異例づくめの新生活。
今回の作品はこちら。
車種:三菱 ランサーエボリューションIX
画材:デジタル線画 鉛筆 ホワイトペン A4コピー用紙
制作期間:7週間ほど(30時間ぐらい)
これは最近の作品なので詳細な記録が追えました。だらだら描いてたから長期間。
最初に、複雑な造形になっているテールランプから取り掛かったようです。
手でこすれて黒くならないように、必ず左から右に描いていくので、その流れでリアスポイラー、トランク、リアバンパーも塗っていきます。
ちょっと進んだ段階です。
リアスポイラーの光沢感に満足していた記憶があります。
トランクに書かれいる「EVOLUTION IX」のエンブレムがあまりに細かいメッキパーツなのでここでホワイトペンを使いました。
さらに進んだ段階。
テールランプもなんとなく雰囲気で描き上げ、黒で塗りつぶすところ以外は、リア周りが仕上がった状態です。
この写真だといまいち伝わらないかと思いますが、ライセンスプレートのエンボス加工もちゃんと表現しています。
そしてこの先はメイキング動画です。
この動画で初めて細部を描き込む様子を映しています。(1:00~)
第8回と同じようなソリッドイエローなので今回も同様にボディのコントラストは悩みました。
ただ、カーボンパーツが多く黒い面積が広いので、第8回で紹介した作品よりは踏み込んでいけたと思います。
世界観のしっかりしたカスタムが施されていて僕はこの車とても好きです。(非常に細かい話になるのであえて書きませんが)
ローライダーのショーアップを見ていると「車いじりも突き詰めていくと芸術品になる」と強く感じます。
下からのぞき込んでも見えないようなところまでカスタムぺイントと彫刻を施し、メッキをかけ、指紋一つ付けないように丁寧に搬入・展示される様はまさに工業製品が芸術品に昇華されていく過程です。
この車にはその片鱗を感じました。
第1回で紹介した車もです。絵に描いた状態は実はまだ最終形ではなく、後にさらなるカスタムを施し日本一のホットロッドショーでアワードを獲得しました。
ちなみに、なぜ前半のリア周りを動画にしなかったかというと、撮ってもTらさんの頭しか映らないからです。そんなのいやだ。動画にした分もだいぶ映り込んでいたので、魔法の光で消しました。
なににしよう。。。