海外で出会った衝撃体験を綴っています。
インドでは、蚊の媒介する病気(マラリアやデング熱など、命に係わる)を危惧して国家レベルでいろいろな対策が講じられています。屋外で定期的な薬剤噴射もやります。屋内対策としては、蚊取り線香(日本から持って行った蚊取り線香、すごく効きました)や対蚊用キャンドルなどがあるのですが、こちらで支持を集めているのが「蚊叩きラケット」。充電式のためか、電器屋さんで購入することができました。
こちらがその中身。充電しているときはランプが点灯します。
初めて充電したときは、その姿がシュールすぎて腹を抱えて笑ってしまいました。
袋に漢字が書いてあるので、インド製ではありません。よく見ると、柄の部分に「LのP」下のほうに「虎の拍」と書いてあります…!
「の」というひらがな文字は、中国(もしかしたら香港・台湾のみ?)でよく使われているようです。留学生のころ、チャイナタウンで買った品物には「の」がたくさんついていました。なぜこの文字が流行っているのかと聞くと、なんかかわいいし、便利なんだとか。
でも日本語を使う私からしたら、唐突に「の」が現れるのって妙におかしいので、今回のラケットも「な~んじゃこりゃ~(笑)ホントオモチャみたいだねぇ」と呟いていました。すると、飛んで火にいる夏の虫のごとく、蚊が飛んできました!これはチャンス。スイッチを入れて、蚊をめがけてラケットを振りかざすと
蚊がほとんど跡形もなくコゲてしまいました。「虎の拍」って感じ?一応三層構造になっていて、電気が流れている部分は真ん中だから危険はないはずだけど、なんかこれ、スタンガンみたいです。蚊はそりゃあひとたまりもないざますよ。このラケットで退治するのは蚊が可哀そう過ぎるのではと思ったけれど、暗がりの中プンプンぷんぷん飛ばれて眠れなくてストレスMAX状態のときには、そんなこと思いもしない自分は修業が足りませんね。