J1リーグ第25節が8/30~9/1に行なわれました。
以前も触れましたが、気温が高く、また湿度が高い日本では数試合を観ていても、やはり運動量を落ち、選手にも疲労の色が隠せません。規定により飲水タイムが設けられているものの、試合後に倒れこんだり、膝をついたままの選手が多く見受けられます。日本だけでなく、アジアの戦いはこういった環境に慣れて行かなければなりません。現在のレギュレーションがそうである以上、従わなければなりませんが、やはり運動量が落ちたサッカーを観るのも、観客としても面白さに少し欠ける部分は否めません。もう少し戦術的な工夫、チームカラーを出していけると面白いかも知れませんね。
さて、試合結果と順位表です。
<試合結果>
名古屋 1 - 2 FC東京
横浜FM 3 - 1 G大阪
松本 0 - 0 大分
磐田 0 - 2 広島
神戸 2 - 3 札幌
鳥栖 2 - 1 仙台
C大阪 2 - 1 川崎F
清水 0 - 4 鹿島
湘南 1 - 1 浦和
さて、そんな今節は上位チームが手堅く勝利を収めた印象です。1~6位までがACL圏内を争い、 9〜16位までが残留争いの圏内という所でしょうか。(相変わらず残留争いの幅が広いですね・・・)。現在多くのコンペディション(リーグ、ACL、ルヴァン杯、天皇杯)を残している鹿島がジリジリと順位を上げてきており、流石に歴史と実力を感じさせます。法政大から加入した上田綺世選手は今節2ゴール。本当に鹿島は若手を成長させるのが上手いですね。一方、同様に全コンペディションを残す浦和は11位と低迷(下手したら降格争い)しております。これからの巻き返しに期待です。
さて、日本サッカー協会(JFA)は8月30日、9月に行われるキリンチャレンジカップ2019、2022年カタールワールドカップ・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選に挑む日本代表のメンバーを発表しました。今回招集された23人のメンバーのうち、実に8割以上にあたる19人の選手が欧州のクラブに所属。Jリーグクラブの所属選手はDF畠中槙之輔(横浜F・マリノス)、MF橋本拳人、FW永井謙佑(ともにFC東京)、鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)の4人のみでした。
過去の日本代表で最も多くの海外組が招集されていたのは今年6月に行われたキリンチャレンジカップのトリニダード・トバゴ戦、エルサルバドル戦。この際は18人が招集されていたが、国内組9人を含めて総勢27人のメンバーでした。今回はより少ない23人のメンバーのうち19人が海外組で占められています。
選手が所属する欧州クラブの国籍は全10ヶ国と多彩。ポルトガル、ベルギー、ドイツが各3人と最多で、フランス、スペイン、オランダが各2人、イングランド、イタリア、トルコ、オーストリアが各1人となっている。
(ここからは完全に個人的な感想ですが)非常に多くの国で活躍する選手が増えた一方、数年前と比べ、所属クラブの小粒感が否めないような気がします。堂安律選手はPSVへの移籍合意が発表されましたが、もっと活躍し、ぜひ4大リーグへ移籍し、スタメンを勝ち取って欲しいです。また、召集が少なかったJリーグ組も、もっとアピールして国内からの召集組も増えるといいなと感じています。
<了>