6歳の時の初登校日に机の引き出しを
用意しないとならなくて皆は商店街の
家具屋に指定の引き出しを買いに行き
とても丈夫そうなのを用意してきた
俺のは父親が日曜大工にハマってて
ここぞとばかりに作ると言い出し
初心者だから完成した物が弱々しく
1度壊れてしまった
ミα(゚Д゚ )マカセロ!!
その後作り直して頑丈になったけど
1学期の終わりになるとだいぶ壊れ
また新しいのを作ってもらわないと
使えなくなってしまう
なので俺は「もう買った方が安心」
と言うと父親が「販売してる物こそ
使い捨ての物だからすぐ壊れる」
そう言って作る事を譲らなかった
前回頑丈に作り直してもらった物は
木材の合わせ目を凸凹にして釘を打ち
頑丈にしたはずなのに今回壊れた所が
凸凹にして頑丈にした合わせ目だった
壊れ方を見ると木材その物が弱くて
ヒビが入り割れてしまいそれが原因で
引き出しのつなぎ目に隙間が空いて
グラグラしてしまってる
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
そもそもこの木は銭湯から貰ってきた
廃材だから質が悪く割れやすくて
まともな物を作るなら店で購入した
木材じゃないとダメなはずだった
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夏休みに入ってから父親と一緒に
商店街の日曜大工用品店に出かけ
そこで丈夫そうな木材を買う事にし
様々な種類の木の板を見て周った
しかし俺が触っても木の硬さなんて
全部同じに感じて違いが解らず
それより鉄板の方が頑丈そうで
これで作って欲しい気持ちになった
でも鉄板は凄く重くてこれで作ると
引き出しを引き出せなくなる事が
簡単に想像でき諦める事にして
仕方なく鉄より弱い木材で我慢する
(´・д・`)ショボーン
しばらく店内を周り選んだ物は
「つが」と書かれた木材で触ると
何だかとても頑丈そうで冷たくて
金属の感じがする変な木だった
俺もこの木が頑丈そうで気に入り
大きなつがの板を1枚だけ購入して
家に戻って早速父親が寸法を測り
のこぎりで木を切り始めた
なのでその作業をずっと見てたら
凄く切り難い様で父親が汗だくになり
とうとう「硬くて切れねー!」と叫び
父親の方がキレてしまってた
(# ゚Д゚)プンスコ
そして父親はこの日は作業をせず
どうするのか聞いてみたら「明日また
買った店に行き機械で切ってもらう」
と疲れ切った様子で言ってた
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翌日俺はまた父親について行き
日曜大工屋でつがの板を寸法通りに
切ってもらうよう注文してその間
ジュースを飲みながら外で待ってた
そして完成予定時間にレジに行くと
店員さん来て綺麗に寸法通りに切れた
つがの木材を持ってきてくれて俺は
これで壊れない物ができる気がした!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
その後家に到着し早速組み立てに入り
凸凹に切った繋ぎ目にボンドを付けて
組み立てて今度はここに特殊な釘の
スクリュー釘を使って固定し始める
この釘はドリルの切れ込みがあって
釘と同じように打ち込む物らしく
見た感じ金色だし凄く高級そうだし
凄い引き出しが完成する気がした!
その後3日間くらいかけて完成させ
実際に触ってみるとズッシリと重くて
とても頑丈なオーラが漂ってたから
これならもう絶対壊れない気がした
夏休み後学校に持って行き
新しい引き出しを先生に見せると
「高級家具みたいじゃない」と言い
誉めてくれて超ご満悦になる
*゚。+(n´v`n)+。゚* ワーィ♪
でも引き出しの木材が硬いせいか
引き出すたびにカンカン音がして
授業中こっそり食べるあんパンを
取り出す事が出来なくなってしまった