自分で実際に飼ってみないとわからないことなのかもしれません。実際、自分もそうでした。
どうやら犬という動物は、自分のことを「人間だ」と思い込んでいるようです。毎日、どうにかして人間の言葉を話してやろうと、頑張っては見るものの、口の形が違うために「ワン!」という音しか出てこない。これをどうにかできないかと、毎日のように頑張って人間と話そうとしているようです。そして話せない分、目で語ろうとします。あるいは体で表現をしようとします。
さらに、犬は自分のことを「僕はあなたの家族だ」と思っているようです。だから、いつも周りを警戒して、大事な家族を守ろうと行動しています。これは飼った人にしかわからないかもしれませんが、本当にそんな気がするのです。
一方で、(これは日本の特徴でもありますが)人間にも勘違いをしている人がいます。犬は「物」と同じだ、というのです。普段は家の中で暮らしている犬でも、お出かけしたときは屋内には入れませんし、電車やバス、飛行機に乗るのも厳しい制限がかかります。さらに、飼い主とはぐれると・・・ガス室で殺されてしまいます。
ブロックチェーンプロジェクトへ
これをALISに書いているのには理由があります。ブロックチェーンとトークンに未来を感じており、仲間達の力を借りたいと思っているからです。「共に助け合って生きようよ」と言っている仲間を、それが仮に別の種類の動物であっても、人間の理不尽な考えのもとで苦しめたり殺したりと言ったことは、やめるべきですが、どうしても利益優先の中央集権社会ではこれを止めることができません。
人間の場合と同様に、犬を出産をコントロールしているブリーダーさんたちは、その子を販売したら責任終了という考え方を改めてもらうべきではないでしょうか。親は、「子を産んだ責任」というものがあります。また引き取った側の人間もまた責任があります。何らかの理由で別の人へ引き渡すにしても、引き渡したから終わりではなく、引渡し後も、此の世を去るまでずっと幸せに育ててもらえるような親を見つける義務があると思っています。
私は、(人間を助けようとする生き物としての)「ペット」にはID番号を付与し、その子の日々の健康状態の変化や、どのような最期を送ったかなどを、人間がしっかりと責任を持って管理をすべきだと思っています。誰もがデータを見る事ができるブロックチェーンを使ってそのペットIDをトラッキングしていけば、みんなでその子の状態を見ることができ、無茶な生活を強いられている場合は引き取りみんなの手で育てる事が出来るのではないか、と思っています。ブロックチェーンは、基本的にはオープンでクリーンな技術です。既得権益で操作されるようなクローズドなシステムではありません。
このペットIDトラッキング管理ソリューションがコインを発行できれば、寄付と同様の働きをしますから、継続運用が可能になるでしょう。このように仮想通貨は、今まででは難しかったことを実現できてしまう力を秘めています。
誰が主役なのか、の話ではありません。命を育むということは、みんなが主役です。
これは決して、里子に出すことを助長するソリューションではありません。ゴールは、「命はみんなのもの」ということです。生きている者たちは、みんなで力を合わせて幸せになろうよ、ということです。