青空文庫にて読了。
新着分にあったので暇なときに少しずつ読み進め、さほど気にかかる部分もなく終了かと思ったら、残り数ページで「特殊の家筋」と称してザシキワラシが出てきたのを皮切りに、クダにオサキに人狐と怒濤の憑物筋ラッシュ。
もちろん興味本位の取り上げ方ではなく〈若し我々が祖先の遺した物の中で吟味して善いものは取らねばならぬと同時に、惡い遺物は取つて捨てなければならぬとすれば、先づさしあたり取捨つべきものは此等憑物信仰の類であらう〉という、迷信を払わんとする姿勢によるもの。