ども、Takaです。
ALISはイーサリアム上のDApps(分散型アプリケーション)です。
そして$ALISはイーサリアムチェーンで稼働するERC-20規格のトークンです。
これが何を意味するか。今日はその可能性について考えてみます。
◆ ワールドコンピューター「Ethereum」
◆ 分散型金融「DeFi」
◆ 非代替性トークン「NFT」
◆ イーサリアムとALISの可能性
◆ まとめ
「イーサリアム」というと仮想通貨としての「ETH」を思い浮かべがちですが、そもそもイーサリアムというのはDappsを構築するためのプラットフォームです。
DAppsというのは、「Decentralized Applications」の略で、日本語では「分散型アプリケーション」と呼ばれます。
これはブロックチェーン上にプログラムを構築することで、契約の実行や決済を自動化できる「スマートコントラクト」を採用したアプリの総称とも言えます。
スマートコントラクトはよく自動販売機の仕組みに例えられます。
自販機にお金を入れてボタンを押すとジュースが自動で提供されます。
この一連のやり取りは全てプログラムによって実行され、そこに仲介者は存在しません。
このため人為的なミスや誤解が発生することはなく、トラストレスな取引が可能です。
これをブロックチェーン上で仮想通貨を使って実現したのがスマートコントラクトです。
プログラムをブロックチェーン上に構築することで、ありとあらゆるP2Pの取引が可能になります。
集計・承認・配布といった一連の契約が自立化されるため、中央管理者が必要ないことがDAppsの大きなメリットです。
そして通貨としてのETHは、あくまでここで使用されるガス代(手数料)に過ぎません。
つまり、イーサリアムの目的は「プラットフォームの構築」であり、価値の保存や送金を目的に作られたビットコインとは、根本的に性質が異なります。
イーサリアムによって提供されるサービスの可能性は無限大であり、イーサリアムは別名「ワールドコンピュータ」とも言われています。
DeFi(Decentralized Finance)は日本語に直訳すると分散型金融です。
これはイーサリアム内における金融システムを総称した言葉です。
イーサリアム上に作られたそれぞれのDAppsは、それが全く別のサービスであっても互いに無関係ではありません。
マネーレゴとも表現されるDeFiの世界は、様々なサービスが互いに連携することでより便利な世界へと発展していきます。
例えば「Uniswap」は取引所としての役割を果たすDAppsです。
これにより、イーサリアムチェーンで稼働する全てのERC-20トークンは、Uniswapを通じて交換できるようになりました。
おかげでALISもUniswapを通じてETHに交換することができます。
また、「MakerDAO」や「Compound」といった銀行の貸し出し(レンディング)サービスのような役目を果たすDAppsも登場しました。
これにより、ERC-20規格のトークンを貸し借りしたり、利子を受け取る目的でトークンを運用したりすることが可能です。
これらの金融サービスが総称して「DeFi(分散型金融)」と呼ばれ、既存の金融サービスはほとんど全てイーサリアム上のスマートコントラクトで代替可能と言っても過言ではありません。
DeFiと並んでブームとなっているのが「NFT:Non-Fungible Token」です。
日本語では「非代替性トークン」または「唯一無二のトークン」と呼ばれます。
音楽・アート・ゲームアイテムなどのコンテンツををブロックチェーン上のトークンと紐付けることで、アセットとして保有することができます。
NFTのはERC-721、またはERC-1155というトークン規格によって生成され、これらは固有のIDを持つことができます。
つまり同じものは2つとして存在せず、全てのトークンがオリジナルです。
もちろんこのトークンもイーサリアムのブロックチェーン上で取引され、そのセキュリティはイーサリアムに準ずるため、不正や改ざんは不可能に近いです。
発行されたNFTは、DAppsのマーケットプラットフォームを通じて活発に売買されています。
ちなみに、ALISでも過去に試験的にNFTを発行しています。
「アルティメット紅白大運動会」と称した企画により、優勝チームのユーザーにはバッジが送られました。
このNFTは、個人ページの「バッジ」タブで閲覧でき、OpenSeaなどの外部マーケットプレースで取引することも可能です。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。
前述したように、次々に生まれるDAppsとその連携により、イーサリアムには様々な機能がもたらされています。
そしてALISもそのエコシステムの一部として、大いにその恩恵に預かっています。
ALISトークン、メタマスクによる入出金、Uniswapでの交換、NFTの取扱い...。
現在利用できるこれらの機能は、すべてイーサリアムのおかげです。
イーサリアムというベースがあるおかげで、開発工数を削減することができるだけでなく、他のDAppsの機能を利用することもできます。
とはいえ、イーサリアムエコシステムの発展はまだ序章に過ぎません。
今後さらなるサービスの増加とその連携により、ありとあらゆることが可能になることが期待できます。
ではその中で、ALISでは何ができるようになるでしょうか。
いくつかその例を挙げてみます。
現在、ALISトークンを換金するには、ALISウォレットからメタマスクに出金し、Uniswapに移動してETHに交換する必要があります。
しかしわざわざ外部サイトに移動しなければならないのは手間ですし、何よりUniswapのサイトは日本語に対応していません。
これでは仮想通貨に慣れていない人がいきなり使うことはできないでしょう。
これを解決する案として、例えばUniswapに接続できるフロントをALISのプラットフォーム上に構築することができます。
これが実現すれば、ユーザーはALIS内で日本語のインストラクションに従ってALISをETHやUSDCなどへ交換することができます。
また、さらに言えば外部プロトコルを使ってALISトークンのレンディングを可能にすることもできるでしょう。
実際にALISのレンディングを提供するプロトコルがなくとも、裏でALISをUSDCなどに自動交換して貸し出すという仕組みは作れそうです。
現在すでに多くのDeFiプロトコルが存在するため、これらへの接続口さえ作れればALISトークンを運用することができるかもしれません。
これはすでに「ALIS Market」によって可能ですね。
特に、「Avacus」が「amazon」の商品をALISで購入できるようにしたのは画期的な仕組みだと思います。
現状は$ALISの流動性がなさ過ぎてあまり機能してませんが、この発想自体は将来に繋がりそうです。
より多くのサービスを繋いで流動性を確保することができれば、ALISで何でも買えるようになります。
例えば、ALISのブログで紹介されている商品を、その場でALIS支払いによって購入することができたらとても面白いと思います。
ブログサービスという本来の趣旨からはずれるので賛否両論あるかもしれませんが、個人的には、ALISでもっとNFTを活用してほしいと思います。
試験的に発行した前回のNFTバッジは閲覧こそできるものの、信頼の可視化という観点で影響力があるとは到底思えません。事実上、無価値です。
例えば、発行したNFTバッジにトークン保有ボーナスのような機能を持たせるとか、バッジではなくコレクタブル性を高めたアイテムにして$ALISにより売買可能にも面白そうです。
ざっと思いただけでも、これだけの可能性が挙げられます。
ただし、全てはALISトークンがそれなりの流動性を保ってある程度の価値を保証できることが前提の話です。
つまり、イーサリアムエコシステムの一部として恩恵を受ける前に、ネットワークの一員として寄与する必要があると思っています。
現状、ALISトークンを保有するインセンティブは全くありません。
そもそも、ただ送金や決済に使えるというのは価値ではないです。
ALISがイーサリアムの一部として価値を持つためには、ALISを保有する、または支払うことでしか手に入らない「何か」が必要です。
極端な例ですが、例えばALISがポケモンと提携して、ALISトークンでしか買えないNFTのデジタルカードを発行したとしましょう。
おそらくみんなポケモンカードNFTを買うためにALISを買います。
これは立派なインセンティブです。
ポケモンに限らず質の高いNFT販売でもしたらマネタイズ問題まで一気に解決しそうな気もしますが、ALISの方向性的にそれはなさそうですね。
話が逸れましたが、何が言いたいかというと、イーサリアムは偉大だということです。
ALISにはそのメリットを十分に活かして頑張って欲しいと思います。
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ありがとうございます。✨