※筆者注:暇つぶしに描いた前置きの茶番が長いので面倒な方は飛ばしてください
サ「こんにちは!ブロック・チェン仙人!」>
<仙「やぁやぁ、E・サリア君。高校生活はどうかね?」
サ「とっても楽しいです!」>
<仙「それは何よりじゃあ」
サ「特に最近コンピュータ工学の授業が楽しくって
私もいつかゲームを作れたらいいな・・・って」>
<仙「なるほど、ゲーム制作か。いい趣味じゃな。
どんなゲームを作りたいのかな?」
サ「最近ブロックチェーンゲームというものを知りまして。
これから増えていく次世代のゲームらしいんです。
やっぱり新しいことに挑戦したいなと思っていて、
技術を磨いてほかの人より先にすごい
ブロックチェーンゲームを作れたらと思ってます
・・・だけどハードルも多くって」><仙「ブロックチェーンゲーム(BCG)か・・・良い所に目を付けたな。
17歳でその重要性に気づくとは、さすがワシが見込んだ娘じゃ。
1000年生きてきたがブロックチェーンゲームの重要性に
その年で気づいたのは君が初めてじゃあ!!」
サ「え、ブロックチェーンは1000年前はなかったんじゃ
ないでしょうか・・・?」>
<仙「黙れい小娘!!!!」
サ「うわっ!!!」>
<仙「ワシは1000年昔からブロックチェーンの仕組みを考えておったわ!!」
サ「そ・・・そうなんですね(ガクガク)」>
<仙「む、貴様・・・信じておらんな!?」
サ「(仙人のテンションについていけないだけです・・・)」>
<仙「よし、小娘。BCGのハードルが高いと言っておったな。
貴様が気になりそうな単語をいくつか教えてやるっ!!!
ワシはブロックチェーンだけでなくブロックチェーンゲームも
1000年分の・・・長い歴史で人類が得た
全て知識を持っておるからなっ・・・!!」
サ「(ゼーリエみたいだ・・・)」>
<仙「・・・さて、では解説していこうかのぉ。」
サ「(もとに戻った・・・)」>
(筆者)「で、本題のブロックチェーンゲームの用語集(よく見るけどよく分からないやつら)です。仙人はボケていることがあるという話を隣のおばちゃんが言っていたのでツッコミがあったらツッコンでやってください。BCGが軸なので内容はゲーム関連の説明にしています」
ブロックチェーンゲームは別名「NFTゲーム」や、略して「BCG」といったりもするんじゃよ。
ブロックチェーンができる前は、例えばある企業がサービスを提供するときそのデータはその企業のデータベースにしかないから、ここだけ改ざんすれば一発アウトじゃった。ハッカーに狙われるのが一か所になるんじゃな。そこで登場した「ブロックチェーン」じゃが、これはそこに乗っかる人々が皆それぞれでデータを管理する仕組みじゃ。皆で管理しているということは、その中の一人が勝手にデータを好き勝手に変えても(=改ざんという)ほかのデータが変わらないので、「あっ、一人だけデータが違う、あいつが持っているデータは偽物だ!!」となって改ざんがすぐバレるんじゃ。データの信頼性を上げるのがブロックチェーンじゃな。そしてブロックチェーンはFTやNFTを作れる。このNFTを使うのがブロックチェーンじゃが、FTやNFTは次で解説するのじゃ。
ブロックチェーンで作れるデータにはFTとNFTがあるのじゃ。
FTは代替可能トークンともいうが、これは種類が同じであれば皆同じ価値を持つという特性を持ったデータじゃ。と言っても分かりづらいな。例えると、1円玉が2枚あるとしたとき、その1円玉は当然2枚とも1円分の価値があり、その2枚の間に差はない。片方にだけ100円の価値が付いたりしないということじゃな。つまりどっちでもいいんじゃ。特にお金などは100円はみな100円、500円はみな500円といったように、1つ1つに差がない。この特性を持つデータがFTで仮想通貨がこれに当たるんじゃよ。
一方NFTは全く同じ種類でも価値が違うものじゃな。例えばここに全く同じ絵が2枚あって、片方はピカソが、片方はそこら辺のおっさんが描いたとする。全く同じ絵だとしても、どう考えてもピカソが描いた絵の方が価値が高いじゃろ。このような同じ種類でも価値が違うデータをNFT(非代替性トークン)というんじゃ。
そしてブロックチェーンゲームではNFTをデータとして扱う。
今までのゲームはデータは所詮、企業からの借り物じゃった。ゲームでカードを手に入れても実際は自分は何も手に入れてないし、ゲームがサービス終了になればそのデータは消える。言うなればサービス終了までカードのデータを借りているだけじゃな。
一方ブロックチェーンゲームのデータはNFT化されているものがある。これは暗号資産として残るのでゲームの外に持ち出すことも人に売ることもできるし、ゲームがサービス終了になってもデータは残り続ける(ただしサービス終了したゲームのNFTは人に売れるほど価値が残るかは疑問じゃ)。手に入るデータ(NFT)に暗号資産としての価値が付くのじゃ。実際にモノ(NFT)が手に入り、それを使って稼ぐこともできるのじゃから、従来のゲームより投資・課金する価値もあるのがBCGの魅力じゃな。
BCGにはNFTデータが存在するが、NFTデータの中には特殊なGenesisと呼ばれるNFTを提供しているゲームもあるんじゃ。基本的にGenesisは「起源」を意味するが、その意味通り初期限定配布など限定的に配られるデータじゃ。全てではないがGenesisを提供しているゲームで概ね共通する特徴は、「Genesisは決まった数量しか発行されない」という点がある。例えば確率でNFTが当たるガチャがあるとして、これは無限に人が引き続ければNFTも無限に発行され続ける。一方20体限定のGenesisが確率で出るガチャがあるとする。こちらは20体出た時点でGenesisが出なくなり、その後2度と手に入らないんじゃ。このように数を絞っているためGenesisの価値は通常のNFTより高くなりがちじゃ。ゲームによってはNFTにはない特殊な性能を秘めていることもあるんじゃよ。人には高く売れるが人から買うときは高いのが特徴じゃな。
BCGにおけるユーティリティトークン(ここではUトークンと略すぞい)というのは、ブロックチェーンで生成されたデータで、ゲーム内で機能を使うために払う通貨のように使えるデータじゃ。例えばゲーム内でガチャを引いたりスタミナを回復したりするのに「石」が必要で、その「石」は課金して手に入るようなゲームがあるとする。この「石」がUトークンだったりするんじゃ。ゲーム内でガチャを引く、スタミナを回復する・・・といった機能を利用するために支払う通貨のようになっているんじゃな。
そしてユーティリティトークンの中でもさらに特殊な機能を持たせたのがガバナンストークン(ここではGトークンと略すぞい)じゃ。GトークンはゲームによってはUトークンと同じように使えたりするが、一番の特徴はゲームにおいて何らかの決定をするときの投票権としての役割を持つんじゃ。株を持っている株主が会社の行き先を決定できるのと同様に、Gトークンを持っていれば会社の行く先を決めれたりするんじゃ。じゃがGトークンは1つだけ持っていればいいというものでもない。大抵のBCGは投票権を得るためにはそれなりの数のGトークンを保有する必要があるんじゃ(これはけっこう金がかかるんじゃな)。普通にBCGをプレイするだけならUトークンと似たような感覚で良いんじゃ。
Earnというのは稼ぐという意味の英語じゃ。BCGではNFTデータを持っているとそのキャラを使用してゲームプレイすることで仮想通貨を得ることができ、実際のお金を稼ぐことができるんじゃ。この遊んで稼ぐというスタイルをPlayToEarnというんじゃ。PlayToEarnはP2Eとも略される。p2e能力を持ったNFTキャラのことを「Earn能力を持っている」ということもあるんじゃ。
Game(ゲーム)とFinance(金融)を足した造語じゃ。そのまんまじゃな。これは「ブロックチェーンゲーム」と似た意味じゃが、ブロックチェーンゲームを使ったビジネスモデルのことをこう呼ぶこともあるんじゃ。あとはブロックチェーンゲームのことを「GameFi要素を持つゲーム」と表現することもあるぞい。
BCGにおいてNFTキャラはお金を稼ぐ能力を有し、資産としての価値を有するため人に売ることもできるんじゃ。そんなNFTキャラじゃから、お金に代わる価値があるわけじゃが、企業によってはこのNFTデータを大盤振る舞いに無料で配ってくれたりするんじゃ。この無料配布のことをエアドロップとかギブアウェイというぞい。ちなみに無料配布するイベントをGiveaway(ギブアウェイ)イベントと言ったりするから、Twitterで検索すると思わぬ収穫があるかもしれんぞい。乞食にはたまらんワードじゃ。
BCGの運営元が開催するQ&Aのコーナーじゃ。今後の展望など質問を幅広く募って、YoutubeやTwitterで回答を行うイベントじゃな。企業によっては回答のついでに新機能の紹介もしたりするんじゃ。期待できる内容であれば、その企業の仮想通貨の価格に影響したりすることもあるから案外影響の大きいイベントかもしれんな。
NFTデータを新しく作ることを指す単語じゃ。例えば「新しいNFTキャラを手に入れるためにアイテムを集める必要がある」を「ミントのためアイテムを集める必要がある」と表現できたりするぞい。
ブロックチェーンゲームは実際にお金が動くゲームじゃ。この記事はあくまで参考で、実際ゲームをプレイするときの判断は自己責任で頼むのじゃ。筆者も仙人もサリアも責任はとれんぞい。お金の使い過ぎにも注意するんじゃよー。