

もちろんこのタイトルは完全な誇大広告である。
たった1冊で50冊分もの内容を学べるわけがなく、概要と呼ぶのも憚られるダイジェストの上澄み程度の薄さだが、代表作のエッセンスの片鱗くらいは身につくかもしれないし、あとがきにある通りガイドブックとしてならまあ悪くない。
個人的には古典や中世よりも近現代(ネグリ、スローターダイク、ジジェク、マルクス・ガブリエル辺り)のほうが興味深かった。
文庫版増補でヴィーコ『新しい学』が追加されたが、ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』についての記載がゼロなのは片手落ちでは。











