最近、僕はシェアリングエコノミーというものにハマっています。
シェアリングエコノミーをざっくり説明すると、モノやサービスを他の人とシェアして生まれる経済のこと。
メルカリやココナラ、UBER、Airbnbなどが有名ですかね。
そういったものに触発されて考えたのが「ごはんシェア」です。
ごはんシェアの説明はこちらを見てください→
今回はごはんシェアやシェアリングエコノミーについて、僕の考え方を紹介します。
プロシューマー(生産消費者)
個人的にはシェアリングエコノミーの概念は「プロシューマー(生産消費者)」だと考えてます。
プロシューマーとは、1980年にアルビン・トフラーという未来学者が出した「第三の波」という本で出てきた言葉です。
生産者(プロデューサー)と消費者(コンシューマー)の両方の性質を持つ人を「プロシューマー」と呼び、意味としては生産活動に積極的に関与する消費者。
もっと分かりやすくいうと「消費のための生産活動をする人」ですかね。
それって、まさにシェアリングエコノミーで人にサービスをシェアしたり、シェアしてもらってる人のことだと思います。
このプロシューマーというあり方、
より理解を深めるために、プロシューマーの歴史を紹介します。(かなり僕の解釈が含まれてますのでご了承ください。)
まず、近代の産業社会の前は農耕社会でした。
この時代はまだはっきりとした市場もできておらず、ひとつの地域の中での経済が中心でした。
この時代は生産と消費は分かれておらず、皆どちらもやるのが当たり前だったそう。
この社会の人をプロシューマー1.0と仮定します。
そして、産業革命がおき、産業社会に変化していきます。
いわゆる大量生産、大量流通の時代。
同時に市場という存在が生まれ、生産と消費が分けて考えられるようになりました。
この時代はプロシューマーという概念が薄まっていきます。(0ではない。)
そして、「第三の波」の中では、その産業社会から新しい社会へと変化していくと書いてあります。
情報化社会や脱産業社会ということかな?と感じてます。
この時代は技術の進歩によってプロシューマーが復活すると書いてありました。
例えば、自分で使う家具や道具などを自分で作るDIYや、銀行の窓口を利用するのではなくATMを利用したりといったセルフサービス的な感じのもの。
個人レベルの生産消費者。この社会の人をプロシューマー2.0とします。
そこから今はさらに発展して、プロシューマー3.0の時代になっているのでは?と感じております。
プロシューマー3.0は「市場やコミュニティを通した生産活動をする消費者」と考えてます。
例えば、この形
今のシェアリングエコノミーの流れですかね。
様々なサービス(市場)を通してモノを販売したりサービスを提供する。それと同時に自分も消費者としてサービスを受ける。市場を通した生産消費。
後、もう一個考えてる形があります。
それがコミュニティを通した生産消費。
こちらは市場を通すわけではなく、自分たちの仲間内でモノやサービスを提供し合うコミュニティを作るあり方。
そして、図のAさんとEさんのように、別のコミュニティの人とつながることでネットワークを広げていく形ですね。
いわゆる自立分散型というやつ。
この形でつながるメリットはやたらに市場が肥大化したりせず、信頼度の高さは保ちつつも活発に生産消費できることではないのかと考えてます。
そして、ごはんシェアはこの形を目指してます。
ごはんのシェア自体は各々のコミュニティで楽しんで、その活動報告を「ごはんシェア」という言葉をタグ付けして投稿することでつながっていくイメージ。
誰かが専用のプラットフォームを作るわけではなく、自分たちで勝手に作って広まっていくシェアリングエコノミーて面白いんじゃないかなあと思ってます。
このごはんシェアはプロシューマーの活動としては一例です。
それ以外にも「旅シェア」であったり「読書シェア」という発展系も開始する予定。
もし活動開始したらまた記事を更新しますね。
以上です。
それでは、ありがとうございました。
ちなみに、ごはんシェアやってみたいという方はこちらもご覧ください。