今回の懐・古・趣・味は前回紹介したドリームキャストと一体になったテレビ「CX-1」について紹介します。(マツダの自動車ではありません)
このテレビの企画・販売を行ったのが在京キー局の一つである「フジテレビジョン」。
この頃のフジテレビは「やまとなでしこ」や「あいのり」などヒット番組を連発していました。また1997年には河田町から現在も社屋があるお台場に移転するなど、フジテレビの変革期である時代でした。
そんな2000年に日立マクセルのオンラインショッピングサイト上や一部の店舗で限定販売されたのがこの「CX-1」です。
90年代末期の雰囲気ですね。個人的にセガといったら青のイメージなのでセガらしいデザインだなと感じます。
どうやらこのテレビのコンセプトは“1970年代から見た2000年のテレビ”というコンセプトだったらしく、そう聞くと少し未来感のあるデザインですね。
実はドリームキャストにはカラオケができる機能がついていましたが、残念なことにこのCX-1はブロードバンドアダプタやドリームキャスト・カラオケの接続も非対応なので、この機能が使えません。
2000年当時、デジタルカメラがまたフィルムカメラより出荷台数が少なかった時代に、このCX-1は付属でデジタルカメラが付いてきました。
31万画素でJPEG圧縮の画像を31枚まで保存できるというカメラだったらしいのですが、2000年代初頭のデジタルカメラという感じの性能ですね。
このCX-1のお値段は88888円でした。ふざけて「8」を連打したわけではないです(笑)
事実です(笑)
というのも最初に書いてあった通りこのCX-1はフジテレビジョンが企画したもので、
この値段もフジテレビのチャンネル「8」を意識したユニークなものだったと考えられます。
今回の懐・古・趣・味はそんなCX-1についての話でした。