勝手にIT系ニュースピックアップ！（2021年9月第2週）

御津島なつめ
2021/09/12 14:13

ご機嫌よう。IT系Vtuber、御津島なつめです。今週も、いろんなトピックがありました。本数が多かったので、コメントは入れられなかったんですが、それでも7分くらいになっちゃって、もうちょっとうまくまとめる能力が欲しいなって思う、今日この頃です。でも、頑張りましたので、よろしかったらご覧ください！

Amazonと三菱商事のPPAは、日経などでも話題になりましたね。これからのデータセンターは、特に電力消費量との戦いになるでしょうから、いかに効率の良い再生可能エネルギーを利用していくかが、競争のカギになっていくのかもしれません。私も、太陽光発電には、とても興味があります。いつかパネルを買って、自分用の給電システムを自作してみたいです。

番外編

マイクロソフト、WebAssemblyとWebGLで推論エンジンを実装した「ONNX Runtime Web」（ORT Web）をオープンソースで公開

9月6日。ONNXはクロスプラットフォームの推論エンジンで、TensorFlowをはじめとする様々な機械学習モデルに対応しています。これでAIアプリも、ブラウザで実装する準備が整った感じでしょうか。Node.jsでも実行可能とのことなので、サーバサイドにも導入しやすそうですね。

PFN、AI創薬技術を開発　コロナ治療薬の「リード化合物」発見

9月6日。京都薬科大との共同研究の開発成果発表のニュース。リード化合物というのは、薬品を作るときの目標となる化合物で、創薬の第一歩となるものです。今回開発されたのは、その探索などに深層学習を活用した手法とのこと。

神戸空港にてロボット接客の実証実験を実施～遠隔対話ロボットによる接客で、空港内の魅力を発信します～

9月6日。関西エアポートより。サイバーエージェントと阪大の研究チームが、神戸空港ターミナルビル2階と3階に、2人のスタッフによる遠隔操作ロボット10体を配置し、接客や案内を行う実証実験を、9月17日から開始する、というリリース。ちょっと見に行ってみたいですね。

大手民鉄初の実用化！地理情報と点群技術を活用した「鉄道版インフラドクター」導入により鉄道保守業務のＤＸおよび高度化を推進します

9月7日。東急より。インフラドクターというのは、首都高の管理会社が開発・運用している道路維持管理システムで、LiDARによる3次元点群データと、高解像度カメラによる画像データによって、効率的に点検ができるというシステムです。東急と首都高が共同開発していたその鉄道版を、実用化したというリリース。

あらゆる展示会をオンライン開催へ出展/来場無料『DMMオンライン展示会』 10月も2週連続で全8業種開催！

9月7日。DMM.comより。新型コロナの流行を受けて昨年から展開している、オンライン展示会事業について、開催イベントの告知などのリリース。出展費用、来場料金ともに無料ということは、広告モデルなんでしょうか。10月の展示会のテーマは、ちょっと面白そう。

凸版印刷がイヤフォン型の脳波計測デバイス　集中状態を可視化　オフィスや教育での活用見込む

9月7日。韓国SOSO H&Cと協力して開発した、イヤフォン型デバイス「b-tone」発売のニュース。脳波、心拍、3軸加速度を計測でき、集中度合いや、活動量、姿勢などを計測できるそうです。一式8万円、システム利用料が月に8,000円かかるとのこと。面白そうだけど、ちょっとお高いですね……。

JR東、Suica非対応のバスでタッチ乗車できる「s-Touch」

9月7日。スマホをNFCタグにタッチすることで乗車できる、NFC乗車サービスの実証実験を、交通系ICカード非対応のお台場レインボーバスで、9月16日に開始する、というニュース。事前に、スマホアプリ側で乗車券を申し込んでおく必要があるのが、Suica乗車とは異なる点ですね。ちょっと手間がかかりそうですけど、複数人乗車がやりやすいなど、メリットもあるみたいです。

スーパーシティを実現する「NEC都市OS」提供開始

9月8日。NEC都市OSというのは、行政向けのクラウドサービスで、データ分析や個人の生体認証、ID連携などの機能を搭載しています。オープンソースのスマートシティ向け共通プラットフォーム「FIWARE」をベースに、独自拡張したシステムのようです。

マンガのAI翻訳システムをMantra社と開発

9月8日。大日本印刷より。DNPは、他言語でマンガを制作する「MOES」というシステムを持っているとのことですが、それでも、翻訳そのものは、マンガ特有の事情で、自動化が難しいのが現状だそうです。その解決に向けた機能を共同開発し、MOESに組み込んでいくというリリース。今年度中の実用化を目指すとのことです。

SNSでも話題沸騰！今注目のAI身体計測アプリ「Bodygram(ボディグラム)」身体の“ゆがみ”が一目で分かる新機能『姿勢分析』がアプリに追加！

9月8日。Bodygram Japanからのリリース。ボディグラムはiOSとAndroid両対応の、服を着たまま身体測定ができる、という無料アプリです。胸囲や肩幅など、24カ所の推定計測ができるそうですが、そこに姿勢分析機能が加わり、体の歪みがわかるようになったとのこと。

声帯摘出者によるCoeFont CLOUDの利用が無料に！声を失ってもまた自分のAI音声で会話できる世の中をサポートします。

9月9日。Yellstonより。音声合成プラットフォームCoeFont CLOUDの利用について、がんなどの治療によって声帯を摘出した人向けに、無料プランを用意した、というリリース。申し込みは専用フォームから。

つくば市、戸籍証明書の交付請求ができるオンラインサービスを提供開始

9月9日。つくば市では、従来から、住民票交付請求や転出届がオンラインで可能でしたが、9月1日より、戸籍証明書の交付請求も可能になった、というニュース。マイナンバーカードとスマホ、クレジットカードを使って、24時間オンライン申請が可能になっているとのこと。交付は郵送で、4～7日かかるそうです。つくば市に本籍がある人限定。

凸版印刷、複数の異種ロボットを一元制御するデジタルツイン・ソリューション「TransBots™」を開発

9月9日。ロボットの走行ルートをVR空間上で設定できるのは、管理がやりやすそうというか、面白そうなので、ちょっとやってみたいです。World Robot Summit 2020の会場で実際に稼働させ、複数のロボットが撮影した映像を、WRS VIRTUALで配信するそうです。

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン、アールティと共同でロボティクス業界向け学習教材「UnityとROSで学ぶ移動ロボット入門 UI作成編」を開発

9月9日。Unityはゲームエンジンですが、最近はロボティクス方面での活用も加速してますね。こちらは、小型二輪移動ロボット「Raspberry Pi Mouse」のモデルを使って、ロボットへの指令などをUnity上のシミュレーションで体験し、UnityによるUI開発を始めちゃおう、という感じの教材だそうです。10月上旬に無料公開予定。

Facebookのスマートグラス「Ray-Ban Stories」発売　299ドルから

9月10日。Facebookが、イタリアのEssilorLuxotticaと共同開発したスマートグラスを、欧米の一部の国で発売した、というニュース。写真や動画の撮影、音楽再生、音声通話が可能で、将来世代にはAR機能も搭載する計画だそうです。複数デザインがあって、レンズも度付き含めいろいろ選べるみたいです。価格と機能はなかなかですけど、ちょっと、ごついかな……。