こんにちは、Takaです。
ビットコインが最高値を更新して界隈が再びの賑わいを見せる今、数年ぶりに戻ってきた方などもいるのではないでしょうか。
2017年末のバブルと言われた時期にはICOが乱立し、その半数以上が詐欺、またそうでなくてもその後の仮想通貨市場の低迷でほとんどの草コインたちが消えて行きました。
ALISもまたそのひとつ。崩壊こそしていませんが、もはや忘れられかけの存在となってしまっていますね。笑
今回からは、そんな忘れかけられた草コインたちを取り上げ、数年たった今どうなっているのかを調べていきたいと思います。
記念すべき第1回目は僕自身もICOで購入したこのコイン。
バンクエラは、暗号資産の銀行を目指して立ち上げられたプロジェクトです。
Bankera(BNK)という暗号資産を発行して2017年11月にICOを行い、約170億円の資金を調達しました。
Bankeraトークンの大きな特徴は、バンクエラ利用者の手数料によって発生した利益の20%がBNK保有者に配当されるという点です。
また、バンクエラは独自の仮想通貨取引所(日本人は現在利用不可)を運営しており、BNK建てで取引を行うと手数料が無料になるというメリットもあります。
・トークン規格 ERC20
・総発行枚数 250億BNK
ICOでの最終販売価格は、1BNK≒3円。
その後2018年6月にHitBTCに上場し、一度はICO割れしたものの、高値では30倍以上を記録しました。
しかしその後仮想通貨市場の低迷とともにBNK価格も暴落。
現在(2020/12)はなんと、1BNK≒0.11円
ICO最終価格から30分の1近くになってます。笑
出来高も1日50万円程度しかありません...。
そういえばバンクエラに数千万円ぶっ込んでた人いたけど、元気かなー。
と思って今探したらTwitterもブログも消されてました...。
BNKの主要取引所であったSpectroCoinが、規制の関係で2019年1月から日本人の利用を禁止したことが大きな原因です。
配当の付与もICO直後からSpectroCoinで行われていましたが、日本人ホルダーはBNKを引き出すことを余儀なくされ、受け取ることができなくなりました。
もともとICOには日本人が多く参加していましたが、多くの日本人ホルダーがこのタイミングでBNKを手放しました。
Bankeraのプロジェクト自体は今も続いており、TwitterやHPで進捗状況を確認することができます。
日本は未だサービス対象外ですが、ヨーロッパを主なターゲットとしてにサービスを展開しています。
また、レベニューシェア(配当)も、継続的に付与されているようで、公式ブログでは毎週配当の内容が公開されています。
これまでの主なイベント
2018年1月 Bankera&SpectroCoinカードサービス停止
2018年12月 Bankera取引所オープン
2019年1月 日本居住者へのサービス停止
2019年3月 HanbitcoにBNK上場
2019年5月 IDCM取引所にBNK上場
2019年6月 IDAX取引所にBNK上場
2019年7月 暗号資産貸出サービスを開始
2019年11月 SpectroCoinカードサービスを再開(日本は対象外)
直近では、2020年12月にBankeraデビットカードとBankeraインターネットバンキングプラットフォームのメジャーリリースが予定されています。
また、2021年の第一四半期にはBankeraカード(VISA)のリリースを予定しており、現在はテスト段階とのことです。
その他、時期は未定ですが、Bankeraのスマートフォンアプリのリリースも今後予定されています。
ICO人気とは裏腹に今や日本ではほぼ耳にしなくなったバンクエラですが、プロジェクトは順調?に進んでいるようです。
今のところまだ日本人は利用できませんが、いつか日本でも利用できるようになるかもしれませんね。
ちなみにバンクエラカードは、保有している暗号資産を決済時に法定通貨に換算して支払いができるだけでなく、世界中のATMで現地通貨を引き出せるそうです。
カードデザインおしゃれだし欲しいなぁ。
というわけで「あの仮想通貨はいま」第1回目はバンクエラでした。
気が向いたら第2回を書きます。
いいね・コメント・投げ銭
ありがとうございます。✨