仮想通貨は法定通貨を破壊しない話

こんにちは。

仮想通貨・暗号通貨にはいろんな特徴があって、単に株式やFXの親戚みたいに捉えているのは勿体無い話です。その「特徴」故に、日本をはじめとする各国の政府は仮想通貨がメジャーになることをできる限り遅らせようとしているみたいです。

仮想通貨って、そんなに危険なものなのか？というとそんなことはありません。

ビットコインやイーサリアムなどを「通貨」として見た場合、仮想通貨を持っているから国が滅びるとか、世界が滅びるとか、ありません。自分の地元の道路を舗装して欲しいなあ、とか、電柱は全部地下に埋めて欲しいなあとか、そういう「リアルな世界」での要望に答えるのは、法定通貨の仕事です。法定通貨＝税金です。リアルな世界で、みんなで助け合って幸せな生活環境を維持するには税金が必要。つまり、この世のリアルな世界がある限り、法定通貨はなくなりません。仮にビットコインが税金の支払いに使われたとしても、そのビットコインが自分が住んでいる国の状況を考慮して価値を上下することはないわけで、もしそんなことが起きたらそれは特定の国のために作られた別コインになってしまいますね。

では仮想通貨の何が怖いのか、というと、まずはその「管理方法」でしょう。今の所、IT技術に明るい人にしか進められないのは、秘密鍵とウォレットの管理がまだまだ庶民レベルとは程遠いものだということです。ウォレットの所有者が誰なのか特定する方法がないので、秘密鍵をなくしたらアウト！これは本当に怖いですね。逆にいうと、だからこそ、「お金と所有者を確実に結びつける」ことができる、法定通貨は無くならないのです。

これまで以上に多くの人が仮想通貨と法定通貨の特徴を理解し、住み分けをきちんとできるようになればいいですね！