前曲
前回のスター〇ックスのディス曲に続いて今回もうさん臭ぇサードプレイスについて歌った曲。
題して
Ver1:お洒落ポップ
とにかくお洒落で心地よい曲調でまとめた。ピアノのリフがとても良い。
ボーカルもクセのない若い男性のハイトーンな声で聴きやすいと思う。
Ver2:ファンクギター
Ver1のダウナー感は捨てて、クセ強めに感情を乗せてメロディックに歌っている感じ。ギターのリフがチョーカッケェ。「ヨハァアーク無き街♪」がカッコよくて気持ちい
悪乗りしてPV風の動画にもした。
前回はサードプレイス(笑)の異様な雰囲気に憤慨したステレオタイプの老害弱者中年男性であったが、何回か通ううちに、さぁど☆ぷれいすの居心地が良すぎてすっかり迎合してしまった哀しき弱者中年男性であった...。
~Lyric~
エスプレッソの香りが 漂うガラス張りの檻
知的ぶった猿どもが一心にくつろいでる
これ見よがしのMac、積まれた文庫
奴らが読むのは空気だけさ
ラテアートの泡にスマホ向ける浮かれた若者
の二席隣、俺の目下、黒い鏡面に 映る苦い現実
親指で掻き混ぜるSNS 居場所無き群れのSOS
Wi-Fi完備の看板に 惑わされる蛾の明滅に
立ち眩む浮動性はコマ送り
ああ コーヒー一杯で 借りる現代のオアシス
多国籍のカタカナが羅列される呪文
唱えれば得られる同族の証
余白なき街で集う選ばれし民草
温室を求む性根
アスファルトを砕く気概は無い
エスプレッソの香りが 漂うガラス張りの園
知的ぶって澄ましてれば なんだか心が安らいでる
散りばめられたサイン、積まれたムード
奴らはおそらく時勢を読んでる
ラテアートの泡が作るおっさんの髭面
タピオカミルクティー頼んでみる背徳感
ハッシュタグ打つたび 吸い込まれる生存圏
ポッドキャスト聴くたび 拡張される閉塞感
Wi-Fi完備の看板に 惑わされる蛾の鱗粉に
咽せ返る喘鳴は啄木鳥
ああ コーヒー一杯で 借りる現代のオアシス
多国籍のカタカナが羅列される呪文
唱えれば得られる同族の証
余白なき街で集う選ばれし民草
ああ コーヒー一杯で 借りる現代のオアシス
多目的の客達が吸い込まれる仏門
寄り添えば得られる同族の絆
余白なき街で集う選ばれし民草
温室を求める性根
アスファルトを砕く気概は無い
今回の歌詞で気に入ってるところは、
ラテアートの泡にスマホ向ける浮かれた若者
の二席隣、俺の目下、黒い鏡面に 映る苦い現実
親指で掻き混ぜるSNS 居場所無き群れのSOS
Wi-Fi完備の看板に 惑わされる蛾の明滅に
立ち眩む浮動性はコマ送り
ラテアートと真っ黒なコーヒーで若者と中年の心中の明暗を対比させたところがオシャんな気がする。
そして意味を通しつつもSNSとSOSで韻を踏んだところがナイス。
さらに看板の電飾に群がる蛾が明滅でクラっと立ち眩みという情景がもう詩的でおしゃん(自分で言う)しかも明滅!は白黒のストロボ!でコマ送り!というわkで点滅する連続写真のような情景を思い浮かべやすく、画的にも心情的に意味を通して想像しやすい眩暈のようで遅々としたモノクロの不快感をかなり詩的に表現できていると思うわけですよ!(本当にそうか?)
もうこの一分だけで勝った!(何にだよ)感がビシビシとわしの中に流れ込んできてもう勝手に満足しちゃってる。
あとは締めの「アスファルトを砕く気概はない」って救いのないオチも気に入っている。所詮はどこにも根を張れずに彷徨える根無し草。そんな貧弱なやつらがそもそも大都会のアスファルトを砕いて逞しく根を張ることなど不可能なのだ。サードプレイスに逃げ込んで優雅な時間と空間を借用するしかないのだ。ああ、
生きづらい世の中よ。皆山に還りフルチンになってその日暮らし楽しめばいいのに...。わしのように。
さて、
わしのアルバムも残り半分。
ここから先は老いや中年の悲しみを歌った繊細な歌が続く...。