クレジットカードを使って予約販売商品を買うときには、この話を思い出してください。本当にあった怖い話です。
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5月の連休明けに突然、ネットショップから
「登録してたクレカの認証がエラーになったんで、支払い方法変更の案内を先日送ったんだけど、期限までに返答なかったから注文キャンセルしました。この処理は取り消せません。」(意訳)
というメールが届きました。
私は(は?こいつ何言ってるんだ。メールボックスを漁ったが、そんな案内は受け取っていない。6月に届くのを心待ちにしている受注生産のサントラの注文だぞ?そんな案内を目にしたら速攻で手続きする。)
(大型連休を挟んだせいで、ショップ側が案内を送り忘れたに違いない。対応する猶予なくキャンセルするなんて、あんまりだ!)
と思い、ショップに問い合わせをしました。
「クレカ認証エラーを起こしたのはこちらの落ち度だ。だが、こちらは支払い方法変更の案内を受け取っていないんだ。連休のせいで、案内をもらう前に期限が来てしまったのかな?いずれにせよ、何とかして再注文させてくださいお願いします」
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ここで、なぜ6月発送の商品なのに4-5月にかけてクレカの認証が要求されるのか、そして、なぜ認証エラーを起こしたのかを説明しておきます。
このショップはY社のショッピングシステムで動いており、予約商品をクレカ決済する場合は認証処理が毎月行われる作りになっていました。ショップの注意書きにも明記されていたため、私はこの仕様があることを注文時点で把握していました。
クレジットカードが認証エラーを起こす原因は、カードの有効期限切れや限度額超過が考えられますが、今回の私の場合は明らかに限度額超過でした。石を買いすぎたのです。ガチャを引くと消費する石のことではありません。石(物理)を15,000個ほど買い付けたことにより、カードの利用可能額はカツカツになっていました。
(なぜ物理的な石に課金したのか、それは別の機会に・・・)
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翌日、ショップからの回答が返ってきました。
「支払い方法変更の案内は、連休の前に2回メール送ったよ(具体的な日時付き)。助けてやれなくてごめんな」
救済はもともと期待していなかったのでどうでもいいのですが、ショップは案内メールを送ったと主張してきました。こちらの言い分と食い違いが起こりました。少なくとも、大型連休が犯人ではないようです。
私はもう一度、隅々までメールボックスを確認しました。
ありました。
迷惑メールボックスに!
すべてを悟った私は、このようにショップに返答しました。
「こちらでも該当のメールを確認できた。Gmailの迷惑メールフィルタがやらかしたせいで、必要な時に気づけなかった。こんな事故が二度と起こらないよう、ショップで注意喚起しておくれ」
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ここまでお読みいただきありがとうございます。まとめに入ります。
念のため申し上げておくと、Gmailのフィルタ機能を非難する意図はありません。
【時系列】
発端:利用枠不足によるクレカ認証エラーが発生した
ショップ:支払い方法の確認案内をメール送信した(2回)
私:迷惑メールに振り分けられていたため、気づかなかった
ショップ:支払い方法が確認できないため、やむなく注文をキャンセルした
私:注文キャンセル通知だけを突然受け取った形になり、問い合わせ
ショップ:システムの都合上、キャンセルの巻き戻しはできない
【結果】
私:予約限定品を公式ショップから購入する機会を失いました。サントラはもう手に入りません。
ショップ:購入意思があったのに販売機会を失いました。注文者の手に渡らず余った商品はどうなるんですかね。
誰も得しません。こんな悲しい事故を繰り返してはなりません。絶対に。
【対策】
クレジットカードの利用可能枠には余裕を持たせておきましょう。予約注文の決済にカードを使った場合、決済が行えるかのチェックが毎月行われます。
・普段から利用可能枠に余裕がないなら、カード会社に増枠申請してみましょう。
・可能なら、予約注文にはクレジットカード以外の決済方法を指定するのもよいです。
ショップからの連絡は必ず受け取れる状態にしておきましょう。今回のように、メールにはフィルタ誤作動リスクがあります。
・重要なメールが誤って振り分けられていないか、確認する習慣をつけましょう。
・可能なら、迷惑メールフォルダは普段目に見えるところに配置しておきましょう。
(Gmailでは無理かもしれません。やり方をご存じであれば教えてください)
以上のことを見直して、予約商品は確実に手に入れましょう!