※この記事は理論編です。実践編は後日投稿予定です。
こんにちはYSマグニートです。
初期の手札を眺めながら、今回はどう戦っていこうかな、とこれからの試合展開に思いを馳せるのはTCGの醍醐味の一つでもあります。
しかし制限時間は決まっており、どうしようかなと悩んでいる間に時間が経過し、結局急かされる形で、こっち!と決めている方も多いのではないでしょうか?というか私のことです。ハイ。
そこで、時間を無駄にせず、手に狙いをもたせる、またプレイの再現性を確保する(行き当たりばったりのプレイにしない)ために、序盤を整理してみました。
レートも高くないのにこんな記事書いて大丈夫かな需要あるかな、とも思ったのですが、自分の思考の整理にもなるし、ワンチャン上級者の方から指摘してもらって自分の思考の穴を埋めてもらえたりするかなとか邪な心もあって結局書くことにしました。
あと、文字ばかりでごめんなさい!!後日プレイ画面のスクショも用いて実践編を書く予定です!
1.You Start(先行) か Opponent Start(後攻) か確認する
2.マリガン
3.初期手札の分析
4.序盤戦
あーやっとマッチングしたかー。と変な安堵感で見逃すことがあります。
すでに戦いは始まっているので見逃さないように。
方針は、大きく2つ。
高攻撃力を引きに行く
属性が偏らないように祈る
高攻撃力を引くために低い攻撃力のカードはマリガン対象にしちゃいます。
遠隔の有利不利関係XYの有無
Xとアフィニティ関係にあるカードの有無
高攻撃力カード(630以上)の有無
高攻撃力カード(630以上)が複数枚あるか
※この記事で使われている用語の意味:
遠隔の有利不利関係XY:例えば光と闇はヘプタグラム上で遠い有利不利関係にある。この場合の光をX、闇をYとする。
非近接有利属性:遠隔の有利属性もしくは属性関係なく攻撃力を上回っているカードを指す
先行時
初手の場所はA4固定。
4-1.手札に遠隔の有利不利関係XYがある場合
XとYが手札にある場合、XをA4に出す。
後攻の応手と展開
4-1-1.後攻側応手が近接有利属性【最高の結果】
後攻側はB4に近接有利属性でA4を返してくる。
こちらはC4に非近接有利属性でB4A4を取り返す。
後攻側はB3でトリニティを作成してくる。
こちらはA3にYを投下する。A3のYはダブルトリニティを獲得できる。
上記の補足:
→序盤で盤面攻撃力がインフレしていないためC4でB4を取り返せる可能性は高い。
→B3とA4に対してYが有利を取れるのでB3でトリニティをとってくれればダブルが実現し易い。Yがパワーカードの場合は特にこの戦略を狙ってみる。
→B3にパワーカードの場合は考察の余地あり。(序盤からパワーカードを切ってくる人はあまりいない?)
→B3で後攻側が遠隔有利属性で返してきたときにA3でトリニティを完成させるかどうかは考察の余地あり。
4-1-2. 相手の応手が非近接有利属性【可もなく不可もない】
後攻側は非近接有利属性をB4に置きA4を返す
こちらは非近接有利属性でB4をとりかえす。
理由は、もしB4に対してC4で返しB4C4でアフィニティを発生させたり、近接有利属性で対応すると、D4でC4B4を返されてトリニティ作成される可能性がある。トリニティを解除するためにB3、C3、D3の何処かにカードを置かなければならず、つまりL字盤面に作らされることになってしまうため。
4-1-3.後攻側応手が離れた場所に低攻撃力をプレイ(最もあるあるな後攻の応手)
相手は高確率でC2に低攻撃力を置いてくる。
対応は下記の4-1-2-2が無難か。
4-1-3-1 B4にアフィニティを作る色を置き、積極的にダブルトリニティを作りにいく。ベイトする【ハイリスク・ハイリターン】
4-1-3-1を使う条件は下記2つ:
・トリニティ発動のキーになる色 に対しての解答が自分の手札にある
・XYで挟まれていてかつXとアフィニティ関係の色が手札にある
ex.例えば光X闇Yについて、水は「XYで挟まれていてかつXとアフィニティ関係の色」といえる。
4-1-3-1の場合、後攻側はA3 or B3 or C4でアフィニティの解除を狙うだろう。
4-1-3-1-1 後攻側アフィニティ解除+トリニティ生成の場合
後攻側A3orB3トリニティの場合は、YをA3orB3に置きダブルを狙う。
ここがハイリスク・ハイリターンな点。
相手がトリニティを作れるパターンは2種類
1つ目は、低攻撃力+アフィニティバフ(攻撃力580程度)のカードを不利側からひっくり返すパターン。
2つ目は、A4を近接有利属性でアタックしA4→B4と単純攻撃力でひっくり返すパターン。
憂慮すべきは1つ目のパターンで、相手の高攻撃力カードはトリニティバフをもらうので785以上になっている。このカードを返せないとこのカードを軸に展開され厄介(アフィニティ作成の懸念)。したがて4-1-3-1-1を選択する場合は、トリニティ発動のキー色に対しての解答が必要。
また以上より、B4にアフィニティカードを出す場合には、A4よりも高い攻撃力で出しておいた方が低リスクと言える。
後攻側がC4トリニティの場合、B3に非近接有利属性もしくはD4に非近接有利属性を置きC4を返す
なおC4トリニティの場合にB3にYをプレイすると、Yはシングルアフィニティであり、次のターン相手のA3で返される可能性はまあまあある。Yが返されてしまうと、Yは相手のカードとしてダブルアフィニティがついてしまう。
4-1-3-1-2後攻側アフィニティ解除のみの場合
A3 or B3 or C4のどれであっても、トリニティを先に生成するのはリスキーである。
だからといって相手のアフィニティ放置は相手に加点してしまうので、非近接有利属性を使って取り返す。
4-1-3-2 トリニティ発動のキーになる色 に対しての解答が手札にない場合【可もなく不可もない】
こちらは遠隔有利属性か単純に攻撃力を上回るカードをD4に置き、C2をとる。
アフィニティ作成の懸念は記述した通り。
4-2.遠隔の有利不利関係XYがない場合
4-1-1のような明確なリターンが得られることもないので、非近接有利属性を駆使しながら戦う。
後攻時
上記の先攻時の考え方をベースにすると、先行が用意した場所でトリニティを先に作成するのはリスクが高い、もしくは先攻がうまく行くと思って後攻にトリニティを作ってくださいとベイトしているおそれがある。
よって、ひっくり返す際にはトリニティを作成しないカードが良い。
先行初手はA4と仮定。
後攻初手はC2固定。
応手の基本方針
高攻撃力が複数ない場合、トリニティが出来ないように立ち回る。
具体的には遠隔有利属性を使ってひっくり返していくのが良い。
これをひっくり返せばアフィニティという時も、トリニティ発動のキー色を出されたら自分に解答があるのか、を考えてからプレイする。
トリニティを先に作りに行くのは将棋で言うところの原始棒銀みたいな印象。
きちんと受けられると行き詰まる感がある。
トリニティを作らないで戦っていくのは相矢倉みたいな印象。
どこに隙があるのかさぐりさぐりで、お互いプラスになる手というよりマイナスにならない手を出し合う感がある。
罠を貼るのは先行だが、手の主導権は後攻にある感じがする。後出し有利。
トリニティだけでなく、アフィニティを作る段階ですら危機感を持たないといけない。
トリニティを作成するなら、序盤は横一列か縦一列になるように作る。
L字をになるようにつくると、パワーカードで取り返されてダブル形成→取り返せない間に蓋されて終了 のおそれがあるため。