ども、Pockyです。
このシリーズ、ALISチームのJimmyさんからもお墨付きいただきましたありがとうございます。笑
今回は、もう名前すら記憶の彼方だったこのコイン。
なんでこれ思い出したかというと、先日Twitterでめちゃくちゃ面白いポケモンのパロディー見つけたんですよ。
それでそんなんあったなぁ〜と思い取り上げてみた次第です。笑
動画内ではフルスキャムと言われてますが、調べてみたらそういうわけでもなさそう?
◆ NANJコインとは
◆ ロードマップと実績
◆ NANJ終了のお知らせ
◆ NANJ COINの価格推移
◆ まとめ
NANJコインは、日本のインターネット掲示板「2ch」における「なんでも実況J板」、通称「なんJ民」によって開発されたトークンです。
NANJコインが公開されたのは2018年1月。当時日本では既に「MONAコイン」が人気を博しており、NANJはこれに続く国産コインとして話題になりました。
NANJコインのテーマは、「スポーツをもっと楽しむ」であり、スポーツ関連事業の新たな経済圏を作ることが目的でした。
トークンティッカー:NANJCOIN(NANJ)
総発行枚数:300億枚
トークン規格:ERC-223
NANJコインは2018年1月、トークンの発行とともに2020年までのロードマップを公開しました。
ロードマップの内容と実績を照らし合わせながら見ていきます。
2018年1月にNANJCOINを公開し、その後エアドロップによるNANJの一部無料配布が行われました。
予定されていたICOによるNANJの販売ですが、当時ICO詐欺が流行り始めていたことにより日本でのICO規制が始まったことから、中止を余儀なくされました。
ICOは中止されましたが、2018年5月にNANJ運営側が持つトークンのロックアップは実施され、総発行量の15%を占める45億枚がロックアップされました。
NANJコインは2018年3月16日に海外取引所である「CoinExchange」に初上場を果たしました。
ICOが中止になったことから、上場時には運営によるNANJコインの売り出しが行われました。
これにより、1~3sathosiで180億枚が板に並びましたが、12時間で完売という盛況ぶりでした。
その後最大手というほどの取引所には上場していませんが、「HitBTC」や「MIDEX」といったいくつかの取引所には上場しています。
国内の規制が強化されたことで国内取引所上場のハードルはさらに高まり、結局これは叶わぬ夢となりました。
予定では2020年に、運営側が持つ45億枚のNANJをロックアップ解除して市場に売り出し、この売却益で野球チームを買収するという計画でしたが、それも結局は果たすことができませんでした。
2018年2月 5chCoin被害者救済措置(被害者にNANJCOIN配布)
2018年3月 NANJフロントチームを法人化
2018年5月 BitCashとコラボ、e-Sports応援企画実施
2018年6月 CosplayTokenとパートナーシップ締結
2018年9月 NANJCOIN公式ウォレットリリース
2018年11月 Shizuoka Esports Festivalにて投げ銭企画実施
国内の規制強化に抗いながらも活動を続けてきたNANJ法人ですが、2019年8月に突然、代表取締役の辞任と法人の休眠が公式Discodeにて発表されました。
またこれに伴い、運営が保有していたNANJCOIN100億枚がバーン(Burn)されたようです。
今後は海外で独自チェーン・ウォレットの開発に専念するとのことでしたが、その後の続報はありません。
現在は公式HPやホワイトペーパー、ロードマップも全て閉鎖されてます。
NANJ公式ウォレットについても、その後長期メンテナンス実施のアナウンスを機に閉鎖状態となり、現在(2021年2月)も利用できません。
Coinexchange上場後、一時は1NANJ=0.5円近くまで高騰しましたが、仮想通貨暴落の波に呑まれてともに暴落しました。
その後、NANJ法人活動が続いている間は多少の出来高がありましたが、今となってはほぼ無価値の電子ゴミ状態です。
突然のプロジェクト休止となったNANJ法人ですが、一連の流れを見ると詐欺という印象は全く受けません。
というのも、そもそもICOを行っているわけでもなければ、上場時に売り出したNANJも1〜3satoshiと非常に良心的な低価格です。
その後のロックアップも予定通り実施し、運営側が売り抜けるようなこともありませんでした。
上場後に高値掴みしてしまったホルダーは損失を被ってしまったかもしれませんが、よくあるICO詐欺のような被害はありません。
また、ホルダーからは運営をねぎらう声も上がっているほどです。
運営側としてはバツの悪さを感じて逃亡のような形になってしまったのかもしれませんが、途中までは本気でプロジェクトを成功させる心持ちはあったのではないかと思います。
また、それほどまでに国内規制のハードルは高かったとも言えます。
そう考えると、国産コインとして同じ境遇にあるALISもよくやってきているなぁと感じました。
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