私のさをり織りの師匠の個展が始まった。
保育園の時の先生、小学校の時の先生、色んな人が来る。
小学校の時の先生は作品を見て泣いていた。
クラスの中でただ泣きわめいていただけの存在の
内面の風光が表現されているのを
初めて観たからではないか。
ただの通学路で知り合ったおばちゃんも来ていたのはおもしろい。
子どもの時から、表札を見て、何何さ〜んと語りかけていて、
今回の個展の案内ハガキもポスティングしたらしい。
聞いた話では、さをり織りの創始者故城みさをの跡取りやさをり会館本部の指導者にとっても、
なぜ何名かの作者にだけ、こういう紋様が出るのか、不明なのだという。