
6歳の時リヤカーの紙芝居屋がいて
鉄腕アトムや魔女娘メグや鉄人28号
などの紙芝居を自作して披露してた
駄菓子屋さんがいた
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
この紙芝居屋さんはリヤカーの前面に
木の枠の紙芝居を取り付けて荷台には
色々な駄菓子を入れる小さなタンスの
菓子入れを乗せてた
当時はもう紙芝居屋さんなんて絶滅し
駄菓子屋のお爺ちゃんがそれは寂しい
と言う気持ちから昔の文化を復活させ
我が町の三郷団地に来てくれてる
この駄菓子屋さんは毎回豆腐屋の笛を
鳴らし団地内を歩いて周りその後ろに
笛の音に誘われた大勢の子供達が付き
停止して紙芝居をするのを待ってた
俺は豆腐屋の笛の音が聞こえると毎回
紙芝居屋だと解り母親から100円貰い
その笛の音の方向に走って行き急いで
紙芝居屋を見つけようと必死だった!
紙芝居屋はある程度子供達が集まると
そこに停止して紙芝居を始めるから
俺はその前に何としても到着したくて
一生懸命探しまくる
すると大抵他の子供達も走ってるので
皆紙芝居屋に行く子だと直感で解かり
その子達が行く方向に俺もついてくと
必ず紙芝居屋さんを発見できた
(∩´∀`)∩ワーイ
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
紙芝居屋さんに到着すると毎回20人位
子供達が後ろに付いて行く様子が見れ
俺も団体の輪に入りこの人数になると
やっと停止して紙芝居を始めてくれた
その紙芝居は俺にとって凄く新鮮で
お爺ちゃんの語り口も上手くテレビの
アニメを見てる様な感覚になりまるで
紙芝居の絵が本当に動いてる気がした
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!
紙芝居が終わると駄菓子販売が始まり
古い木製のお菓子タンスの引き出しを
全部引き抜いてリヤカーの上に並べて
我々はそこから駄菓子を選んで買える
俺はこの頃ギャンブラーだったから
くじありの物を率先して選んで購入し
少ないお金で出来るだけたくさんの
駄菓子を手に入れようと必死だった
きな粉飴のくじは中に紙が入ってて
食べる前にきな粉棒を半分に折ると
当たれば中から小さな紙が出てきて
その紙を渡せばもう1本貰えた!
しかし俺はきな粉飴のくじは1回も
当たった事が無くそれでも必ず買って
ワクワクしながら半分に折るけど毎回
ハズレて悲しい思いをしてる
他は四角い箱の中心のボタンを押すと
丸い色がついたガムが出てきて赤だと
当りでもう1つガムをくれる物があり
俺はこれも当たった事が無かった
(´・д・`)ショボーン
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でも何度か当たった事がある物があり
それは駄菓子で1番値段が高い30円の
すもも飴でこれを買うとあみだくじを
引く事ができ当たるともう1個貰えた
(*´-∀-)フフフッ
30円もする高い物だけど買う決意をし
俺はあみだくじに今後の人生をかけて
命がけで購入してドキドキしながら
あみだのスタート位置を指定した!
そしてあみだを始めると金賞が当たり
商品はすもも飴じゃなくすもも漬けで
当時の俺は酸っぱすぎて食べられない
当たりだけどハズレの物!
しかし値段も同じ物だしお爺ちゃんが
「大当たり!」と言いベルを鳴らすし
断るに断れなくなったから貰う事にし
食べなくてはならなくなってしまった
なので俺は開けて楊枝ですももを刺し
毒を口にする覚悟で1口噛んでみたら
凄く酸っぱくて涙が出てきてそれでも
みんな見てるから吐けずに飲み込んだ
すると涙処か鼻水まで出てきてしまい
これならハズレれて悲しくなった方が
遥かにましだと感じてこれはきっと
俺は呪われてるんだと確信する
その後俺は半べそで鼻水出して必死に
2個入すもも漬を完食しそれを見てた
女子に「口空けて」と言われ開いたら
「舌真っ赤」と言われ大爆笑された
アハハッ!!ヾ(´∀`*)ノアハハッ!!(*ノ∀`)ノアハハッ!!