内山まもる長編コミック『かがやけ ウルトラの星』『ウルトラ戦士 銀河大戦争』の2本立て。
空飛べるのにちゃんと落とし穴に引っかかったりするお茶目な本編もいいが、それ以外の情報コーナーが目を惹く。
ウルトラ6兄弟の学校の成績とか(セブンは総合点低いけど体育だけ超優秀、エースは学校始まって以来の秀才だが体力がなかった)。
アンドロメロスの原点はやはり内山まもるの「メロス」で、名前の由来は『走れメロス』とのこと。
メロスII→ウルフの名称変更も連載誌(小学三年生)同時掲載のグラビアでのやや強引な設定修正によるもの。
雑誌連載当時の欄外コメントもそのまま収録されていて、中には「ま、まさかあのむてきのメロス、ウルフそしてウルトラ戦士が全めつ!このままじゃまんがも終わりだぞ」なんてメタなものまで。
この漫画はリアルタイムで読んではいなかったが、別の子供向けテレビ誌で『アンドロメロス』情報は追いかけていたので、本家ウルトラマンシリーズよりも思い入れは強い。マルスやフロルも漫画で読んでみたかった。
よく見ると著者の名前が〈内山まもる〉じゃなくて定冠詞付きの〈ザ・内山まもる〉。
代表作『ザ・ウルトラマン』に肖ったのだろう。