このニュースレターでは世界最大のスタートアップデータベースであるCrunchbaseに基づき、
・米国中国以外にも、欧州、アジア、アフリカなど多岐にわたる地域の企業
・一部の投資家にしか注目されていない隠れたポテンシャルを秘めた企業
・注目される分野でとりわけ新奇性が高い珍しいビジネスモデルを持つ企業
・私たちが利用するべき暮らしや開発を豊かにしうる海外のサービス
を毎週1回土曜日に配信しています。
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以下本編です。
ノーコードは最近大きな話題となっていますが、今回はシリーズAからシリーズB中心に資金調達をした比較的規模が大きめのスタートアップをまとめました。
今週のテーマはAIや分析ツールなど企業側で扱うのが煩雑で難しいソフトをノーコード化するツールと、ホームページやアプリなど私たちが実際に開発に使えるノーコードツールの2極化が進んでいた点が特徴的です。
前者はこれまであらゆるクラウドツール(AWS、Azureなど)が存在する中でそれらを統合し、使い手にとっての顧客開発を促進する、簡単に言えばいろいろな場所で散らばった情報をユーザーが使えるように見やすくノーコードで管理するということを指します。
後者は現在話題のノーコードツールやWordpressなど多くのコーディング不要なアプリ・ホームページ開発ツールがありますが、それらの新しい形を通じてよりエンジニアと一般人との垣根を下げていくことを目的とした多種多様なアプリを指します。 例えばアプリを作るだけではなくユーザ流入数の観測まで一元化して行えるようなサービスなどが含まれます。
ひとくちにノーコードといってもToB、ToCに分かれていることが大きな特徴です。
では早速いきましょか。
📅調達日:March 22, 2022
💰調達額:$52,000,000
👥主要投資家:Snowflake, Andreessen Horowitz,Etc
🌍国:California,🇺🇸
【誰のどんな課題をどのように解決するか?】複数のプロダクトにおいてデータを管理しているアナリストや企業内の人々のツールが散らばってしまい統合ができず、何にどれだけ注力しているか見えなくなってしまうという課題をSQLなどを用いつつNocodeでの観測が可能なアクセス管理ツールで解決。
【日本に展開するなら?】 既にNotionなど複数の媒体から信頼されており日本でもSaaS向けに 展開する余地は大いにある。観測可能データが多すぎるのは日本のサービスには不向きか?
【備考】SQLで組成されたデータをノーコードで閲覧可能にし、観測の粒度と効率性を高めたプロダクト。 より高精度でかつ視覚的な観測が可能である一方で使用方法については少々ハードルが高くチュートリアルが用意されていたり技術者向け的側面もある。観測ツールとしては極めて優秀な性能を誇る。
📅調達日:March 24, 2022
💰調達額:$49,452,750
👥主要投資家:Partech, SIDE Capital
🌍国:Paris,🇫🇷
【誰のどんな課題をどのように解決するか?】ホームページを保有しているユーザの自らのホームページを多言語対応させたいにもかかわらず新しくページを作り直したり翻訳ツールをかけるのが面倒だと言う課題を、接続するだけで翻訳可能な高精細翻訳プラグインツールで解決。
【日本に展開するなら?】ホームページに日本語版が存在しており日本人向けの展開もなされている。 採用ポジションは日本向けにはないが日本語のような複雑な言語であれば大いに需要あり。
【備考】生成済のホームページに対して翻訳機能を接続し簡単に地域ごとにローカライズができるようになるプロダクト。すでに多くの濃厚とツーリズムの連携が可能で中国語フランス語英語など4カ国語に対応している。 多言語版のSEOにも対応しており名実ともにここのサービスを使えば接続だけでローカライズができる。
📅調達日:March 17, 2022
💰調達額:$14,000,000
👥主要投資家:Gaingels, Kevin Lin, The Raine Group etc
🌍国:California,🇺🇸
【誰のどんな課題をどのように解決するか?】自らの才能を開花させたい漫画家やストーリーテラー、小説家や作家のより広範囲に活躍の幅を広げて自身の知名度やポテンシャルを最大開花させたいと言う課題を小説をノーコードでギャルゲー化させるゲーム生成アプリで解決。
【日本に展開するなら?】めちゃくちゃ日本受けしそう。もともと群像劇やキャラクター同士の物語が進む小説の延長線のようなゲームが主に流行している国。二次創作とかは特に流行りそう。
【備考】作家が記入したセリフに対してイラストレーターとマッチングされたストーリーが生成され一人ひとりのクリエイターがストーリー性のあるゲームを作れると言う画期的なアプリ。 このアプリを通じて有名になった作家も少しずつ増えてきている。作家とライブチャットで会話ができるイベントもしばしば開催。
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