5歳の時
三郷団地の南北を繋ぐ橋の中央に
むき出しで設置してある
水道管が破裂してしまった!
その水道管からは
噴水が上がってて
その周りで子供達がずぶ濡状態で
楽しく遊んでる。
幼稚園の帰りに俺は
その光景を見てしまい
母親に「ここで遊ぶのダメ!」
そう言われたが遊びたくてたまらない。
しかし家に帰った俺は
幼稚園の制服から私服に着替え
当然真っ先にこの橋に遊びに行った!
(´∀`*)ウフフッ
俺が住んでる所から
水道管が破裂した橋までは
歩いて1分位の近場。
ここに到着すると
子供達が噴水で出来た濁流に乗り
みんな私服のまま滑って遊んでる。
それを見た俺は
猛烈に楽しそうに感じてしまい
早速俺も私服で濁流滑りをした!
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
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すると
水の流れが思ってたより強く
水柱が上がってる場所から
かなり遠くまで滑ってしまった。
しかしこの滑った感覚が
物凄く楽しくなってしまい
何度も噴水の根元に行き
何度も何度も滑ってしまう。
この日は
晴れた真夏の猛暑日。
ι(´Д`υ)アツィー
こんな日に水遊びが出来るなんて
もう最高としか思えない。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
しかも橋には
落下防止の頑丈な柵があり
滑った先にこの柵があるので
全く怖くない。
噴水の根元に行く時は
濁流に逆らって行くのだけど
それがまた凄く冷たい水が飛び散り
夏の暑さと水の冷たさで気持ち良い!
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この後俺は
この場所でくたくたに疲れるまで
ずっと遊んでしまった。
そして俺は
ずぶ濡れになったまま
家に帰って行った。
家に到着し
俺のずぶ濡れ姿を見た母親は
その瞬間もの凄い奇声を上げた!
ギャァァァァァァー!∑(゚Д゚ノ)ノ
俺は
母親に玄関で裸にされて
そのままお風呂に連れてかれた。
お風呂場で俺は
真夏日なのに熱いシャワーを
頭から浴びせられる。
おかげで
せっかく水遊びで涼しくなったのに
体がポカポカになってしまった。
そして俺は
母親に叱られてしまい
いじけてしまった。
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しばらくして俺は
何で水道管が破裂してるのに
水が普通に出るのか不思議になった。
この事を母親に聞いてみると
「4本ある水道管の内
1つだけが壊れたから大丈夫なの」
こう教えてくれた。
これを聞いた俺は
明日の幼稚園のプールが
中止にならなそうでホッとした。
( ´ー`)フゥー...
そして明日の朝には
あの水道管破裂も修理され
普通に幼稚園に行けると思った。
そして次の日の朝
父親と一緒にテレビを見てたら
なんと!ニュースで
この水道管破裂の事が放送された!
その映像には
三郷団地の橋の水道管破裂の噴水で
楽しそうに遊ぶ子供達が映ってる!
でも
俺の姿が映ってなくて
ちょっと残念に感だった。
(´・д・`)ショボーン
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翌日
幼稚園に行く支度をし
母親の自転車に乗り込み
噴水の橋に向かって行った。
するとその橋は
まだ水道管が修理されて無く
噴水が出たまま!
これを見た俺は
当然今日もここに遊びに来ようと
心に誓うのだった。
((o(*´∀`*)o))わくわく♪
今日の幼稚園で行うプール授業が
水道管破裂で中止にならないか
ちょっと心配だったけど
普通に行ってくれた。
このとき男の子達は
先生に「橋の噴水に行こうよ!」
と言って騒いでた。
しかし先生は
「絶対あの橋で遊んじゃダメ!」
こう言われて却下されてしまう。
ショボ──(´・ω・`)──ン
仕方なく我々は
「あの橋に遊びに行くのは
家に帰ってからにしよう!」と
みんな天命に誓ったのだった。
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そして
土曜日なので幼稚園が早く終わり
母親が早めに迎えに来て
ママ友と雑談し始めた。
その話を聞くと
「老朽化で水道管が破裂したあの時
誰も役所に連絡しなかったのよ!」
こう言って怒ってる。
そして
「そのせいで水道局が来たのが
今日の朝なんだって」
こんな話をしていた。
このとき俺は
「もしかして噴水止まっちゃった?」
そう感じてしまい凄く寂しいかった。
(;д;)グスン
この後母親達が
近くの喫茶店でお茶すると言うので
「マロンパフェ食べられる!」
こう思い嬉しくなった。
(ノ≧∀)ノワァ~イ♪
そして喫茶店に向かうには
噴水の橋を渡るのだけど
この時すっかり修理され
完全に噴水が無くなってる。
俺は
ここで遊んだ楽しさが忘れられず
この後もずっと
水道管の破裂を期待し続けた!