タイトルにあるが、今回2回目の記事投稿である。
初回の記事投稿はこちら↓
一発目の投稿で自己紹介をしなかった理由を述べる。
ALISの他の記事で、初回の投稿では、初回の投稿ということを訴求した方が、広く読まれたり、伸びるというのを読んだ。
しかし、「自分はこういう人間です!」という自己紹介がポンとあって、「面白そうだな、次から読んでみるか」という気分になるだろうか。
もしなるならば、相当文才のある者か、面白い経歴の持ち主か、はたまた元々の著名人か。いまどき「東大生ブログ」とだけあっても読む気にはならないだろう。
余談だが、本記事のタイトルは「新入社員」+「アドマン(広告代理店に勤める者)」だ。日々のなれない激務で四苦八苦していることは容易に想像できるだろう。この記事を読んでいるということは、そんな想像によりあなたの気を惹いたことに成功したようだ。
話しを戻す。
どうせ1発目の投稿が様々な人の目に触れるのであれば、どんな記事が書くのか、1個でも例があった方が情景がうかぶようでいいだろう。
しかし、この記事を「1発目投稿」としてしまうのは嘘になる。
そこで、「2発目」とした。
逆に「2発目投稿」とは見ないものだから、逆に目立つのではなかろうか。
(本当は、初投稿してから1発目の自己紹介は伸びるという記事を読んだだけである。)
長くなってしまったが、以上前置きである。
ヨキの自己紹介 「新入社員アドマンでございます」
そう、かの事件で一世を風靡した、激務で有名な広告代理店勤務である。
大学でマス・コミュニケーションを専攻し、華やかな業界を間近で見ていくなかで、
「広告って楽しそう」と思ってしまったのである。
よく聞く失態である。
就活時代から日は浅いが、その時から「朝方に帰る」や「終電を逃す」はもちろんのこと、「2徹3徹はしょっちゅう」などというそれまでに聞いたこともないようなワードを知ったのもこの時であった。
「僕もこんな風になっていくんだろうなぁ・・・」
と朧げもなく思いながら、広告代理店かっけえなどと憧れていた。
入社後。
新入社員はこきをつかわれ、来る日も来る日も終電・・・
なんて日々はなかった。
むしろその逆である。
まだ戦力でない新入社員に任せられる仕事は少なく、たいていは30分~1時間くらいの残業で帰れるのである。
先輩社員を見ても、就活時代に憧れた、「タレントの撮影」や「海外出張」などの華やかな業務は皆無だ。
「(夢にまで見た)広告代理店って、こんなものなのか・・・?」
そう。こんなものである。
いわゆる、「電博」以外の有象無象の代理店は、地上波の仕事は少なく、
皆が抱く「広告業界」のイメージとは程遠い、地味で泥臭い業務ばかりだ。
今の私は、暇さえあれば「飛び込んでこい」と上司に言われ、飛び込み営業と数少ない既存クライアントの印刷案件の仕事をこなす日々である。
しかし毎年電通が発表する日本の総広告費では、前年より増加とされ、まだ伸びる業界であろうというのが世間的な風潮。
出展:http://www.dentsu.co.jp/knowledge/ad_cost/2017/
だが、実態は違う。はっきり言うが、広告業界は斜陽産業である。
4マス媒体と言われる媒体のうちの新聞・雑誌はあきらかな縮小傾向。
テレビもほぼ横ばいであるが、統計操作の可能性も否定できないし、これからテレビ離れがますます進んでいくことが予想できるので、どうなるかわからない。
(これ以上書くと存在ごと消されかねないので、ここまでにしておく。)
唯一の希望はスマートスピーカーの普及によるラジオ広告の復調であるが、これもわからない。スマートスピーカーの普及にも時間はまだまだかかるし、普及したとしても、ラジオを聞く機能を積極的に使う人は限られるのではないかと考えている。
じゃあ何が右肩上がりの総広告費のシェアを占めるの?
という疑問の答えは「インターネット広告」である。
他の媒体が縮小を続けていく中で、2016年・2017年と続けて前年比110%超え、
テレビにも追いつく勢いだ。
しかし、「インターネット広告」については、一概に「広告費」とは言えない。
もちろん、「純広告」と呼ばれるバナー広告などは従来の媒体と同じように、広告枠を買い取り、表示するものもある。
だが、従来の広告と決定的に違う点を1つ挙げるとするならば、
広告の反響(レスポンス)がわかってしまうという点だ。
これに加え、ユーザーの特定や精度の高いセグメントやターゲティングが可能になり、インターネットにおいて「広告」とは狭義でナンセンスな言葉になってしまった。
いまや、「デジタルマーケティング」と総称し、戦略を練っていかねばならぬ時代である。
客数×客単価 ×購入回数 を計算したり、
目標金額を購入率から逆算し、流入数を伸ばすための施策をうったり、それにかけられる予算が目にみえるようになったり・・・
ウェブ広告も、クリエイティブテストが低予算で行えたり、自分で出稿できたりする。広告代理店不要論もここが始発点ではなかろうか。
長々と書いてしまったが、こんなところである。
ここに書いてあることは、広告業界で努めていれば、嫌というほど聞かされることである。業界の人がこの記事を見れば、「またこれか」と鼻で笑われるだろう。
業界のことがメインになり、自己紹介もわずかになったが
以降は広告業界のあれこれも発信していきたい。
幸いなことに私は新入社員だ。
業界に染まってもいないし、この業界に骨をうずめるつもりも全くない。
せきららに書くことができるこの立場を、活かさないつもりはない。
気になったらたびたびチェックしてもらえると幸いである。
ヨキのツイッター
https://twitter.com/WEHG3AfZdAND8rO