

高市政権が検討しているとされる「食料品への消費税2年間限定ゼロ」という政策は、一見、家計を助ける救世主のように見えます
しかし、その後に控える「消費税12%(軽減税率10%)」への引き上げは、日本経済に前例のない衝撃を与えることとなります
この「飴と鞭」の政策が、私たちの生活や街の商店にどのような変化をもたらすのか。今回、3つの視点から検、1つずつ検証しようと存じます
現在、日本の労働者の実質賃金は物価高に追いつかず、苦しい状況が続いています
もし仮に、食料品の消費税ゼロを2年間限定としても、その後の反動で消費税12%に引き上げると、どのような試練や影響を私たち消費者がどのように受けるのでしょうか
一時的な浮揚と反動:食料品税率が0%になる期間は、一時的に物価が下がり実質賃金を押し上げられます。しかし、2年後に10%(軽減税率分)へ一気に戻り、さらに標準税率が12%に跳ね上がれば、物価が上がり実質賃金を押し下げられ、その反動はまさに、破壊的です
購買力の喪失:計算上、消費税が2%引き上げられるだけで、消費者物価はダイレクトに押し上げられます。賃金上昇がこれを上回らない限り、国民の購買力は2年前よりもさらに10%以上の目減りが起きやすくなり、海外投資家からも、日本株や日本債券を買わなくなるのは、間違いありません
このように、食料品の消費税ゼロを2年間限定としても、その後の反動で消費税12%に引き上げてしまうと、日本経済のみからず、株価にダイレクトな影響を受ける『実質賃金』『消費者物価指数』に破壊的な悪い数字を記録。多くの国民が疲弊していく悪い未来へとつながっていくのです
経済学には「恒常所得仮説」という考え方があります。人は一時的な減税よりも、将来にわたる増税を重く受け止め、財布を締めるというものです
賢い消費者の「防衛本能」:2年後に12%への増税が確定している場合、消費者は「ゼロ期間」に浮いたお金を消費に回さず、将来の負担増に備えて貯蓄に回す心理が大きく働きます
10%の心理的障壁: 標準税率が2桁の12%に達することで、「贅沢品だけでなく生活必需品も高い」という心理が定着し、個人の購買意欲は長期的な減退(デフレマインドの再燃)に陥ります
消費税増税による経済、実質賃金、消費者物価指数の悪化は、高市政権が掲げる『強い経済』にはほぼ遠くなり、2026年2月8日に投開票された衆議院選挙は、まさに無駄になるのは確かな真実です
最も深刻なダメージを受けるのは、地域の経済を支える個人商店です
フェーズ:個人商店が直面する課題
減税導入時:システム改修や価格表示変更の事務コストが発生
増税移行時:0%から12%への劇的な値上げを余儀なくされ、価格転嫁が困難
長期的な影響:1%の利益を削って耐えてきた店が、2%の増税分を吸収できず廃業が余儀なくされる
過去の増税時、小売業の廃業率は通常時の約2倍に達した事例があります。今回の「2年間の空白」を経ての増税は、価格設定の感覚を狂わせ、大手チェーンの資本力に対抗できない個人商店の閉店率を劇的に押し上げる「トドメの一撃」になりかねません。これは、高市政権が掲げる強い経済のイメージの崩壊です
「食料品ゼロ」は、選挙や短期的景気刺激には即効性があるかもしれませんが、その出口に待ち構える「12%増税」というハードランディングは、実質賃金を冷え込ませ、地域の商店街をシャッター通りに変えるリスクへとつながります
私たちは、目先の「ゼロ」に惑わされることなく、その後の「12%」がもたらす構造的な経済変化を冷静に見極めるがさらに強く出てきます
期間限定の食料品の消費税ゼロを掲げて、その後の反動で消費税12%に引き上げると、まさに個人消費や個人購買意欲の氷河期に突入するかもしれません。そんな未来が既に目で見えています
今回の投稿をふりかえります
食料品の消費税ゼロが招く劇薬の功罪で、消費税12%に増税後の日本経済に待ち受ける消費の崖は、短期的には実質賃金を押し上げる効果がある一方、その出口戦略として設定された増税は、日本経済に「破壊的」とも言える甚大なダメージを与えるリスクを孕んでいます
消費者は将来の増税を見越して防衛的な貯蓄に走るため、減税期間中であっても期待されたほどの消費拡大は見込めず、逆に12%という二桁の税率が心理的な障壁となって、長期的なデフレマインドを定着させることにつながりかねません
また、現場を支える個人商店にとっては、度重なるシステム変更の事務負担に加え、劇的な価格引き上げによる客離れが死活問題となり、地域経済の崩壊へと招き、地域経済を活性化すると掲げて当選した自治体のトップたちの交代にも直結します
結局のところ、目先の減税という甘い果実の裏には、実質賃金の低下や購買力の喪失、そして個人消費の氷河期という過酷な未来が待ち受けており、政権が掲げる「強い経済」とは対極の結果をもたらす危険が一気に高まると危惧します
私たちは一時的な刺激策の誘惑に惑わされず、長期的な構造変化が国民生活に及ぼす影響を冷徹に見極める必要があると思うのです
今回は、食料品の消費税ゼロが招く劇薬の功罪で、消費税12%に増税後の日本経済に待ち受ける消費の崖について見てきました
消費税は日本経済を支えると同時に、国税を支えるための貴重な財源の1つであることは変わりません
単純な理由で2年間限定の食料品の消費税をゼロにするのは、全てに於いての全体的なコストが重たくなり、中小の個人店やチェーン店が次々と疲弊につながり、働く従業員のリストラを加速するのもつながりかねません
このような真実が相まって、2年間限定の食料品の消費税をゼロにするのは反対です
消費税を見直すのであれば、消費税をこれまで通りに維持したままとし、個人の所得に応じた税額控除と自治体の市区町村税の控除額を最大20万円に引き上げる法整備と法律施行で、個人購買意欲がシンガポールに並ぶ世界トップクラスの強い経済大国をしていく。それが急務ではないでしょうか
高市政権が最大野党を壊し、安倍政権の二の舞になると危機感が高まったことから、日本経済依存を消費に回し、資産運用を海外にメインとする思考に切り替えました
今の高市政権では、中華人民共和国・ヨーロッパ・シンガポール・アメリカ合衆国のような経済先進国の力に及びもしません。今の高市政権では、信頼も信用も出来ません
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました











