

USDCやEURCを発行するCircle社は、アメリカドルと連動するドル建てステーブルコイン「USDC」に詐欺や紛争が発生した場合に取引の払い戻しを含む『取引の取り消し機能』を実装する検討に入ったと、イギリスの経済誌「Financial Times」が報じました
この機能の実装により、多くの詐欺被害者の救済に大きな効力が発揮すると期待されます
今回、USDCが不正対策の実装とステーブルコインで広がる不正利用について考えます
USDCやEURCの発光体とするCircle社が今回の不正対策の実装に動いたのは、インターネット上で繰り広げられる詐欺などの犯罪にステーブルコインが悪用されているからです
近年、USDCを使用した詐欺事件でメキシコからアメリカにかけての大規模詐欺事件があります
架空の投資会社TeraBlook社はモバイルアプリを通じて月7~15%の利回りを謳った投資案件を1200人以上に日本円で300億円相当のUSDCを違法に集めていました
1200人以上の人々が被害者となり、現在も被害者がTeraBlook社に投じた300億円相当のUSDCが未だに戻ってきていません
この詐欺事件は地元メキシコのニュース報道でも取り上げられるようになり、USDCが詐欺で利用されるステーブルコインであることを浮き彫りになってしまいました
さらに、USDCがフィッシング詐欺で利用された事例もOdaily Planet Dailyが報じています
ZachXBT: 昨日、イーサリアムネットワークから300万USDC以上が盗まれた。 - Odaily Planet Daily
このような背景でUSDCが次々と全世界の詐欺で利用される悪名高いステーブルコインとなり、USDCやEURCの発光体であるCircle社が今回の不正対策の実装に検討を開始したことにつながったのです
USDCの競合銘柄であるUSDTも実際に多くの詐欺で利用され、実際に日本でもUSDTを利用した詐欺案件が出ております。このことについては、詐欺撲滅に向けて注意喚起などの啓発活動に動く「新宿109 KENZO」さんのサブチャンネルで解説しています
仮想通貨詐欺でUSDTが使われる理由を徹底解説!闇の実態に迫る! - 【新宿109】サブチャンネル
彼の動画には、以下のことを解説しています
・仮想通貨(暗号資産)系マルチでは、目減りしにくい特徴をもつUSDTが人気
・日本人から日本国内の取引所と海外の取引所経由でUSDTを奪う
・USDTは『1ドル=1テザー=1USDT』で価値を担保されており、目減りしにくい
・USDTはマネロン、ロマンス詐欺、オンカジなどの犯罪エコシステムで利用されている人気のステーブルコイン
・USDTを発行するテザー社は国連の報告に対し、2億2500万ドル相当のUSDTを自主凍結した。国連の報告書にテザー社は国連に異議を表明しています
・ChatGPTでUSDTについて調べると『テザーはブロックチェーン上での取引が行われるため、相手方の身元やトランザクションの詳細を隠すことが比較的容易。詐欺組織は匿名で支払いを行うことで、追跡を難しくし、法執行機関からのリスクを軽減しようとする。』と解説し、『ウォレットを辿れば資金の流れは見られるものの、ウォレットに名前は書いておらず、誰の財布かは一般的に見て分からない』『ウォレットの会社に問い合わせば資金がロックされる可能性が高くなる』とKENZOさんは指摘
・さらに、【取引速度の速さ】【価値の安定性】を指摘し、価格変動が激しいビットコインなどを送金手段に使うと、送金中に価値が下がる可能性がある(例:10万円が8万円になる)のを防ぐことができると説明
・締めに語った言葉として『USDTは正当な取引や支払いもUSDTを利用する場合がありますので、テザー社が詐欺組織ではない。ただ、USDTは多くの詐欺組織から利用されています』と付け加え『テザー(USDT)入金の仮想通貨系マルチにはお金を入金しないように気をつけほしい』と注意を呼びかけました
箇条書きになっていることを1つにまとめると、仮想通貨(暗号資産)系マルチは日本人を日本円から国内取引所を経由して海外の取引所で特殊な仮想通貨(USDT)に換金し、日本人からUSDTを奪い取ります。USDTは追跡が難しく、犯罪に利用されやすいため、安全な取引に見えても、実は危険な罠であることを新宿109 KENZOさんが動画を通じて解説しているのです
それ以降、執筆者はUSDTの保有を辞め、Circle社が発行体とするUSDCやEURCなどの法令や規制に基づいて発行された法定通貨担保型ステーブルコインを保有するようになりました
このように、暗号資産でとくにステーブルコインでも、犯罪エコシステムなどの犯罪組織から全ての人々からUSDCやUSDTを奪い、自らの犯罪資金に充てているのです
そんな時に効果を発揮するのは、自主自律です
自主自律とは、外部からの指示や干渉に頼らず、自分の意思で考え行動し、自らの規範や責任に基づいて行動を制御すること。自主が「自ら進んで行動する」ことに該当し、自律は「自己の行動を律する」ことに重きを置きます
この二つが組み合わさることで、自分自身が主体的に目標を達成し、その結果に責任を持つ姿勢が育まれる、日本人などの人間がしっかりと大人として育つ人間性になるのです
自主自律を重んじることで、暗号資産やステーブルコインなどの様々な資産運用で、多くの誘惑や甘い話に乗っからず、真っ当な暮らしで豊かな暮らしを掴むことができます。事実、ハイリスクハイリターンの投資・パチンコ・スロット・公営ギャンブル・競馬は、自主自律を背く誠に真っ当ではない贅沢な賭け事です
執筆者自身も友人の誘導の元、はじめての公営ギャンブル「ボートレース」を挑戦しましたが、面白さは分かるものの、それにお金を投じる怖さを目の当たりにしていることから、それ以降、お金のことをもっとシビアに扱うこととしました
詐欺などの犯罪は、常に人間から襲ってくる試練です。どんなことであろうとも、犯罪は身近な脅威です。あなたが生きるための大事な道具である「お金」をどうか、自主自律を重んじて、お金を大事に守ってください
Circle社は、ステーブルコイン「USDC」に詐欺や紛争が発生した場合に取引の払い戻しを含む不正対策を実装する検討に入ったと報じられています。この機能の実装により、多くの詐欺被害者の救済に大きな効力が発揮すると期待されています
USDCは、インターネット上で繰り広げられる詐欺などの犯罪に悪用されているため、Circle社が今回の不正対策の実装に動いた背景には、USDCを使用した詐欺事件が多数発生していることに関連します。近年、USDCを使用した詐欺事件でメキシコからアメリカにかけての大規模詐欺事件が発生しました
架空の投資会社TeraBlook社はモバイルアプリを通じて月7~15%の利回りを謳った投資案件を1200人以上に日本円で300億円相当のUSDCを違法に集めていました
この詐欺事件は、アメリカとメキシコの広大なエリアで被害者を作り出し、地元メキシコのニュース報道でも取り上げられる騒動へと発展しました。USDCが実際の詐欺で利用される事例となったことから、ステーブルコインを用いた犯罪組織の利用に物理的な抑止の発動への声が大きく上がりました
USDCの競合銘柄であるUSDTも実際に多くの詐欺で利用され、実際に日本でもUSDTを利用した詐欺案件が出ています
詐欺撲滅に向けて、多くの人々に注意喚起と被害者救済に動く新宿109 KENZOさんによると、仮想通貨(暗号資産)系マルチは日本人を日本円から国内取引所を経由して海外の取引所で特殊な仮想通貨(USDT)に換金し、日本人からUSDTを奪い取ると指摘します。USDTは追跡が難しく、犯罪に利用されやすいため、安全な取引に見えても、実は危険な罠であることをKENZOさんが動画を通じて注意を呼びかけています
私たちができることは、自主自律を重んじて、暗号資産やステーブルコインなどの様々な資産運用で、多くの誘惑や甘い話に乗っからず、真っ当な暮らしで豊かな暮らしをすることです
詐欺などの犯罪は、常に人間から襲ってくる試練であり、どんなことであろうとも、犯罪は身近な脅威であると指摘します。あなたが生きるための大事な道具である「お金」をどうか、自主自律を重んじて、お金を守ること最優先で動きながら暮らしてください
今回は、USDCが不正対策の実装とステーブルコインで広がる不正利用について考えました。現代のデジタル金融環境において、ステーブルコインは革新的な技術でありながら、同時に深刻な犯罪リスクを内包しています
Circle社によるUSDCの不正対策は、この複雑な現実に対する重要な一歩であり、被害者救済と金融セキュリティ強化への意義深い挑戦と言えます
しかし、技術的な対策だけでは不十分です。私たち一人一人が、金融リテラシーを高め、批判的思考を働かせ、誘惑に惑わされない冷静な判断力を養うことがとても大切なことであり、重要なことです
デジタル時代の金融犯罪から身を守るには、常に警戒心を持ち、情報を慎重に精査し、安易な投資や甘い話に乗らない姿勢が誰にでも求められています
お金は単なる交換手段ではなく、生活と未来を支える大切な資源であることを再確認し、自分の資産を守るために、教育を受け、冷静に判断。信頼できる情報源からの助言に耳を傾けることが、今を生きる私たちの責任ではないでしょうか
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました
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