ALISでついに新トピックが解放されましたね。まさか次に解放されるのが「御朱印」とは思ってなかったので、かなり驚いています。
正直、ALIS×御朱印で何を書けば良いか全然わかりません w
まずは、「御朱印集め」でGoogle検索して、サジェストされる単語を確認してみました。
どうやら、御朱印集めの意味・理由を知りたい人が多いみたいですね。
そもそも御朱印とは、お寺・神社の窓口で参拝の記念として、お金(¥300)を払ってもらえるお寺のサイン・判子のようなものです。
最近は、御朱印をアートや観光の記念と捉えて集める人が増えています。御朱印ガールなる言葉も出てくるくらい、女性を中心に若い人の間でも人気が出てきています。
起源は室町時代に遡ります。神社・お寺に納経した証として納経帳に納経印をもらっていました。これが、江戸後期以降、参拝の際にも記念として納経帳にスタンプを押してもらうようになったようです。
大正〜昭和初期に旅行ブームがあり、旅行の記念として寺社の朱印や観光地の記念スタンプを集めるという習慣が定着したそうです。
また、昭和初期にはスタンプ収集ブームがあって、御朱印もスタンプと同列に扱われていたみたいです。この時に、スタンプと分ける形で、"御朱印"という名前で呼ぶようになったようです。
御朱印集めの意味とは一体、何なんでしょうか?
納経印には、納経した証、納経した証を集めることで極楽浄土に行けるなどの意味がありましたが、昭和初期に確立された現代の「御朱印」にはそういった要素はもうないんじゃないでしょうか。
「御朱印集めの目的=旅行の記念、アートとしての収集、(その他各人が定義する)」で良いのではと思います。
よく「御朱印集めは遊びじゃないんだ、宗教的行為なのだから、きちんと時間をかけて参拝し、清らかな気持ちで御朱印をもらえ!」という意見がネット上に散見されます。
私としては、お寺・神社側として、もしそういったルールをきちんと守らせたいんなら、①参拝しないと御朱印をもらえないようにする、③檀家にならないともらえないようにするなどの対策を取って信者以外を排除すれば良いのに、なぜやらないんだろうと思っちゃいます。
そこでピンときたのですが、お寺・神社側は、ある程度、ライト層に御朱印をもらいにきてもらわないと困るのです。自分の宗教を布教したいわけですから、興味のない人にも何らかの形でリーチして、その上で自分の宗教の側に引き入れたいわけです。そのため、信心深い人だけが御朱印をもらえるようなシステムにはせずに、広く人を集めた上で、御朱印をもらった人に対して、「真面目に参拝しよう!御朱印もらったんだからちゃんと敬意を払おう。」と解くわけですね。
神社・お寺側は信者を集めたい、より深く信心して欲しいというポジションなので自然な行動と考えられます。
神社・お寺の人側以外でも同様の主張をする人がいますが、多分とても正義感の強い人(お寺・神社の人に共感)か、日本文化信仰の強い人(日本文化を守りたい)か、その実際にその神社・お寺の信者なのでしょう。
御朱印集めの意味・目的は自分で自由に定義してら良いのです。信心深くないと、集めちゃダメってこともないですし、心苦しく思わなくても良いです(みんなポジショントークしてるだけ)。アート目的でも記念目的でも自分で意味・目的を見出して御朱印集めを楽しみましょう!