最近平日は、ADDress熊本県宇城の家にほぼずっと滞在しております。
そして週末に、福岡や大分、東京、大阪に移動する生活をしております。
このように複数の拠点を持って生活する人のことを多拠点生活者(アドレスホッパー)と呼びます。
私の場合は、週末のみ移動するので「週末ホッパー」といったところでしょうか。
ADDressには、様々な形で多拠点生活をする人が、住む空間をシェアしながら生きています。
そんなADDress会員の中でも珍しい「無拠点生活者」と過ごす機会があったので、その思い出をシェアします。
複数の拠点を持って生活するのが多拠点生活なら、一切拠点を持たずに生活するのが無拠点生活。
拠点を持たずに様々な地域を楽しむ生き方、無拠点生活を数ヶ月前からされている女性が、宇城の家に数日滞在してくれました。
といっても、去年の12月に1回滞在されたので、今回は約2ヶ月ぶりの再会です。
この期間の間にも宮崎、大分、福岡、徳島、東京など様々な地域を巡っていったそうです。
そして、来月からはエストニアやリトアニアに行って、その後、南米に行くかもしれないんだとか…!
羽が生えてるようなアクティブさですね。
個人的には、ADDress会員の中で1番仲良くなったんじゃないか、と思うぐらい今回色々お話しました。
宇城の家に久しぶりに戻ってこられた日は、宇城の家の家守さんの号令で鍋パーティーが開催。
私は所用で準備に参加できなかったので、おやつだけ買って帰宅。
キムチ鍋です。
最近iPhoneの、加工して写真撮る機能ばかり使っているせいか、キムチ鍋感が全然出せてないですね。残念。
あと、イノシシ肉もシェアしてもらったそうで、一緒にいただきました。
豪快に焼肉のタレで焼き上げてあります。
お肉の歯応えが良すぎて中々噛みきれないのが辛かったですが、非常に美味でした。
それぞれの食の好みの話や、「匂い」についてのこだわりの話など、大分盛りあがりました。
そして、いい感じにお酒が入ったところでお菓子を投入。
私は和菓子が好きなのですが、今回は女子2人のためにチョコを買ってきました。
鍋とイノシシとチョコのシェアを3人で楽しむ。
良い夜ですね。
次の日は、宇城の家のお隣のコミュニティスペース「風の館 塩屋」で、豚汁が振る舞われているとのことで、ADDress組も参加しました。
地元のおじいちゃん達が集まっていて、わいわいしている空間。
その中に多拠点生活をする若者2人が参加するという構図。
なかなかシュールですねw
シェアしてもらった豚汁とお米。有機野菜を使用した、環境にも良い美味しい料理をいただきました。
宇城の方々は、すごいオープンな空気で、私達のような「よそ者」でも、気持ちよく迎え入れてくれます。
非常にありがたい。
この地域は元々、港の近くの宿場町だったそうで様々な人々が貿易で訪れていたそうです。その歴史が、現在のオープンな空気につながっているのかもしれませんね。
他にも塩屋の成り立ちなど、リアルな歴史のお話を聞けました。
ちなみに「風の館 塩屋」は、地元のとてもアクティブな人たちで運営されているコミュニティスペースです。
最近では「キモノカフェ」という自律分散的なイベントや演奏会が行われたりしていて、SDGsの文脈にも通じる、最先端の要素を自然に醸しだす魅力的な空間です。
その後、夕方には八代の建築家の方がいらっしゃったので、宇城の家のオーナーさんとADDress組でコーヒーをシェアしてもらいました。
パンも美味しい…!
宇城の家のオーナーさんは、一時期フランスで生活されていたこともあり、フランス語ペラペラで多様な視点と世界観を持たれた方です。
ここのコーヒータイムでは、歴史を紐解くと日本人というのは、元々多様性を受け入れる文化を持っていたのでは?という話に。
私自身は日本には真逆のイメージを持っていたので、視点によって全然変わるなー、と感じました。二律背反ですね。
一昨日の鍋パーティーで余った鍋。これが気づいたらカレーに生まれ変わってました。
無拠点生活の彼女がカレーにしてくれていたようです。
知らずに唐揚げを買ってきていたので、それをカレーにトッピング。
鍋がシェアの力で唐揚げカレーに変身しました。+塩屋の豚汁付。
徳島県美馬にあるADDressの家や、そこの最高にアツい家守さんのお話も聞けたり、
多様な人と触れることで自分自身の解像度があがる話など、なかなかディープな話で盛りあがりました。
鍋→唐揚げカレー→そして最後は、カレーチャーハンに生まれ変わりました。
+塩屋の豚汁。
ここ数日の晩ごはんはシェアであふれていますね。
無拠点生活の彼女は、明日から別の地域に行くそうで最後のシェア晩ご飯です。
最後は、お互いに今まで出会った「ぶっ飛んだ人々」の話で盛り上がりました。
お互いにディープな生き方をしてたせいか、多岐に渡るぶっ飛んだ人々の話が出てきました。
ここでは中々書けないような内容ばかりでしたが、個人的に1番面白かったです(笑)
そして最後に、心理的距離の近い人で物理的距離の遠い人は、レア度が高く感じてもらえる=価値を高く感じてもらいやすい。という説ができました。
同じような事をしたり話す人でも、距離が遠ければそれだけで価値が高まる。
なので、多拠点生活していたら、何にもしなくても面白がってくれるので得だよね。というお話です。
この数日間、非常に楽しい時間を過ごせました。
そこで思ったのが、家と食事のシェアのファシリテーション効果。
この数日間でやったことは「家をシェアしている人と食事をシェアした」のみ。
しかし、様々な方々とお話をして、多くの気づきを得ることができました。
「家と食事のシェアががあれば、普段の生活がかけがえのない体験に変わる。」
そんなことを思いながら、現在は大阪に向かってます。
今日はどんなおもしろい体験ができるのか?
楽しみです。
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