ども、Takaです。
近々CoinListにてトークンセールが行われる「Casper(キャスパー)CBC」について調べてみました。
◆ Casper(キャスパー)とは
◆ Ethereum(イーサリアム)への実装
◆ ネイティブトークン「$CASPR」
◆ トークンセール詳細
Casper(キャスパー)は、ブロックチェーンへの実装を目的としたPoS(Ploof of Stake:プルーフオブステーク)のモデルです。
PoSとはPoW(Ploof of Work)に代わるブロックチェーンの構造で、マイニングの代わりにステーキングによってチェーンを維持します。
ステーキングとはトークンを預けてネットワーク上で有効にすることで、マイニングのようにコンピュータを使った高度な計算は不要です。
PoWでいうところのマイナーは、PoSにおいてバリデータ(Validata)と呼ばれ、マイニングと同じように報酬を獲得することができます。
PoSはトークン保有者であれば誰でも参加できるため、PoWのマイニングに比べて参入のハードルが低く、設備費や電気代などのコストを節約できるのがメリットです。
PoSの仕組み自体はNEMなどでも既に使われていますが、Casperはもともとイーサリアムへの実装を目的として独自開発されたものです。
イーサリアムが開発したCasperは当初、2種類のモデルがありました。
一つはPoWとPosのハイブリッド構造である「FFG(the Friendly Finality Gadget)」、もう一つは完全なPoS構造である「TFG(the Friendly Ghost)」です。
「CBC(Correct by Construction)」はTFGを一般化に向けて改良したもので、現在は、CasperLabsという独立したチームが開発・運営しています。
イーサリアムは現在、マイニングによるPoWを採用していますが、スケーラビリティ不足が大きな課題となっています。
昨今のDeFiブームでガス手数料が高騰しているのもこのためです。
しかしこれは予期された問題であり、以前からこの対策としてCasper実装によるPoSへの移行が計画されていました。
そしてついに、2020年12月から開始されたEthereum2.0「Serenity(セレニティー)」では、数年かけてこのアップデートが完了する予定です。
ただし今回のEthereum2.0で採用されるのはCBCではなく、今もイーサリアムの内部チームが開発しているFFGです。
とはいえ独立したCBCも無関係というわけではなく、CBCはその後のEthereum 3.0に向けた開発を行っています。
また、CBCは一般的なPoSモデルとしてイーサリアム以外への活用も目的としています。
CasperCBCは、ネットワークのネイティブトークンである「CSPR」によって支えられます。
・ティックシンボル:CSPR
・総発行枚数:100億枚
CSPRトークンの分配内訳は、以下の通りです。
ざっくりまとめるとこんな塩梅です。
・CasperLabs・チーム→18%
・Casper非営利団体→20.3%
・開発者・アドバイザー配布→22%
・資金調達配布→39.7%
これらのトークンは、下図ように徐々にロックアップ解除されていきます。
$CAPRの一般向けトークンセールが、2021年3月23日からCoinList(コインリスト)にて実施されます。
セールには3つのオプションがあり、それぞれ販売時期や価格、ロックアップ期間が異なります。
※1:需要に応じて最大8%まで増加
※2:需要に応じて最大4%まで増加
例えばオプション1では1CSPR=0.01USDで購入できますが、購入したトークンは2022/4/1から6ヶ月にわたって配布され、12ヶ月間のロックアップが伴います。
この期間はセールで購入したトークンを売却することができないので注意が必要です。
今回のトークンセールでは、CSPRの総発行枚数のうち、10%にあたる10億枚が販売される予定です。
このトークンセールに参加するためには、コインリストへの登録を含む事前登録が必要です。
コインリストの登録方法は以前の記事で解説しているのでよければ参考にしてください。
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