こんにちは。ALISにお越しいただきありがとうございます。
昨日、静岡県・熱海の大規模の土砂災害で19人が救助。2人の死亡が確認されたものの、正確な安否不明者がどれだけいるのかが、まだ把握されていません。
災害発生地域では、まだ避難指示が発令中のため、決して油断してはいけない状況であるのは変わりがありません。
今回は、新型コロナウィルスの感染拡大の最中で発生した、自然災害で災害ボランティアをやりたい方を対象に『災害ボランティアをする上で絶対に守らないといけないこと』と題し、執筆者の経験談を語りながら、一つずつ、お伝えしようと存じます。
まず、災害発生からの初期段階の場合、まだ熱海市の災害ボランティアセンターの開設の有無が確定してない場合、基本、静岡県熱海市在住者が災害ボランティアができます。それ以外の地域にお住まいの場合、災害ボランティアはできません。
しかも、現在は新型コロナウィルスの感染拡大の真っ最中であり、首都圏ではまん延防止等重点措置が適用している最中でもあります。その場合、まず、静岡県熱海市在住ではない住民は、災害ボランティアはできません。
これは新型コロナウィルスの感染拡大中の時に適用される、災害ボランティアの基本中の基本です。
自然災害が発生してしまうと、人間はどうしても、人の役に立ちたい気持ちの衝動がどうしても先走ってしまいます。
その時に目で見えるものは、被災地に必要な物資を届ける活動です。
ただ、これらの場合、まだ必要な支援が確定していませんし、まだ地に足がついていない状況のため、絶対に今は支援物資を送ってはいけません。絶対にお辞めください!!!
執筆者が自然災害を経験した時、とある場所で支援物資を道路上に放置した問題が発生し、当時の自治体がそのことをしている方々は直ちにお辞めくださいとの警告を発し、余計な混乱が生まれ、災害復旧に時間をかけてしまった教訓があります。
今回はそのことがないよう願いたいですが、これからどのような支援を検討しているかどうかをお悩みでしたら、絶対に被災地へ支援物資を送るのはお辞めください。
今回、静岡県熱海市で発生した、自然災害の場合、だれが災害ボランティアに参加できるのでしょうか?
これは非常にかんたん。
それは下記の項目に全て当てはまれば、災害ボランティアに行くことができます。
・静岡県熱海市在住であること
・宿泊 , 出張で長期で熱海市に居ること
・専門学校 , 短期大学 , 大学 , 大学院が静岡県熱海市にあって、その周辺に住まいがあって、そこから通学している学生さん
・国籍(=こくせき) , 性別(=せいべつ)に関係なく、静岡県熱海市に居ること
・最低2回の新型コロナワクチンの接種が受け終えて、さらに経過期間の2週間から3週間の待機期間を終えたボランティア参加者
・熱海市の要請で災害派遣要請により出動している、消防・警察・自衛隊などの職員
これに全て当てはまらないのであれば、絶対に災害ボランティアへ行かないでください。余計な迷惑をかける、押しかけ迷惑支援者とのレッテルが貼られてしまいます。
さらに、自然災害の場合、営利 , 非営利団体 , 企業から支援を求める銀行口座がSNSで掲載されることがあります。
これは、災害復旧に行う費用などを全て支援者のお金で賄うために掲載しているものであり、一見として怪しくないと思われがちです。
しかし、これはその目的を名目として、何も理由なく、報告することなく、そのお金が持っていかれ、何も被災者に直接、届けられることは絶対にありません。
執筆者の独自調査で明らかになった点として、そのような名目で掲載したページにどこにも口座から使用したものがいつ・どこで・どのように・どんなカタチで支援に使われたかを掲載していませんでしたし、何も報告が一切ありませんでした。
もし、この時にお金での支援を行いたいのであれば、前回のALIS記事で掲載した、災害復興みらい募金に大金を落としてください。
これだと確実ですし、この募金ページに活動情報というカタチで活動報告を行っているので、これなら安心して託すことができます。
是非、積極的にご活用ください。
執筆者の経験談で確実に言えることとしては、支援をやりたい場合は、災害発生した自治体からの指示を待つのが災害ボランティアの基本中の基本です。
ただ現実には、自治体より先行で災害ボランティア団体が被災地に設置し、何も許可なく勝手に災害ボランティアを決行する組織がいます。本当に存在します。
そして、何も理由もなく、被災したご自宅に訪問し、無償でお片付けをします。床下の泥を取り除きます。消毒までします。と被災者の心を悪用して、違法押しかけボランティアを強行で実施します。
そのような組織は確実に詐欺集団ですし、無断で個人情報を悪用することも十分あり得るので、むやみにその集団に個人情報を渡すのは、絶対にお辞めください。
もしその集団が来たら、下記のことばでお答えすれば、その集団は即座に撤収します。
『あと片付けは、知人や身内などが近くに住んでいる関係上、見知らぬところから来てもらうのは、本当にありがたいですが、大変申し訳ありません。他のところにあたってくれませんか? その場から離れないのであれば、警察を呼びますよ? 』
この魔法のことばは、同じ執筆の世界で同じ自然災害を経験した身近な方から、執筆者の私に教えてくれた、呪文です。
実際に同じ執筆の世界で活躍する子にその魔法のことばを伝達したところ、その魔法のことばを伝授した住民のほとんどが見知らぬ集団や組織を追い払うことに成功したとの報告が相次いだとのことです。
自然災害の場合、混乱した現場を訪問し、ボランティアの名目で個人情報を聞き取ったその後に、見知らぬところからの迷惑電話や詐欺電話がかかってきた事例が多発しており、実にこの魔法のことばを使うことで、復旧後の生活でそのような迷惑電話や詐欺電話がかかって来なくなるので、本当に効果抜群です。
今回、静岡県熱海市の大規模土砂災害で2人の尊い命が亡くなられたのは、本当に何とも言えない事実です。
お悔やみ申し上げると同時にご冥福をお祈り申し上げます。
そして、まだ夜を徹しての捜索活動を行う、警察・消防・自衛隊の皆さん。さらに、大変な世の中で被災地の応援で駆け付けた医師 , 看護師 , 自治体の皆さん。本当にお疲れ様ですとのことばをかけたい思いでいっぱいです。
新型コロナウィルスの感染拡大の中での、大規模の自然災害の発生。
一体、どこまで明らかになるのかが分からないものの、SNS上では同時進行で自然災害が発生した原因の分析等が現在進行系で進んでいます。
これで一人ひとりが自覚と責任を持って、待機することはしっかり待機し、オンラインでできることはしっかりとオンラインで活動してほしいです。
でも、今は、災害ボランティアへ行くものではありません。
絶対に行かないでください。勝手に災害ボランティアをやらないでください。
過去に自然災害を経験した、執筆者の願いです。
本当にお願い申し上げます。