J1リーグ第23節が8/23~24に行なわれました。
酷暑の中、最後まで頑張る選手の姿、最後まで応援を続けるサポーターには頭が下がります。残り10節で順位を見ると、勝ち点40台の上位、30台の中位(これが大混戦)、ボトム3の三つにカテゴライズされてきた気がします。夏場を終え、調子を落とすチーム、上げるチームが出てくるのか期待しています。
では、試合結果と順位表です。
<試合結果>
鹿島 2 - 2 G大阪
鳥栖 1 - 6 神戸
浦和 1 - 2 松本
札幌 1 - 1 FC東京
名古屋 1 - 5 横浜FM
仙台 1 - 1 湘南
川崎F 2 - 2 清水
磐田 0 - 2 C大阪
広島 0 - 0 大分
神戸が順位を12位へジャンプアップさせました。これには酒井高徳の獲得が大きかったと感じます。フェルマーレン、酒井、飯倉、藤田をこの夏に補強した神戸ですが、今まで守備がウィークポイントと言われていた所にピンポイントで補強した印象です。足元で繋げる飯倉、迫力があるフェルマーレン、大崎、ダンクレーの最終ライン、西、酒井の元日本代表コンビ、中盤には山口、イニエスタを要し、FWにはビジャ、田中順也、藤本といったタレントが揃います。
その中でも出色と感じたのは古橋選手。他のFWにはないスピードで相手の守備陣を引き裂く良いアクセントとなっていると感じます。まだまだ差がない中位。このままの調子を続けていけば、上位も狙えるのではないでしょうか。
パスサッカーを標榜しているので、夏場に疲労が少ないのも一つの要因かも知れません。
6/23の記事でも触れましたが、今週はもうこれですね。鳥栖所属の元スペイン代表フェルナンド・トーレス選手が引退しました。
以下、トーレス選手の言葉の引用です。
「若い世代にできるだけのことを伝えたい。子どもたちに常に言ってきたのは、サッカーで大切なのは情熱と夢ということ。情熱や夢を教えることはできない。自分で見つけて、前へ進んでいってほしい」
「私は鳥栖が世界へつながる窓を開ける役割を果たした。そして、鳥栖には素晴らしいサポーターがいることを世界へ示せた。彼らはいいときも悪いときも常に喜びとポジティブな気持ちを与えてくれた。残留が決まった瞬間に泣いて喜んでくれた昨年のように、パッションを含めて多くのことを教わった。
私が鳥栖に来る決め手になったのは、小さなクラブでありながら、野心を語ることを恐れないところに無限の魅力を感じたからだ。困難な物事に立ち向かう人々と、ともに戦うことが私は大好きなんだ。このクラブには、偉大なポテンシャルがあると思っている」
なぜ鳥栖という地方クラブを選んだのか、お金ではない(もちろんお金が正義の場合もありますが)という言葉に強く印象を受けました。今後も日本サッカー発展の為に力を貸していただきたいですね。
<了>