今回のお話は、上図の3階の部分の「厚生年金基金」の解散について筆者が実際に、基金の事務局まで出向いて直接聞いてきたお話でございます。
これは、まだサラリーマン投資家だったころのお話です。(2016年時)
金融ブロガーとしての筆者の支持層の80%以上が35歳以上の男性となってございまして、この厚生年金基金の解散という問題について、やはり気になっている方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと・・
厚生年金基金を投資として捉えれば、単純に大負けです。
先物OPTION的に言えば、先っちょだけインザマネー!
事務局に出向きますと、直ぐに損失額を計算してくれました。
現時点での予定支給額をPCですぐに算出してくれました。これは掛けた年数と金額によってみなさん、異なっているのですが、名前と生年月日を言えば、すぐにだしてくれると思います。
筆者の場合は65歳から支給開始らしく、平均寿命の82歳から開始年齢の65歳を引いて17年貰える想定で計算してくれました。
よって、一般的な数字でいくとだいたいですね
月額2万円(現時点での支給予定額)基金から貰うとして、年間で24万円の支給ですので、(この時の筆者は、40代半ばです)
24万円x17年で、想定受け取り金額は約408万円の計算だという事でした。
勿論の事ですが、何百もある基金によって余剰資産の残りが違うという事ですが、筆者の基金の場合で申しますと、1割~2割ぐらいみたいです。(現状ではっきりとは教えられないとの事)
また、掛け金から計算するともっといたたまれない事になるのではないかと思います。勇気のある方は、給料明細を引っ張り出してきて今までの掛け人の合計、また、65歳までかけ切った場合の掛け金の合計を計算されても・・
そして、当基金はまだ比較的優秀なほうだという事で、悪ければ分配一時金が全くでない基金や、更には代行部分にまでマイナスが発生していて、解散時に穴埋めの為にお金を逆に支払はないと解散もできない基金も少なくないとのことです。
投資家としては負けで済ますことが潔く思えますが、サラリーマンといたしましてはそうはいきません・・老後の死活問題であります。
筆者なんかも、かけた金額分ぐらいは、返還されると思っていましたので、怒りが込みあがってきました、、しかし担当の方もおっしゃっていたのですが、国の指導であり得ないラインにまでいきなり引き締めが行われたと、、ある意味陰謀です! と正直におっしゃて下さった担当の方も、返還の清算業務の後、失業だそうで、何も責められませんでした、、
実際に自分の入っている年金基金に突入して直接聞いてみましたが、ハッキリ言って詐欺に合ったに近い結末になってしまいました。また、それぞれ基金によって事情が異なりますので何もはっきりした事はいえませんが、
自分の未来を切り開くためにも、見ないふりをするよりも、現実をしっかりと見たうえで受け止め、行動あるのみであります。
この担当さんとは、何回かお話したんですけれども、プロの年金運用者として基金だけではなく、本体の年金も運用の仕方も、ハッキリ言って同じです!とのこと
GPIFなんてもっと怪しい運用をやってそうですよね。(海外投資など・・)
「1970年~の生まれの人たちは、びっくりすると思います!」オフレコで教えて下さいました。「税金を使って、助けるか助けないかは有るでしょうけど・・」と年金本体部分についても、はっきり「穴だらけです」とおっしゃっていたのが、印象的でした。
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