう言いだす。
いつもならクラスの子達は
「そんなズルい事なんて許さない!」
的な事言う。
だが今日に限って
「お!それ名案だ!」
そう言って本気で早退しようとした!
そこで白羽の矢が立ったのが
いつも顔色が悪い
とある女子だった。
その子に我々は
「早退の演技をするんだ!」
そう命令した。
ヽ(*`皿´*)ノヤレー
しかし
「演技なんてできない~(*>д<*)ムリー!」
そう言って断られてしまった。
そんな話をしていたら
とうとう先生が来てしまった。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
先生が教室に入るなり
クラスの人数を数え始めた。
そうすると
学級閉鎖になる人数より
1人多い事が解ったようだ。
そして先生がクラスを見渡し
「誰か気分悪くて早退したい人いる?」
そう聞いてきてくれた!
そしたら
クラスの子がここぞとばかりに
手を挙げて咳払いをし
臭い演技をし始めた。
この時
手を挙げた子達が
みんなで咳をし始め何か異様な感じだ。
( *>д<)・;'.、ゲホゲホ
しかし先生も苦笑いで
このバレバレの演技に付き合ってくれた。
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
そして
臭い演技をしている出井君を指名し
「なら出井君今日早退しなさい」
そう言われて早退する事が出来た!
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
我々は
空気を読み話が分かる先生に
心から感謝した。
そして
めでたく学級閉鎖になる人数に達し
今日の授業が無くなる事が決定した!
ヾ(*´∀`*)ノ
我々は
この後大喜びでに家に帰り
速攻遊びに行く準備をした。
(ノ≧∀)ノわぁ~い♪
俺は
当時住んでいた三郷団地にの外れに
新しい本屋が出来たと言うので
自転車で行ってみる事にした。
その本屋は
凄く大きな本屋で
まるで図書館のように何でもあった!
その中で俺は
真っ先に雑誌コーナーに行き
コミックボンボンの立ち読みをしに行く。
コミックボンボンには
俺の大好きな「プラモ京志郎」が
連載してたからだ。
((o(*´∀`*)o))わくわく♪
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
俺は
新しい本屋でプラモ京志郎を堪能し
お昼なのでそろそろ帰ろうとした。
そして外に出たら
なんと!大雨が降っている!
俺は
立ち読みに夢中で
まったく雨の音に気づかなかった。
ヽ(д`ヽ≡アタフタ≡ノ´д)ノ
この時
もちろん傘なんて持ってない。
仕方ないので
もうずぶぬれになる覚悟を決めて
大雨の中自転車で帰った。
、ヽ`┐(T_T*)アメダ・・・
この時の雨は
まるでシャワーのような大雨が降り
みんな傘をさしててもずぶ濡れだった。
俺もずぶ濡れになり
こんなシャワー雨の状況だけど
完全に慣れて雨に濡れる事自体
心地よく感じてしまった。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
家に到着したら母親が出てきて
「家の中に入ってこないで!」
「ここで洋服全部脱ぎなさい!」
そう言われてしまった。
確かにずぶ濡れで家に入ると
家の中がびしょびしょになる。
仕方ないので
玄関で洋服を全部脱いで
洗濯機に放り込んだ。
そして母親に
「スグお風呂に入りなさい!」
そう言われ熱いシャワーを浴びた。
∥風呂∥ □ヽ(^▽^ ゞ。。。。
俺は
のぼせるまでシャワーを浴びて
お風呂から出た。
( ´ー`)フゥー...
そうしたら母親が
「これを飲んで温まりなさい」
そう言われて渡された飲み物は
俺の大好きなコーンスープだった!
そのコーンスープは
牛乳とコーンをミキサーにかけた
久しぶりの手作りコーンスープで
凄い幸せ感を味わえた。