白い犬のCMでおなじみのソフトバンク
携帯会社であり、関連会社にはPayPayやLINE、Yahoo等が連なっています
ソフトバンクグループの中核会社であり
「300年間成長し続ける会社」を目指すと掲げています
売上高は年間3%程度の成長
営業利益は2016年から2019年で11%の増加
既に規模の大きい会社なので年間10%20%というような成長は難しそうです
営業利益率は20%近い数字を維持
ROEは毎年20%以上で
これはKDDIの15やドコモの14を超える数字です
次に財務健全度ですが、同業他社で時価総額の近いKDDI、ドコモと見比べます
ソフトバンクの自己資本比率は2019年に20%となっており、KDDI・ドコモと比べて低い数字になっています
何かあった時にはソフトバンクグループから資金投入してもらえるか・・・?
フリーキャッシュフロー(営業CF+投資CF)を見ると、ソフトバンクは若干劣るようです
ドコモが飛び抜けて高くなっていますね
配当性向は各社ともに50%程度になっています
2020年の第2四半期報告書からの進捗状況から今期の最終業績と1株価値を計算します
営業利益の前年比6.5%の成長を前年最終営業利益に乗して
818,188百万円から870,000百万円に増加
純利益の前年比4.1%の成長を前年最終純利益に乗して
462,455百万円から480,000百万円に増加
1株当たり配当を85円とそれぞれ仮定
現金などの資産状況は第2四半期決算短信の内容から変わらないものとした場合
計算によって求める1株価値とPERレシオは以下のようになりました
※1株価値の計算は 「ほんとうの株のしくみ」より
※PERレシオの計算は「ピーター・リンチの株で勝つ」より
2020年2月4日の最終株価は1492円
営業利益や資産から計算した1株価値(1002円)と比べると割高な状態
PERレシオは0.71でこちらも割高を示しています
以上の内容から
成長率は低く時価総額は既に巨大であり、ここからの株価急騰は見込みにくい
株価は割高な状態にあるが、配当利回りが高く下落もしにくそう
現在の価格で積極的に買いたくはないが、1000~1200円程度にまで下落した際には
配当目的のポートフォリオに少量加えて
業績の低下がないか、配当が継続して出せそうか、増配・減配はあるか
そういった状況の監視を続ける必要のある銘柄とします
1483円で購入していて、今は若干のプラスになっていますが
ちょっと早まったかなぁと思っています。。。